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IoTとは何か の商品レビュー

3.7

28件のお客様レビュー

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2016/07/09

実は、坂村さんの講演をお伺いした後に読みました。彼のスピーチは面白くて、楽しくて、素晴らしいです。アカデミーの方ですが、日本がこの分野で、ビジネスとして成立させるためにどうすればいいのか、ということまで言及されていらっしゃっています。 正直、スピーチの方が楽しかったですが(笑)...

実は、坂村さんの講演をお伺いした後に読みました。彼のスピーチは面白くて、楽しくて、素晴らしいです。アカデミーの方ですが、日本がこの分野で、ビジネスとして成立させるためにどうすればいいのか、ということまで言及されていらっしゃっています。 正直、スピーチの方が楽しかったですが(笑)、本にもメッセージをきっちりかいてくださるのでわかりやすいです。

Posted byブクログ

2016/07/04

過去ではなく、今、そして未来に目を向けて書かれているので、ワクワクした気持ちで読み進めることができた。 それと同時に、新しいことを始めようとした時の日本社会のしがらみの多さには残念でしかたない。

Posted byブクログ

2016/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

IoTとは何か。なんのための技術で、どういった技術なのか。私たちの生活がどうなっていくのかを簡単にまとめた本。小難しい説明はなく、かといって思想だけではなく実例も踏まえた説明がされる。インダストリ4.0など、世界の動向も簡単にまとめており、「IoTって何?」と思う人には丁度よい本だろう。ただ、中身はどうしてもシステム関連の話が出てしまうので、その辺りを気にしない人でないと、少し辛いのかもしれない。 ●メモ ・細分化した技術は「なぜ、こう設計したのか」が抜けている ・モノをインターネットで繋ぐのではなく、Internetのようにモノをつなげていく。会社、組織、ビル、住宅… ・情報処理OS(LINUX)、組込用OS(TRON) ・IoTを実現することで、「世界が人間の入力、調整なしにコンピュータが自動制御、最適な制御を行う」ことに。 ・インダストリ4.0で成し遂げようとしていることは、トヨタのJIT、カンバン方式と変わらない。違いは、一企業のクローズされた中か、世界にオープンなのかどうか ・トレーサビリティ機能も「特定の何かのため」ではなく、汎用的にして社会へ貢献していく。電子タグ(ucode)の紹介。課題はコスト負担をどうするか ・IoTの活用は「ヒト対モノ」ではなく「モノ対モノ」に可能性を見出す。オートメーション化された向上。インダストリ4.0はそれを実現するが「製造業」に絞られている ・GEのインダストリアル・インターネットは設備機器の運用・メンテナンスのIoT化。ビッグデータで故障発見前にメンテナンス。ただし特定メーカーに絞られている ・「モノ」だけでなく「場所」にIDをふる。住所ではなくビルの何回会議室 ・日本に今後必要な、電子貨幣。各社が複雑化してしまっている。 ・2020年以降、日本経済は厳しくなるからこそ、それまでに価値のあるインフラを作り上げなければならない ・個人情報をカードではなくクラウドに保持 ・行政データをAPIで利用可能。単なるデータ、PDFでは他の用途へ利用できない ・日本は責任感が強く、失敗を恐れる傾向が強いため、ベストエフォートで成り立つオープンなシステムと相性が悪い。電子タグでも間違った時の責任をどうするのかなどで前へ進まない。ガバナンスをどうしていくかが最大のテーマとなる ・IoTで謳っている理想は全て政府、自治体・民間・個人の連携によって成り立つ。日本の組織が最も苦手とする分野。それに比べて米国は失敗しても、~だから失敗したとして体制を変えて挑戦する ・イノベーションを達成させるには回数が必要

Posted byブクログ

2016/06/25

IoT社会の実現には、技術革新のみでなくネットのようなオープン化のための社会制度改革が必要であり、日本は特にこの制度改革を急ぐ必要がある。 例えば、利用者や企業から取得する情報のアクセス権限をその情報の使用者によって適切にコントロールする徹底したガバナンス管理によるプライバシ...

IoT社会の実現には、技術革新のみでなくネットのようなオープン化のための社会制度改革が必要であり、日本は特にこの制度改革を急ぐ必要がある。 例えば、利用者や企業から取得する情報のアクセス権限をその情報の使用者によって適切にコントロールする徹底したガバナンス管理によるプライバシー問題への対処や、情報をオープン化する事によって発生する問題の責任所在を一局集中ではなく曖昧な境界線のベストエフォートのギャランティにする。 これにより、特定の場所や企業、メーカーで閉じるネットワークではなく、あらゆる物が製造元を越えたネットワークの形成が可能となり、イノベーションが加速する。

Posted byブクログ

2016/05/23

技術者として関わってきた人の視点によるIoTの本。 ユビキタスだとかどこでもコンピューターと呼ばれてるものはほぼIoTと同義らしい。 そして、この本であちこちに登場したucodeというものを初めて知った。個別の物に対して情報を得ることができるのだとか。昔、スーパーのバイトで割引シ...

技術者として関わってきた人の視点によるIoTの本。 ユビキタスだとかどこでもコンピューターと呼ばれてるものはほぼIoTと同義らしい。 そして、この本であちこちに登場したucodeというものを初めて知った。個別の物に対して情報を得ることができるのだとか。昔、スーパーのバイトで割引シール貼る仕事してたけどこれが普及すれば必要なくなるのかもしれない。 それにしても、IoTが普及すると個人情報が筒抜けになってしまうのではと心配になる話もいくつかうせあった。犯罪利用する人もでてくるんだろうなぁ。 本題とは関係ないけど、英国で、救急隊員が使った手袋でゴムアレルギーの人が亡くなったという話を知って衝撃を受けた。何歳の人なのだろう。

Posted byブクログ

2016/05/04

IoTという言葉がよく出てくる昨今、結局何が重要なの?という素朴な疑問に坂村先生がわかりやすく解説した本。技術だけではなく運用や制度も含めてオープンな基盤となる、それがこれからのIoTなんだと先生は語ります。IoTを語るならこれを読んでおきたいという感じの一冊です。

Posted byブクログ

2016/04/08

坂村先生の本。ユビキタス系のネタが多いのはご愛嬌。 テクノロジーからビジネスまで広範囲に取り上げ、整理付けされているのが、とてもよかった。 流石です。

Posted byブクログ

2016/03/13

1965 三宅精一 点字ブロック tactile ground surface indicator http://traintimes.org.uk/map/tube/ open data APIを公開  日本の組織個人は、一般に責任感が強く失敗を恐れる傾向が強い。いわば...

1965 三宅精一 点字ブロック tactile ground surface indicator http://traintimes.org.uk/map/tube/ open data APIを公開  日本の組織個人は、一般に責任感が強く失敗を恐れる傾向が強い。いわばギャランティー志向である。ギャランティー志向は、ベストエフォートにより成り立たざるをえないオープンなシステムと親和性が悪い。そのことがインターネットをはじめとする、現在主流のオープンな情報システムを構築する上で、日本が後手に回る要因になっているように見受けられる クローズ、緻密、すりあわせ、自己完結、ギャランティーを尊ぶ日本のビジネス イノベーションというのは進化論の世界。こうすれば必ず成功するなどというものはなイノベーションでない。つまりイノベーションを達成するには、単にやってみる回数を増やす以外に王道はない 大陸法 出来る限り法律できめる やっていいことを書き、書かれていないことは基本的にやってはいけない ポジティブリスト方式 英米法 法律は最小限。かかれているのはやってはいけない最小限のことでネガティブリスト方式

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