マンガでよくわかる怒らない技術 の商品レビュー
・イライラや怒りは第二感情、まず第一感情を探す。怒らない技術の本質は、解決方法に焦点を当てること。コントロールできないことに集中するのではなく、あくまでもコントロールできることに集中する。 ・自分にぴったりの呪文をあらかじめ用意しておく。「すぐに終わる」「これで世界が終わるわけ...
・イライラや怒りは第二感情、まず第一感情を探す。怒らない技術の本質は、解決方法に焦点を当てること。コントロールできないことに集中するのではなく、あくまでもコントロールできることに集中する。 ・自分にぴったりの呪文をあらかじめ用意しておく。「すぐに終わる」「これで世界が終わるわけじゃない」「何が勉強できるだろうか」「こんな問題、1ヶ月後にはきっと忘れているよ」 ・とにかく前向きな言葉を使えばいい、というわけではない。臭い物に蓋をするかのように都合よく考えることは単なる逃げ根性の位置付け。のちのち後悔のない、自分がほしい成果に対して必要な意味付けをすることが必要。 ・上司の好き・嫌い と、成果を上げる・上げない は関係ない。どんな上司の下につこうとも、そのときできる最高の力を発揮するのがプロ。 ・人生をうまくいかせるための3つのルール 1)命の時間を大切にすると人生は成功する 2)思ったとおりにいかないのは楽しいこと 3)頑張って努力をすれば成功が手に入るかわからないが、成長は必ず手に入る。 ・苦しみを乗り越えるプロセスこそ宝。苦しんだら報われると思っていたら大間違い。同じ苦しむにしてもら考えて苦しまないと。無駄なことを考えて、言葉にしようとしているうちに、なにかがパッと閃くことがある by イチロー ・あらゆるものを奪われた人間に残されたたったひとつのもの、それは、与えられた運命に対して自分の態度を選ぶ自由、自分のあり方を決める自由である by ヴィクトール・E・フランクル
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マンガで場面の紹介があり、その後活字で詳細な説明に入るというスタイル。マンガが交えられているので読みやすくまた理解しやすい。「怒る」という行為は、人間誰もが平等に持っている時間をロスする最も忌むべき行為である。他人が作ってきた資料がイケていない場合、他人に全ての責任があるのだろうか。いや、自分の指示が悪かった可能性もあると、自分にも責任があると捉えられるようになるとよい。他人は変えられないが、自分は変えられる。「頑張って努力をすれば成功が手に入るかわからないが成長は必ず手に入る。」。富士山の山頂に到達するのに、ヘリコプターで辿り着くのか、一合目から登り切るのか、富士山の頂上に辿りついたという結果は変わらないけれども、達成感や成長実感は大いに変わるであろう。本書の趣旨とは異なるかもしれないが、苦しみ悩み考えるといったプロセスを数多く経験し、成長していきたいと感じた。
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2016年、59冊目です。 この本を読んでいた頃、職場で私が腹を立てていて、怒りをぶつけている人がいたので、そこへ思い入れしながら読みました。幸いなことに、現在その人への怒りはすっかり解消され、人間関係も良好となりました。 しかし、一度怒りを誰かにぶつけてしまうと、そのあと人間関係を修復、発展させることは非常に困難ですね。私には他にも怒りをぶつけた人はいるが、人間関係は凍り付いたままが、ほとんどです。 人間関係を凍り付けてしまうよな「怒り」に到達する以前の状態でも、周りに怒りをぶつけて、嫌な思いをさせている人はたくさんいます。 