ミナトホテルの裏庭には の商品レビュー
やさしいお話だった。互助会って素敵。 年をとって、互助会を作りたくなる友達がいてくれたらとても素敵だろう。 最後にみんなで希望を書くところが一番好きだった。
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ミナトホテルの裏庭の鍵を見つけるように祖父から依頼された芯。ミナトホテルの元オーナーの女性の1周忌を裏庭でするために。ミナトホテルは不思議なホテルだ。オーナーの湊も風変りなせいか、ミナトホテルの雰囲気のせいか、様々な事情を抱えた人たちが訪れては、しばしの滞在をして去ってゆく。だが...
ミナトホテルの裏庭の鍵を見つけるように祖父から依頼された芯。ミナトホテルの元オーナーの女性の1周忌を裏庭でするために。ミナトホテルは不思議なホテルだ。オーナーの湊も風変りなせいか、ミナトホテルの雰囲気のせいか、様々な事情を抱えた人たちが訪れては、しばしの滞在をして去ってゆく。だが、寂しさは無い。温もりを残して自分の居場所に戻ってゆくのだ。元オーナーだった陽子さんの人柄が随所にちりばめられていて、心の緊張がほぐれる。鍵の入った小箱の暗唱番号に隠された「母」としての愛。「大切なものは、手の中にある」のだ。
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ミナトホテルには、 心を休めるための静かな部屋と ゆっく眠れるベッドがある。 裏を返せば、それしかない。 看板もなくひっそりとたたずむこのホテルに それでも客たちはつかの間の休息を求めてやってくるのだ。 今の自分にはまだ、このホテルが必要なかったとしても こんなホテルがどこかにあ...
ミナトホテルには、 心を休めるための静かな部屋と ゆっく眠れるベッドがある。 裏を返せば、それしかない。 看板もなくひっそりとたたずむこのホテルに それでも客たちはつかの間の休息を求めてやってくるのだ。 今の自分にはまだ、このホテルが必要なかったとしても こんなホテルがどこかにあるんだと思うだけで なんだか安心していられそうな気がする。 心が疲れて、 もうこれ以上1mmだってがんばれない・・・なんて時が来たら またこの本を手に取ってみようと思う。
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とても良かったです。苦しくて、辛くて、少し休みたい。ミナトホテルには、そんな人たちがやってくる。もう限界、と思ったときに行く場所があれば、人はなんとかやっていける。 すべての人を、「大丈夫だよ」と優しく包み込むような、温かい本でした。また読み返したいです。
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疲れた人が休むための場所。逃げ場としてのホテル。 読みながら、「ああ、こんなホテルがあったら、自分も弱った時に行きたいなぁ」と思いました。 疲れたら休むのが一番。そして、休むことは悪いことじゃない。 そう思える、優しいお話でした。
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中編1編,短編1編 陽子さんの1回忌のため,祖父の命令でミナトホテルの小さな裏庭の鍵を見つけるためやってきた芯.裏庭を円の中心にして,円が広がっていくようにお話も広がっていく.短編の陽子さん視点の物語は,あふれる篤彦への愛に心が痛くなるほどだった.
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頑張ったらしんどいのは当然、死ぬほどしんどいなら逃げちゃえ、という話。全体的にはほのぼので印象に残りにくいけど、節々、忘れたくない名言が用意されている。陽子さんのパートは種明かしの為にあるけど特になくてもいい感じ。
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大通りから入った閑静な地に佇む通称「ミナトホテル」は、大正末期に建てられたキャラメルのような見た目の宿泊施設だ。館内には四季折々美しい花が飾られ、骨董家具が設えられた六つの客室は防音仕様。看板を出していないのに、人知れず「眠れない」「食べられない」お客が集い、時には長期で滞在する...
大通りから入った閑静な地に佇む通称「ミナトホテル」は、大正末期に建てられたキャラメルのような見た目の宿泊施設だ。館内には四季折々美しい花が飾られ、骨董家具が設えられた六つの客室は防音仕様。看板を出していないのに、人知れず「眠れない」「食べられない」お客が集い、時には長期で滞在する者たちも―。誰かと繋がりあうことのよろこびを、やさしく温かく力強く紡ぎ出した、心に響く物語。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
装丁がきれい 裏庭にはなにがあったの?想像に託すのはいいけれど、もうちょっと丁寧に書かなくてもいいの? 主人公は成長したの? ミナトホテルの宿泊者に焦点をあてていくのかと勘違いしてたせいで、全体的に物足りない印象 作者の『こういう雰囲気を出したい』『こういう文章が書きたい』は伝わってきます
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わけありの人が泊まるミナトホテル。その裏庭の鍵を探しに行き、ひょんなことからそこでバイトし、行方不明になった猫、平田カラメルを探すことになった木山芯輔。彼が右往左往するお話し。 スピンオフとしてミナトホテルのオーナーに関する短編つき。
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