海の見える理髪店 の商品レビュー
2018.11.18読了 ☆3.2 図書館で借りて読んだ。 直木賞受賞作品ということで読んでみたが、期待値が高過ぎたか… 海の見える理髪店と時計屋の話はまぁまぁよかった。
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家族にまつわる6つの短編集。 人は、もうどうにもならない後にも引けない失敗をしたとしても、人生を生きていかねば。時が解決してくれるかもしれない。だから、その失敗や後悔とともに一日一日を歯を食いしばって生きていこう。あの時こうしていれば。。。誰にでもあるけれど、誰にも止められない。...
家族にまつわる6つの短編集。 人は、もうどうにもならない後にも引けない失敗をしたとしても、人生を生きていかねば。時が解決してくれるかもしれない。だから、その失敗や後悔とともに一日一日を歯を食いしばって生きていこう。あの時こうしていれば。。。誰にでもあるけれど、誰にも止められない。大切なのは、起こってしまった事実を受け止め生きていくことなのかなと思う。
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このところ純文学づいてますが、借りたので。主に「老い」をテーマにした純文学短編集。 海辺の辺鄙な理容室。老人が一人で待っているが、客はほとんど来そうにない。しかし噂では評判が良い。そこでおまかせできれいに整髪をしてもらっていると、店主が回転してからのこれまでの波乱万丈な経緯を語...
このところ純文学づいてますが、借りたので。主に「老い」をテーマにした純文学短編集。 海辺の辺鄙な理容室。老人が一人で待っているが、客はほとんど来そうにない。しかし噂では評判が良い。そこでおまかせできれいに整髪をしてもらっていると、店主が回転してからのこれまでの波乱万丈な経緯を語りだす…。 本当のところは、そろそろ気楽なミステリ系でも読もうかなと思っていたところ、表題作は古いタイプのカギカッコを使わない会話を入れてくるので、正直めんどくさいタイプかな?と思ったものの、2作目からは普通。 実家に帰って夫にメールを出すも、謎の返信が返ってくる話はちょっと変わっているが、それ以外は「起こりうる」話をなんともうまく描写しているが、小難しい表現もせず、純文学と気合を入れずに読める。 でもまあ、「成人式」だな。あれはいい。深く書かないが。 (追記)知らずに読んでたけど、直木賞ですか。純文学系は芥川賞だけど、たしかにこねくり回したあざといブンガクヒョーゲンが無いのは、芥川賞向きではなかろう。ただ、賞を取ったからって、文庫化しないのは、なんか違うんじゃないの?と思う。文庫化した頃には、誰も見向きしなくなってるよ?純文学は地味なのだから。
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一話が短くて読みやすい。ただ話が急展開で進み、終わり方がはてな?がつくから考えながら読まないとわからない。 成人式の編は終盤にかけてニヤニヤしてしまう好きな話だった。これから悲しみを乗り越えいこうと歩く二人の物語。喜怒哀楽、涙、たったの1章にたくさんの感情が詰め込まれていたな。...
一話が短くて読みやすい。ただ話が急展開で進み、終わり方がはてな?がつくから考えながら読まないとわからない。 成人式の編は終盤にかけてニヤニヤしてしまう好きな話だった。これから悲しみを乗り越えいこうと歩く二人の物語。喜怒哀楽、涙、たったの1章にたくさんの感情が詰め込まれていたな。 読んでいて、そんなはずないのにホラーのような鳥肌や嫌な想像をしてしまう描写がいくつもあって怖かった。対話形式で話が進まず、一人の視点からストーリーが展開するため、想像しやすかった。
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短編集なので、軽い気持ちで読める。 個人的には成人式が良かったかな。 電車の中で、危うく泣きそうになった。
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直木賞受賞作品。 六つの家族にまつわる短編集。 人生、沢山の大変なことがある。死や病気や暴力などにかかわるとそれは特に大変。でも、みんなどうにかして乗り越えようと頑張って生きている。 ・仕事っていうのはつまるところ、人の気持ちを考えることではないかと私は思うのです ・時々...
直木賞受賞作品。 六つの家族にまつわる短編集。 人生、沢山の大変なことがある。死や病気や暴力などにかかわるとそれは特に大変。でも、みんなどうにかして乗り越えようと頑張って生きている。 ・仕事っていうのはつまるところ、人の気持ちを考えることではないかと私は思うのです ・時々取り出して面倒をみてやらないと、本当に動かなくなっちまう。止めてあるのと、動かないのとは大違いですから
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伝えられなかった言葉、忘れられない後悔、もしもあの時に戻ることができたなら・・・と思うことはだれにでもあることですよね。 そんな普通の人生に、突然現れる奇跡のような一瞬に心がとまること、だから胸に染みること。 父と息子、夫と妻など近くて遠い、永遠のようで儚い家族の日々を描いた六編...
伝えられなかった言葉、忘れられない後悔、もしもあの時に戻ることができたなら・・・と思うことはだれにでもあることですよね。 そんな普通の人生に、突然現れる奇跡のような一瞬に心がとまること、だから胸に染みること。 父と息子、夫と妻など近くて遠い、永遠のようで儚い家族の日々を描いた六編で構成されています。 ジワァーっとくる本でした(^^)
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時のない時計 成人式 後半2作がよかった。 ちょっとだけ皮肉がきいていたりもの悲しかったり 全体的になんとも独特な後味。
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ずいぶん前に本棚に登録してたけどやっと読みました。6編の家族の物語。どれも良かったけど、海の見える理髪店が一番かな?時のない時計が次かな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
直木賞受賞作品ということを知って読んでみた。 短編6話からなる作品で意外とすんなり読めた。 ●海の見える理髪店 理髪店の店主と1人のお客さんとの話 ●いつか来た道 認知症のお母さんと娘の話 ●遠くから来た手紙 ケンカ中の奥さんと旦那さんの話 ●空は今日もスカイ 家出をした女の子の話 ●時のない時計 亡くなったお父さんから時計を貰った話 ●成人式 娘が15歳で亡くなった 夫婦の話 どの話も、タイトルとのリンクもあるし 最後がしっかりしているので 疑問点もなく納得して読めた。 1番好きなのは、空はいつもスカイ。 でもどの作品も 人と人との関わりが描かれていて 素敵な作品だった。
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