拳の先 の商品レビュー
本当に、ボクシングに触れたことがあると、この小説の長さやままならなさが、とてもリアルに感じられるはず。 むしろ、かんなさんや、つた絵さんのような恋人たちの方が。
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結構大作で長い 何か既視感のようなものがあるのだが、何がそう思わせるのかは分からない。 何だろうと考えて、思い出そう思い出そうとしているうちに読み終わってしまった。
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新聞連載小説ということでとても長い。 ちょっと息切れしたけどなんとか流し読み。 なので作者の言いたいことが読み取れなかった(汗) 目的とその先について。ひとに目標とされることについてとか。そんなお話だったのかなぁ。 角田さんの小説でこんなに染みなかったのはじめてかも。興味の無い題...
新聞連載小説ということでとても長い。 ちょっと息切れしたけどなんとか流し読み。 なので作者の言いたいことが読み取れなかった(汗) 目的とその先について。ひとに目標とされることについてとか。そんなお話だったのかなぁ。 角田さんの小説でこんなに染みなかったのはじめてかも。興味の無い題材でかつ長すぎた…
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場所を変えることは逃げることではない。その場で真剣に戦って悩み考えた結果、自分の生きる場所を変えたっていいじゃないか。そこに行き場所があるのだから。 ・・ということを描いてある本なのかなあと思った。それには、自分が何をしたいのか。それを突き詰めることも必要。もし、それがないのであ...
場所を変えることは逃げることではない。その場で真剣に戦って悩み考えた結果、自分の生きる場所を変えたっていいじゃないか。そこに行き場所があるのだから。 ・・ということを描いてある本なのかなあと思った。それには、自分が何をしたいのか。それを突き詰めることも必要。もし、それがないのであれば探しつづけることなのかも。 ボクシングの話を軸にして、編集者、作家、いじめにあう子供の3人のことがよく描かれている作品と思った。
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文芸編集者として忙しい日々を過ごす那波田空也は、あるきっかけで再びボクシングとの距離を縮める。初めての恋人・つた絵の存在、ジムに通う小学生ノンちゃんの抱える闇、トレーナー有田が振りまく無意識の悪意、脅威の新人選手・岸本修斗。リングという圧倒的空間に熱狂と感動を描ききる!傑作長編小...
文芸編集者として忙しい日々を過ごす那波田空也は、あるきっかけで再びボクシングとの距離を縮める。初めての恋人・つた絵の存在、ジムに通う小学生ノンちゃんの抱える闇、トレーナー有田が振りまく無意識の悪意、脅威の新人選手・岸本修斗。リングという圧倒的空間に熱狂と感動を描ききる!傑作長編小説。 --------------- 角田さんの長編、やっぱり好き。馴染みのないボクシングのことだったけど、情景が目に浮かぶような文章でハラハラ、早く勝って!などと応援してしまう。ボクシングジムの緊迫した雰囲気の中でも、空也の見学をあらいらっしゃい的に迎える感じや、ノンちゃんの礼儀正しい挨拶、空也や立花の人柄などほんわりした。 拳の先、自分の努力していることに重ねてみてジーンとくる言葉もあった。540ページと長いけど、読み終えてみるとどれも必要な試合だったと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
出版社勤務の30代独身男、空也。 最初の配属はボクシング雑誌。 経験のためにジムに入会。プロ試験を受験は不合格。 ボクシング雑誌が廃刊。希望していた文芸担当に異動。 先輩から呼び出されて知らない4歳下の若手作家、蒼介を紹介される、ボクシン観戦をする。久しぶりにジムに行く。 強くなった中田が鮮やかな逆転勝ち。作家が興奮する。 もう1試合見たい。日本タイトルマッチ。立花の試合をみて大興奮。立花のことを書きたいという、空也が担当になった。立花と飲み会を設定。的を得ない質問にも返事をする。 蒼介が酒癖が悪かった、立花のクラスに期待の高卒新人がいる。プロ実技試験をセミファイナル、TVクルーもいた。 立花は新人にノックアウト負け。倒れるとゾンビのようにたちあがるり、顰蹙をかう。インタビューでは記憶なしと答えた。階級を一つ下げる。タイのキックボクシングジムで合宿。世界タイトルに挑戦@タイ。AWAY判定で負ける・彼女と見に行く。 イジメを受けていた少年は転校。 逃げたのではない。 新人は世界チャンピオンになった。 有望な新人は新人王なれず。 後輩は引退。
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モチベーション。 ボクシングだけでなく、 今熱いオリンピック選手などのスポーツ選手だけでなく、 いろんな目標に向かって努力をしている人々。 自分が成長している、実力が伸びている感覚があり 楽しいと思える時は考えないでがむしゃらに誰もが進む。 でも怪我をしたり、怖い思いをした...
モチベーション。 ボクシングだけでなく、 今熱いオリンピック選手などのスポーツ選手だけでなく、 いろんな目標に向かって努力をしている人々。 自分が成長している、実力が伸びている感覚があり 楽しいと思える時は考えないでがむしゃらに誰もが進む。 でも怪我をしたり、怖い思いをしたり どんなに苦しいことをしてもマイナスしか感じないとき 何のためにやっているのかさえわからなくなったとき どこにそれを置き、何を見据えたらいいのか。 自分の心にどう折り合いをつけるのか…。 『空の拳』より私はこちらの方が好きでした。 タイガー立花が好きだったので、 今回の展開は複雑な気持ちでしたけど。 最後は、タイガーいいっ!!って思えましたので。 メダルを取れても取れなくても どれだけの選手が自分を出し切れたと思えているのか。 オリンピックを観戦しながら こんなことを考えてしまう一冊です。
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過酷でかっこいいスポーツボクシングに魅了された男たちの生きざま。くうちゃんも、立花も坂本も、中神も大好きです。一対一で相手を叩きのめし、または叩きのめされるリアルに目が離せなかった。 落ち込み、恐怖しながらも、それでもなお拳を突き出す立花に泣かされた。
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最初からある種の予感を持ちながら読んでいましたが、みんなずっと同じじゃいられないからノンちゃん含め逃げたってもがいたって苦しみながら生きてる姿にぐっときました。 本気で生きるって自分と戦い続けることなんですね。それはボクシング以外でも、どんな人でも、限界って思い立ち止まりたくなる...
最初からある種の予感を持ちながら読んでいましたが、みんなずっと同じじゃいられないからノンちゃん含め逃げたってもがいたって苦しみながら生きてる姿にぐっときました。 本気で生きるって自分と戦い続けることなんですね。それはボクシング以外でも、どんな人でも、限界って思い立ち止まりたくなる人生を歩いているから当然…。立花も坂本も中神もそして空也も本当に成長しました。どんな未来だってまっすぐ突き進めます。 一つのことをやりきった先に見える世界は明るくあってほしい。 登場人物みんな応援したいし自分も頑張ろって思えました。
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角田さんはボクシング好きなんでしょうねぇ。チャンピオンになれる人もいるけど、当然なれない人の方が多いわけで、そういう人を書きたかったんだなあ。やはりそれほど入り込めなかったです。
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