また、同じ夢を見ていた の商品レビュー
奈ノ花の『人生とは、、、』のとんちっぽい例えが大好き。少し変わった小学生という感じで可愛かった。 本が好きで、本に向き合う気持ちはとても共感できた。 国語の授業で出された『幸せとは何か』という話を軸に友達と呼ぶ本名を知らない3人の女性と一緒に放課後を過ごす。 奈ノ花と南さんの掛け...
奈ノ花の『人生とは、、、』のとんちっぽい例えが大好き。少し変わった小学生という感じで可愛かった。 本が好きで、本に向き合う気持ちはとても共感できた。 国語の授業で出された『幸せとは何か』という話を軸に友達と呼ぶ本名を知らない3人の女性と一緒に放課後を過ごす。 奈ノ花と南さんの掛け合いが面白くクスクス笑えた。 最後の伏線回収が気持ちよく回収されていて素敵な読了感でした。また再読したい一冊です。
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頭が良い子供って、こんな感じなのかなって思いました。今回のお話は、なかなか主人公に感情移入できなくて読み終わってしまったので星三つです。作者様の文章選びとか登場人物の名前とかは好きなんですけど、作品によって主人公の思考回路が最後まで全然わからない場合があるので、人によって好き嫌い...
頭が良い子供って、こんな感じなのかなって思いました。今回のお話は、なかなか主人公に感情移入できなくて読み終わってしまったので星三つです。作者様の文章選びとか登場人物の名前とかは好きなんですけど、作品によって主人公の思考回路が最後まで全然わからない場合があるので、人によって好き嫌いは分かれるのではないかと思います。でも買うのはやめられないくらい好きな場面とかもあるので、相性が合わなくてもハードカバーは買っておきたいと一度でも思った人は買った方がいいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
人生とは、で語られる主人公 奈ノ花の言葉がいちいち可愛らしい。 「幸せ」とは何か。 きっと人の数だけ解釈があるのだろうけど、それぞれ別の道を選んだ奈ノ花たち、そして桐生くんの導く「幸せ」の意味が、それぞれの過去と重なって、涙が出そうになるくらい胸がいっぱいになった。 好きなシーンはアバズレさんとおやつをお供にお喋りするところ。 「だけど、無理に飲む必要はないよ。甘いものだけを美味しいっておもえるつて、素敵だと思う」 「人生とはプリンのようなものってことね」 「甘いところだけで美味しいのに、苦いところをありがたがる人もいる」 「人生には苦いところがあるかもしれない。でも、その器には甘い幸せな時間がいっぱい詰まっている。人は、その部分を味わうために生きてるんだ。」 「私も、本当は苦いコーヒーやお酒より、甘いお菓子が大好きだった。」 プリンを恋に例えたり、最後に甘いところだけのプリンを食べたり、そんなやりとりが印象的。 あと、スヌーピーのお話。 「人生とは、アイスクリームのようなもの」 「君の膵臓…」は実写化で見たけど、読んだことはなかった住野よる さん。 するする入ってくる心地よいフレーズと優しいだけで終わらないテーマとが今の自分にはぴったりなお話でした。
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もしやと思って自分の考察が調べて、それが一つの線となった時この物語の温かさと奥深さを感じました。「幸せとは」難しい問題ですね。改めて考えさせられた物語でした。
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大好きな住野さんの作品で最初に読んだ作品。 呼んだのはかなり前なのですが今でも好きな作品の1つです。 とても真っ直ぐな女の子が主人公の物語です。
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小学生の小柳さんは、本をたくさん読み、同級生が幼稚にみえて、一緒に遊ばない強い心を持った女の子。同級生とは上手く行かないのに、怪我をした猫を助けるために知らない大人を頼ったり、気になった家に飛び込んで、おばあさんと仲良くなったりと行動的。リストカットを繰り返す女子高生とも交流が始...
小学生の小柳さんは、本をたくさん読み、同級生が幼稚にみえて、一緒に遊ばない強い心を持った女の子。同級生とは上手く行かないのに、怪我をした猫を助けるために知らない大人を頼ったり、気になった家に飛び込んで、おばあさんと仲良くなったりと行動的。リストカットを繰り返す女子高生とも交流が始まる。 学校で出された「幸せとは何か」をそれぞれの人達と話しあって行く。最後に結論に達する。途中に何度も助けた猫と一緒に歌う「しーあわせっはー、あーるいーてこーないー、だーかーらーあーるいーていーくんだねー」が響いて来る。 女子高生の南さんが消えた時に、違和感と行方が見えたような気がした。題名の「また、同じ夢を見ていた」が分かってくる。アバズレさんやおばあさんとの深い交流も結果的に・・? ハッピーエンドのような、そうでもないような。途中経過は色々あるかも知れないが、最後は幸せだったということなのだろう。
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人生は選択の繰り返しで、どこで間違うか分からないから誰かに示して貰うのってありがたいことだなって感じた。親に期待すればするほど裏切られると悲しくなって、自分に期待すればするほど情けなくなって、それでも明日には希望と期待を抱いて生きていかないといけないなって。信頼たる誰かとね。
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中高生の童話です。ぜひ読んでください! ネタバレは避けます。主人公の愛らしさと彼女を見守る友達の存在に温かい気持ちになり、互いに支え合い、互いの救いとなっているところにウルウルしてしまいます。 大切な人のことを考え抜くことの大切さを再確認出来ました!
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「人生とは」 なんでしょうね、それを小学生の女の子が口癖に「何かとは」語る姿は滑稽でありながら達観したものを感じました。 ヒューマンドラマかと思って手に取れば、少し不思議な世界。あっという間に引き込まれ、どんでん返しに手に汗握りました。 読んだ後「人生とは」と考えました。私の...
「人生とは」 なんでしょうね、それを小学生の女の子が口癖に「何かとは」語る姿は滑稽でありながら達観したものを感じました。 ヒューマンドラマかと思って手に取れば、少し不思議な世界。あっという間に引き込まれ、どんでん返しに手に汗握りました。 読んだ後「人生とは」と考えました。私の人生なんだろうと、正直誇れる人生なんかではありません。でもやり直しがきかないならやれるだけやろうと思えました。 読みやすいので、小学生〜高校生に読んでもらいたいですね。心理描写も読みやすくて、ローティーン世代にこそ読んでほしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
年の離れた『友人』と共に幸せを探す本。題名のフレーズが本に出てきたのでまさか、と思ったら予想通り友人は主人公の未来の姿だった。彼女が行動を変えたことで南さん、アバズレさん、おばあさんは姿を消す(無い未来になったから)。南さんは両親に対して、アバズレさんは桐生くんに対してそれぞれ後悔を残している。桐生▶︎kill you,反対にしてliveは最後まで気づかなかった。同じ夢を繰り返し見ているってことは主人公は不思議な出来事を実際に経験したのかな。年齢的に名前の出てきた『彼女』も夢の彼女ではなさそう。 人生とは、という物の例えが大喜利のようで納得するものばかりだった。学校の描写は辛かったけれどきっとこれからは大丈夫だったんだろうな。 久々に住野よる読んだけど一気に読んでしまった。すごく透き通っていた。この本は真夜中みたいなものかな。大切な人に会いたくなる。
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