そういった、相手を不快にしかさせない「怒り」を自分自身がどうやって制御するのかを説明した一冊です。そしてこの本は、元は「怒らない技術」という新書版があります。それを、マンガ仕立てにして、読みやすくしたものです。「マンガでわかる〇〇 」という定番の販売方法ですね。元の新書を読んでいるので、さらに読む必要がないとは思いませんでした。読んだ本の内容は、普段ほとんど、”海馬”の奥に沈み込んでいるので、こういった形で読むと記憶が少し蘇ってきます。 この本の中には、その当時私が腹を立てていた人のイニシャルが何か所にも書きこまれています。またその時の怒りの気持ちもその本の中に走り書きされています。 ある面で、この本の中で紹介されている一種のアンガーログをとるようなことに相当しているようです。また怒りは第2感情といわれて、怒りの原因となる感情がある。相手を支配したいとか、優しくしてほしいとか、自分に感謝して欲しいとか、そういった感情が私には常にあるように思いました。 でも、「怒らない技術」といっても、自分の心の中に生まれる”怒り”をなくそうという取り組みではありません。そこはもっと違うアプローチがあると思います。 人は怒りたければ怒っても構わない。怒りによいも悪いもありません。怒りの表現・表出の仕方によい悪いがあるだけ。怒りの8割は、自己満足のために表出している不要な怒りだと言われています。先ずは、自己満足のために表出してしまっている8割の不要な怒りをなくしましょう。そして、2割の必要な怒りを正しく表出させましょう。この本は、感情のコントロールについて書かれています。感情のコントロールができれば、人生をコントロールすることができます。
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目の前の出来事には何の意味もない、そこに怒りを選択しているのは自分自身、しかし価値観の眼鏡を変えれば別の風景や意味が見える。怒りの記録をつけることで状況や時刻などのパターンに気づく。相手を変えようとするよりも自分にできることがなかったか問う。怒りの背景にある第一感情(苦痛、寂しさ、弱さ、絶望、不安、ストレス、痛み、悲しみ、心配など)を見つけ、それを伝える。目の前の状況を変えたいとき、きちんと伝えるために会話に入れる4つの要素(①どんな行動に問題があったのかという具体的な事実、②具体的な影響、③どんな感情が自分に芽生えたのか、④相手への尊重をしっかりと示す)。人生をうまくいかせるための3つのルール(①命と時間を大切にする、②思ったとおりにいかないのは楽しいこと、③成功できなくても必ず成長できる) マンガの内容・ボリュームは物足りないが、その分説明で大切なポイントが分かりやすく述べられており、参考にしたいことが多かった。 16-175
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怒るのは時間の無駄。 なにも好転しない。 3原則 時間を有効に使う人は人生に成功する。 困難を楽しむ。 努力した価値を得る。 …立ち読みだからうろ覚え。 最近怒ってばかりでイライラ。 確かに怒っても解決しないし、そればっか考えて時間の無駄。 怒っても仕方ないので進むしかない。
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本書では、「怒らないための技術」が解説されている。 だが「怒らない」というのは、菩薩のように何事も受け流せるようになれる、ということではない。 怒らなくても良い不要な怒りを抑え、正しい怒りを正しく表出させるための方法、と言える。 人は誰かに怒ってしまった時に、つい「あいつに怒...
