現代詩人探偵 の商品レビュー
05/13/2017 読了。 図書館から。 生きるのに必要なものは、人それぞれに違って、 死ぬことで詩人になるのというのなら、 詩はどうしてあるんだろうと。 探偵君含め、死者の詩は、誰の為になりうるのか。 淡々と静かに語られる物語だったかと。 丸い屋根の謎が素敵だったのと...
05/13/2017 読了。 図書館から。 生きるのに必要なものは、人それぞれに違って、 死ぬことで詩人になるのというのなら、 詩はどうしてあるんだろうと。 探偵君含め、死者の詩は、誰の為になりうるのか。 淡々と静かに語られる物語だったかと。 丸い屋根の謎が素敵だったのと、 最後のオチが意外でした。
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死と詩がテーマのミステリ。 淡々とした語り口調ながら詩人たちの死を調べる。 痛み、性倒錯、そして盗作。ミステリ部分はすくない。それなりのオチは準備されてるものの物足りない感じ。
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多少なりとも詩を書いている者として、文章を大事にしたい者として、胸が苦しくなるようなところがあった。 人気の作者さんということで少し身構えていた部分もあったけれど、思ったより淡々とした文章でよかった。
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詩を書いて生きること、そして10年後の再会を誓い合った9人の“詩人”たち。10年後集まったのは5人。あとの4人はなぜ死んでしまったのか。「僕」はその理由を探り始める。自分がどうしても知りたいある疑問を解消するために。 こんなに静かなミステリは初めて読んだかも知れない。とにかく最...
詩を書いて生きること、そして10年後の再会を誓い合った9人の“詩人”たち。10年後集まったのは5人。あとの4人はなぜ死んでしまったのか。「僕」はその理由を探り始める。自分がどうしても知りたいある疑問を解消するために。 こんなに静かなミステリは初めて読んだかも知れない。とにかく最初から最後まで静か、というか重い。なぜ詩を書くのか、詩を書いて生きることは出来ないのか、悩みながらも過去を追い続ける。主人公「僕」の内省的すぎる性格のせいなのか、入り込みにくかった。 それでも終盤、ようやくミステリらしくなってきて、少しだけ前向きなラストに、希望が持てる。
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私もミステリには騙されたい方で、自分の見立てに反した結末にたどり着くほど面白かったなぁと思う。そういう意味で、このお話の結末は面白かった。
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現代詩人卵の会、で出会ったアマチュア詩人たちが約束の10年後に再び集ったとき、その数は9人から4人に減っていた。5人はすでに命を絶っていた。…なぜ彼らは死んでしまったのか?詩作に悩む青年はその理由を知るために、「探偵」として動き出す… 繊細な文章と内省的な描写が多めなので、とっつ...
現代詩人卵の会、で出会ったアマチュア詩人たちが約束の10年後に再び集ったとき、その数は9人から4人に減っていた。5人はすでに命を絶っていた。…なぜ彼らは死んでしまったのか?詩作に悩む青年はその理由を知るために、「探偵」として動き出す… 繊細な文章と内省的な描写が多めなので、とっつきにくくは思いますが、話それぞれは観念的なものではなくむしろプロトタイプなミステリのように感じられたので、そこまで読みにくさは感じませんでした。ただ僕は僕はの独白が多いので、人は選ぶでしょうか。 そんな僕は僕はと悩むとてもナイーブな主人公の青年にはもっとシャッキリしようと思わなくもありませんでしたが、苦しみ悩みながら、そろそろとでも前に進もうとする彼には頑張ってほしいなとも思ったのでした。
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詩人たちを襲った死の原因を探り当てるミステリ。正直なところ、ミステリとしては弱めかな、という印象でした。繊細で不安定な詩人たちを巡る物語。作中の詩も印象的なものが多いです。 たしかに詩人、というと夭折のイメージがあるし、死と詩って一番繋がっている部分もあるんじゃないかと思うけれど...
詩人たちを襲った死の原因を探り当てるミステリ。正直なところ、ミステリとしては弱めかな、という印象でした。繊細で不安定な詩人たちを巡る物語。作中の詩も印象的なものが多いです。 たしかに詩人、というと夭折のイメージがあるし、死と詩って一番繋がっている部分もあるんじゃないかと思うけれど。生きることと死ぬことのはざまで揺れる彼らの姿は、悲しいような勇壮なような。死ぬことが美しいのだとは思えませんが。魅せられてしまう部分は、わからないでもないかなあ。
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「僕」は詩を書かずにはいられない。が、詩人、ではない。 ミステリって珍しいな!って思ったら初だった。なるほど。 しかしどうにもミステリっぽくないなーと思って読んでいったら最後にやられた。 そうきたか・・・。 「生きて書け。それだけでお前の勝ちだ」
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ほんとうに「現代詩人探偵」だった。 詩を書く人って意外といるんだなあ。そして詩人ってそんなに死と近しいもの(少なくともそういうイメージ)があるんだなあ…。 小木屋の死の痛烈さ。遠野昼夜の死の理由。夏炭の死への意思。明日田の死の真相。そして…。 棗とのエピソードがもっと描かれている...
ほんとうに「現代詩人探偵」だった。 詩を書く人って意外といるんだなあ。そして詩人ってそんなに死と近しいもの(少なくともそういうイメージ)があるんだなあ…。 小木屋の死の痛烈さ。遠野昼夜の死の理由。夏炭の死への意思。明日田の死の真相。そして…。 棗とのエピソードがもっと描かれていると良かったなあと思う。
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ポップな感じと思い込んでいたら静かで重めの話だったのであまり入り込めず。詩人と作家ではイメージが違ってくるのはなぜだろう。
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