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希望の海 仙河海叙景 の商品レビュー

3.6

13件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2025/07/07

地震と津波で被害を受けた東北の街を舞台に9本の短編で構成されている本だが、登場人物が次々と絡み合ってきて次第にのめり込んだ感じだった.「リオ」のママ 早坂希が出てくる「リアスのランナー」がスタートだが、翔平と瑞樹が出てくる「ラッツオクの灯」が良かった.バイトに明け暮れる翔平を見守...

地震と津波で被害を受けた東北の街を舞台に9本の短編で構成されている本だが、登場人物が次々と絡み合ってきて次第にのめり込んだ感じだった.「リオ」のママ 早坂希が出てくる「リアスのランナー」がスタートだが、翔平と瑞樹が出てくる「ラッツオクの灯」が良かった.バイトに明け暮れる翔平を見守る実は死んでいる瑞樹.泣けてきた! 両親が離婚するのを冷静に受け止めている幸子と恋人の翔平とのやりとりも面白かった.

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2025/05/01

震災前日談。いじめられている男の子の話は読めなかったので飛ばして読む。何故か分からないが小中学のイジメの話はどの本でも拒絶反応がおき気持ち悪くなったり集中力が低下し読むことができなくなる。 普通の何気ない生活、次があると思って先延ばしにしている事など多々あるが明日はないと思って生...

震災前日談。いじめられている男の子の話は読めなかったので飛ばして読む。何故か分からないが小中学のイジメの話はどの本でも拒絶反応がおき気持ち悪くなったり集中力が低下し読むことができなくなる。 普通の何気ない生活、次があると思って先延ばしにしている事など多々あるが明日はないと思って生活しなくてはいけないと考えてしまう。震災前の話が中心の小説は初めて読むので考えさせられる事ばかり。今のこの何もない生活の大切さを忘れてしまっていたのでこのなんでもない日に感謝と時間を大切に過ごしたい。

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2021/02/24

震災後の東北・港町を生きる善良な人々の群像劇。 家族を津波で喪った者が、それでも地元を心の拠り所にして再起していこうとする。 映画「マグノリア」を彷彿とさせるが、食い足りなさも残る。ラノベタッチの描写も飽きを生む。

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2020/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

震災の話をかわいそうとか悲劇だけではない描き方で心にずんと来ました。 これまで読んだ熊谷達也の小説の登場人物の2011年3月11日前後の日常が描かれた短編集で特に印象的だったのは「鮪立の海」の守一の最期だった。あれだけ精悍で男らしい守一の晩年の姿はちょっとイメージと違ったが、清子と幸せな一生を送っていたんだということがわかり嬉しくもありました。また切なかったのはほんの少し前までは、いじめにあった少年を励ました少女が亡くなってしまい、一人残された兄を心配するあまり幽霊となって傍らで居続ける話は短編集の中で最も哀しかった。 最後の編は「希」という名前の通り、希望に向かって走り出す女性の話だが人間って強くて愛おしいと感じた。

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2020/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初は ん?という感じだった。 震災前と震災後。その落差に驚愕。日常が、これほどまでに劇的に変わってしまったのか。

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2018/04/16

震災に遭った気仙沼市をモデルに、架空の市の仙河海市に暮らす人々を描いたシリーズの5番めの上梓。震災1日前までを扱った7篇の短編と震災後を扱った2篇の短編から為る。題名に初めて「仙河海叙景」という言葉を使った。作者本人が佐藤泰志の『海炭市叙景』を読んで言葉を失っていた自分が「書ける...

