虹色の地獄 の商品レビュー
子供の日でもあり、自分の子供時代を思い浮かべて遠い目になります。劇場版のクラッシャー・ジョウは高校のクラスメートの間であーでもないこーでもないと楽しくしていたことを懐かしく思いだしました。もちろんBGMは劇場版のサントラ(いまも入手できることに驚き)。ろくでもない時代ではありまし...
子供の日でもあり、自分の子供時代を思い浮かべて遠い目になります。劇場版のクラッシャー・ジョウは高校のクラスメートの間であーでもないこーでもないと楽しくしていたことを懐かしく思いだしました。もちろんBGMは劇場版のサントラ(いまも入手できることに驚き)。ろくでもない時代ではありましたがエネルギーに満ちていた時代でもあった80年代を満喫しました。理屈なく何にでも夢中になれた時代に刺激されてもう一踏ん張りしたくなります。映画も観てみるかな。
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「クラッシャージョウ」は「超人ロック」と並ぶ和製スペースオペラの代表格である。 そして超人ロックはマンガで展開しているのに対しコチラは小説…と言うか、当時そういう呼び方が無かっただけで完璧にラノベである。 ラノベと言うと最近では「マンガを小説化しただけの軽薄な読み物」という否定...
「クラッシャージョウ」は「超人ロック」と並ぶ和製スペースオペラの代表格である。 そして超人ロックはマンガで展開しているのに対しコチラは小説…と言うか、当時そういう呼び方が無かっただけで完璧にラノベである。 ラノベと言うと最近では「マンガを小説化しただけの軽薄な読み物」という否定的意味合いも含まれてくるのだが、この当時は「ひたすら面白くて一気に読んでしまえる本」というニュアンスだった。 作者・高千穂遥は「ゲーム小説」という呼び方をしていた気がする。 本作は映画の忠実な台本とも映画のノベライズとも言える内容で、よくある「映画と原作小説の齟齬」がほとんど無い。 よって映画のストーリーをそのまま敷衍するように読むことが出来る。 そして映画自体が待ったなしのグイグイ進んでいくストーリーのため、小説版も読者に息つく暇を与えてくれない。 昨今の学園・ハーレム・異世界ばかりになってしまったラノベ作家にも爪の垢煎じて飲ませてやりたい。
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