本書では、「怒らないための技術」が解説されている。 だが「怒らない」というのは、菩薩のように何事も受け流せるようになれる、ということではない。 怒らなくても良い不要な怒りを抑え、正しい怒りを正しく表出させるための方法、と言える。 人は誰かに怒ってしまった時に、つい「あいつに怒らされた」などと思ってしまう。 だがそれは正しくない。 どんな場面でも怒る・怒らないの選択肢は必ずあり、怒る選択をしているのは自分自身である。 人は、自分の許可なくして怒ることは出来ないのである。 すなわち、怒りはコントロールできる。 では、無駄な怒りをなくすためにはどうすれば良いか? 一つ目は、第一感情を探すこと。 「怒り」は第二感情であり、その背景には必ず第一感情がある。 例えば、帰りが遅い娘を心配して怒鳴り散らしてしまう父親の第一感情は「心配」である。 人がストレスを感じるのは、怒り自体ではなく、この第一感情に対してである。 なのでカッとなった時には、冷静に第一感情を探して、それを素直に相手に伝えてみよう。 二つ目は、本作の象徴でもある「価値観の眼鏡」をかけかえること。 人がイライラする原因の多くは、価値観の違いから来る。 神経質な人は無神経な人に、寡黙な人は騒々しい人に、せっかちな人はおっとりした人にイライラしてしまう。 だが、自分の価値観が常に正しいとは限らない。 怒りを撒き散らす前に、本当に自分は正しいのか、冷静になって今一度振り返ってみよう。 そして最後に、他人のせいにしないこと。 感情コントロールの基本は自己責任。 何かあった時に、他人の責任を求めるのは簡単である。 だがいくら自分の正しさを声高に主張したところで、事態は何も解決しない。 それよりも、何か自分に出来ることはないか、どうすれば解決するか、を考えることにエネルギーを費やそう。 最もシンプルな人生の成功哲学、それは「命と時間を大切にする」こと。 どんな人でも命は一つしか無いし、一日は24時間しない。ごく当たり前のことである。 そんな貴重な時間の中で、「怒る」という行為に時間を費やすことが、どれほど無駄なことか。 怒りは何も生まず、失うばかり。 そんなことをしている暇があったら、もっと他にやるべきことがたくさんあるはずである。 そして、そういった不要な怒りをなくすことで、笑顔が増え、人望が集まり、人生は上手くいく。 怒らない技術とは、感情のコントロール、すなわち人生のコントロール技術とすら言えるだろう。 自分は衝動的になることが多く、読んで大変感銘を受けた。 身につけるには時間がかかりそうだが、確実に今後の人生にプラスになるだろう。 得るものが多かった一冊。
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この本を読ませたい人が何人か頭に思い浮かんだけど、まああまり変わらないだろうなとは思う。 母も短気だから、なんとか怒らないようにしてほしいもの。子供の時は、怒られたことがない日はなかった気がする(今日は怒られなかったと内心喜んでいたら、その後に怒られたということがあったのを覚えて...
この本を読ませたい人が何人か頭に思い浮かんだけど、まああまり変わらないだろうなとは思う。 母も短気だから、なんとか怒らないようにしてほしいもの。子供の時は、怒られたことがない日はなかった気がする(今日は怒られなかったと内心喜んでいたら、その後に怒られたということがあったのを覚えている)。 すぐに怒る人は早死にする傾向にあるらしい。自分は気をつけてはいるのだけれども、相手がイライラしていたり怒ったりしているとつい、こちらもムキになってしまうことがあるので気をつけたい。 ところで、この本で紹介しているアンガーログ(怒った時につける記録)はかなり面倒くさいと思った。自分の怒りのパターンを知るのにいいらしいけど、ここまで書く人ってそんなにいるのだろうか。むしろ、これが面倒になって怒ることをやめそう。
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『目の前の出来事には何の意味もない』そこから何を解釈してどのように表現するかというのは自分自身が選択している。目の前の問題に右往左往するのではなく、人生において時間を大切にしたいのならば、本質的な問題を解決するほうがよい。 具体的な怒らないための技術は「まずは、怒らないと決める...
『目の前の出来事には何の意味もない』そこから何を解釈してどのように表現するかというのは自分自身が選択している。目の前の問題に右往左往するのではなく、人生において時間を大切にしたいのならば、本質的な問題を解決するほうがよい。 具体的な怒らないための技術は「まずは、怒らないと決める」「コントロールできることに集中する」「『アンガーログ』で自分の怒りのクセを知る」「怒らずに気持ちを伝える」など。 まんがではなく、元々「怒らない」シリーズがあるようなので、そちらを購入すればよかったかも。
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うん、いい!漫画シリーズの中でもすんなりと受け入れられた!これを読んでから、怒らないようにしようと思えた。
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怒りは大切な時間を無駄にする。例えば5分怒っただけで一日中気分が悪くて仕事がはかどらなかったり。 出来事そのものには意味はない。意味づけしているのは個人の考え方や思い癖。 価値観のメガネを変えてみよう!
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