震災に遭った気仙沼市をモデルに、架空の市の仙河海市に暮らす人々を描いたシリーズの5番めの上梓。震災1日前までを扱った7篇の短編と震災後を扱った2篇の短編から為る。題名に初めて「仙河海叙景」という言葉を使った。作者本人が佐藤泰志の『海炭市叙景』を読んで言葉を失っていた自分が「書けるかもしれない」と思ってシリーズを始めた、と告白している。よって、今迄5冊シリーズを読んできて、この短編集が1番力が入っていたと思う。反対にいえば、他のシリーズが、ここから派生した説明版にさえ思える。実際は書いた順番から言っても違うのだろうけど。この後「揺らぐ街」を上梓して、明治時代まで時間軸を遡る。何処かで「10冊まで書けば何か意味のある仕事になっているかも」と言っていたらしいから、それも予定に入っているのだろう。 人物は100人以上に登るらしい。実際そのぐらいまでいかないと、ひとつの街は描けないだろう。 この本だけでも登場人物は多い。よって覚書。登場人物の名前と年齢を記していないと、過去と未来において、どのような関係があるかわからなくなる。年齢は2011年3月段階の歳(推測もあるので間違いはあるかもしれない)。 早坂希(35)早坂めぐみ(希の母)遠藤遼司(45)昆野笑子(35)佐藤真哉(35)結衣(若い)小野悟志(29)小野香苗(29)小野瑠維(子)小野隆志(35)村上美樹(35)菅原優人(高2)匠(高2)小野寺靖行(35)菅原幸子(中3)菅原貴之(50)菅原多香子(53)吉大(33)マスター(元文学青年)小川啓道(33)俊也(33)晴樹(31)菊田清子(81)菊田守一(86)菊田守(長男)美砂子(次女)菊田玲奈(23)真知子(守一の訳あり)村上昴樹(小4)瑛士(小4)侑実(先生)瑞希(小4)尚毅(小4)潤(小4)葉月(小4)村岡倫敏(50)小山千尋(26)村岡陸(25)渉(中3)村岡の父(81)祖父(農業・海苔)村岡晃子(53)晃子の父(仙台市役所職員)晃子の祖父(石巻で牡蠣養殖)村岡ひなた(19)翔平(中3 瑞希の兄)川島聡太(35)上村奈津子(35) 2018年4月読了

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2017/06/23

連作短編集。 東北の港町、仙河海(気仙沼がモデル)が舞台。スナックを経営する親子、両親の離婚に悩む女子中学生、認知症の夫を持つ老女、苛めにあう小学生、中学教師などの日々の暮らしを、震災前2編、震災後7編の全9編で綴る。 登場人物があちらこちらにリンクすることで、街の様子が目に浮か...

連作短編集。 東北の港町、仙河海(気仙沼がモデル)が舞台。スナックを経営する親子、両親の離婚に悩む女子中学生、認知症の夫を持つ老女、苛めにあう小学生、中学教師などの日々の暮らしを、震災前2編、震災後7編の全9編で綴る。 登場人物があちらこちらにリンクすることで、街の様子が目に浮かぶ。 個人的には「永久なる湊」が良かった。

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2016/09/10

ラッツォクの灯、まさかそういうことだとは思わなかった。2人の子を持つ親として、高校生の主人公、翔平の、足元が崩れ落ちそうな心細さを思うと涙が止まらない。 震災は受けてみないとわからない。東日本大震災が起きた時は、日々、ニュースに心を痛めたけど、実際、自分の故郷が大地震に見舞われて...

ラッツォクの灯、まさかそういうことだとは思わなかった。2人の子を持つ親として、高校生の主人公、翔平の、足元が崩れ落ちそうな心細さを思うと涙が止まらない。 震災は受けてみないとわからない。東日本大震災が起きた時は、日々、ニュースに心を痛めたけど、実際、自分の故郷が大地震に見舞われて、見慣れた風景が一変することの意味を初めて理解した。 翔平くんが心安らかに前を向いて歩くことができますように。小説なんだから実在しないだろうとわかっていても、そう願わずにはいられなかった。

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2016/06/11

「リアスの子」以来の熊谷作品です。 仙台に暮らし続けるからこそ、描ける情景。 あれから、もう五年の歳月が流れた。 よほど意識しておかなければ、かの地の「今」は かの地以外の人には、なかなか伝わりにくいことになっているような気がする。 そんなときだからこそ 読まれ続けてほしい作品...

「リアスの子」以来の熊谷作品です。 仙台に暮らし続けるからこそ、描ける情景。 あれから、もう五年の歳月が流れた。 よほど意識しておかなければ、かの地の「今」は かの地以外の人には、なかなか伝わりにくいことになっているような気がする。 そんなときだからこそ 読まれ続けてほしい作品である。

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2016/05/13

仙河海の人間模様。 ラッツォクの灯には息を呑んだ。こんな家族のすべて亡くしたような例は実際にもある事を想像すると。

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