星籠の海(下) の商品レビュー
実は映画化されているこの作品。 DVDで見たけど、原作を読むのは初めて。 だいぶ複雑に入り組んだストーリー。 そのなかで、千早っていったい…? 改めて映画見直すと、端折られ、変更されているけど複雑さだけはそのままで原作読んでないと理解が追い付かない。続編は…
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映像化はないと言われていた御手洗シリーズが、2015年にドラマ化されて、2016年にこの星籠の海が映画化された。 初めから映画化する話として書いたということだけあって、今までの御手洗シリーズとは魅せ方が違う。動きがあって、スケールが大きい。大スクリーンに想像での映像が迫力たっぷりに映し出される。それはリアルで、色やにおいも。 御手洗のスパーッと一気に解決!な話を期待していると残念に感じると思う。スピード感がある。人の心情がリアルに書かれている。さすが島田先生。推理だけが御手洗シリーズではないよ。
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歴史に疎い私でも、興味がそそられる内容で夢中になり、仕事の隙間時間に2日で上下巻読んでしまった。 既読の再読であったが、何度読んでも御手洗シリーズは面白い。 話の展開が御手洗シリーズは最高。 最初は島に流れ着く謎の死体たち 次は女優を目指す女と流される男と看護学生の話 この二つが全く話が変わるのであるが、それぞれがまたかなり興味をそそられる内容になっている。いつかどこかで繋がるんだろうとドキドキしながら読み進めるも、今度は大学教授と歴史の話、そして造船所の社長と飲み屋の母を持つ子供の話になり、最後の最後で全てが繋がっていく。 それぞれの登場人物の描写が繊細で、とても感情移入しやすい。情景が浮かんでくる。さすが島田荘司さんといったところ。本当に読んでて楽しい。 想像の産物である星籠であるが、本当に存在したらいいなと思ってしまう。そのくらい時代背景や歴史に違和感なく練り込まれている。 そして御手洗シリーズを読むと、そこに出てくる女性陣の『女の嫌なところ』が明確に描かれていて、これは御手洗の視点から見た女なんだろうなーと思い苦笑いしながら読むのも好きだ。
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下巻からは怒涛の如く断片が繋がって行きます。懸命に皆生きているけど、運命の容赦の無さが淡々と書かれるのも小説ならではかもしれない。また、かの総理暗殺事件が起きた時のこと、大地震、子供の時に繰り返しワイドショーで流れていた結婚式のシーン、この40年ほどの日本で起きていた出来事も頭に...
下巻からは怒涛の如く断片が繋がって行きます。懸命に皆生きているけど、運命の容赦の無さが淡々と書かれるのも小説ならではかもしれない。また、かの総理暗殺事件が起きた時のこと、大地震、子供の時に繰り返しワイドショーで流れていた結婚式のシーン、この40年ほどの日本で起きていた出来事も頭に蘇り、読み合わせて行くと背筋が凍る思いもして。最後、とある人物の行動により結末するところで救いもある。小説の醍醐味を味わいました。 最後まで読み終えたところで、感想戦として、気になるところに戻ってまた読み込むのも島田作品ならではのお楽しみ。端から端まで金太郎飴的に堪能しましたです。
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上巻から合わせて一気呵成に読み終えられます。非常に読みやすいです。 看護師辰巳洋子はベビーシッター中に子供をあやまって殺してしまう。小坂井はそれを隠蔽しようとし、ネルソンパクはそれをさらに指導する。そして巨悪である日東第一教会(統一教会)を御手洗潔が裁くお話。 教会のトップであるネルソン・パクを星籠を使って捉え、胸が空くような結末となります。 ただし、従来の御手洗物でよくある、ミステリーの大仕掛けを御手洗が解き、読者がカタルシスを得られるといったことはないです。 大掛かりの謎はなく、面白いながらも淡々と話は進みます。 ちょっと一風変わった御手洗物です。
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下巻は「真犯人は誰!?」という展開ではなく、真の黒幕は早めに判明して、個別の事件と謎の答え合わせが中心だったがそれでも面白くて一気に読んだ。文字通り瀬戸内海駆け抜けた冒険。 悲しい出来事は色々あったけど読後感も悪くない。引導を渡したのは「あの人物」のお陰だけど、それ以外の裏MVP...
下巻は「真犯人は誰!?」という展開ではなく、真の黒幕は早めに判明して、個別の事件と謎の答え合わせが中心だったがそれでも面白くて一気に読んだ。文字通り瀬戸内海駆け抜けた冒険。 悲しい出来事は色々あったけど読後感も悪くない。引導を渡したのは「あの人物」のお陰だけど、それ以外の裏MVPは常石造船の会長様。
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読み終わってみれば面白かったとは思うが、どうも最後半が妙に急速で最後どうなったかわからない登場人物が幾人かいて、なんか切れ味が鈍い。舞台立ては申し分ないのだが、やはり構成とバランスの問題かなぁ… 島田荘司との出会いは、長期出張で先に帰った同僚が置いていった『水晶のピラミッド』。あ...
読み終わってみれば面白かったとは思うが、どうも最後半が妙に急速で最後どうなったかわからない登場人物が幾人かいて、なんか切れ味が鈍い。舞台立ては申し分ないのだが、やはり構成とバランスの問題かなぁ… 島田荘司との出会いは、長期出張で先に帰った同僚が置いていった『水晶のピラミッド』。あっけにとられて、その後『暗闇坂』『アトポス』『眩暈』『ザゼツキー』等を読んだが、このあたりが一番充実していると思う。どれも厚めの文庫一冊で、この本もこの程度のボリュームがベストだったのではという気がしている。映画化で書き急いだのかな?!
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上巻で小坂井くんのエピソードにページを費やしていたので、後半のあっさりな出演にちょっと拍子抜けな気もする。千早の部分が衝撃的だったから、最期まで読んだ時に、事件と何も関係ないんかーい! とちょっとがっくりしてしまった(笑)
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もうほとんど御手洗が正解にたどり着いているので、捜査と言うよりもほぼ証拠固めのストーリー。 人によって好き嫌いがあるかもしれないけれど、間違えないと言う安心感があって好き。 嫌な女性たちへ容赦なく責めて行くのがスカっとした。 星籠の意味や登場人物たちの関係性など、一気に事件解決...
もうほとんど御手洗が正解にたどり着いているので、捜査と言うよりもほぼ証拠固めのストーリー。 人によって好き嫌いがあるかもしれないけれど、間違えないと言う安心感があって好き。 嫌な女性たちへ容赦なく責めて行くのがスカっとした。 星籠の意味や登場人物たちの関係性など、一気に事件解決への符号となって組み合わさる展開に興奮した。 やっぱり御手洗シリーズは面白い!
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警察のありえない無能さに目がいき日本の警官もやる気のない人が多くなっているのだろうか? もう少し積極的に捜査してもいいのに…と思うのはドラマのせい? 小説の中だけにしてほしいもんだ。。 と探偵ものを進んで読んだ事がないからそう思うのかも知れない。 会話が多いので読みやすく、一気読み。 再読するかは保留かな??
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