海の見える理髪店 の商品レビュー
好きな作家さんなので期待度が大きすぎて2つ星となってしまい残念です。 でも、直前に読んだ村田さんの「エリザベス友達」があまりにも良すぎての結果だろうと思います。 読んでいて、幼い頃に通っていた床屋さんの風景やそこにあった非日常の世界が甦り懐かしさが募りました。
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短編集ですが、面白いのとそうでは無いのものの差が激しいように感じました。 やっぱり「海の見える理髪店」が面白かったですし、長さもちょうどよかったです。 ほんの少しだけ元気をくれるような感じでした。
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直木賞受賞作ということで、購入。物語の題材はイマイチと思うことが多かったが、文体や表現は巧みで、唸る部分があった。考え込まれていると思った。 人生のドラマチックな出来事を各話に必ず盛り込んでいて、それが嫌だった。そういうことなしに、良い物語を書いて欲しい。
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人生に喪失感を持った人たちの物語。 完全無欠な人物なんて一人もいない。 (以下は本の感想とは全く違う) 自分一人だけうまくいこうなんて考えだと結局うまくいかず、周りに誰も残っていないことで完全に失敗だったことを悟る。 うまくいなかい自分とどう付き合うか。 うまくいきやすい自分は...
人生に喪失感を持った人たちの物語。 完全無欠な人物なんて一人もいない。 (以下は本の感想とは全く違う) 自分一人だけうまくいこうなんて考えだと結局うまくいかず、周りに誰も残っていないことで完全に失敗だったことを悟る。 うまくいなかい自分とどう付き合うか。 うまくいきやすい自分はどんなときか、どんな分野か。 人がうまくいくように応援したり手助けする。
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荻原浩さんはコメディものよりも、この手のほっこり人情短編集の方が好きだ。 素晴らしい。休日に温かいココア飲みながら読むのに最適な一冊。
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どれも素敵な短編集。海の見える理髪店に行ってみたい。 どの話もつづきが気になりすぎて、胸のときめきがとまりません。
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2019年、元旦本として1日で読んだ。正月の穏やかな1年の初めに静謐な文章に浸りたかったけれど少し違ったようだ。やたらと登場人物が死ぬのも勘弁して欲しかった。特別な日でなくほかのなんでもない日に読んでいたらもっと違う感想になったかもしれない。
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「何かを決断したり、変えようとする時に、床屋に行く、そういう方、案外に多うございますもので。長年この商売をやっていて私、つくづく思うのです。転機に髪を切るのは女性の専売特許ではなくて、男も同じだと。」(10 ページ) 鏡に映っているとしても、 こうありたい自分と、現実の自分は往...
「何かを決断したり、変えようとする時に、床屋に行く、そういう方、案外に多うございますもので。長年この商売をやっていて私、つくづく思うのです。転機に髪を切るのは女性の専売特許ではなくて、男も同じだと。」(10 ページ) 鏡に映っているとしても、 こうありたい自分と、現実の自分は往々にして別ものだ。 失った何かを感じ、悲しみと喪失感抱えたまま、 大人も子供も新たな日を迎える物語り。
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話題になった小説(短編集)でしたが・・・私にとっては、心に響くストーリーはありませんでした。 後ろ向きは、やっぱり馴染めません。ごめんなさい。
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普段あまり読まない短編集だった。 外出先で読んでいたが、最後の「成人式」という話が、思わず涙が出た。 すごいいい話。
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