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デューン 砂の惑星 新訳版(上) の商品レビュー

4.3

45件のお客様レビュー

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2024/07/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・図書館で借りて読む ・旧約→新約と連続して借りる ・旧約は時間切れ読み通せず ・新約は返却までの最後の2日で読み通す ・旧約は用語集あるが、新約は用語集がなく本文の説明で理解できるように工夫 (例)ヴォイス→操り声 ・旧約は文字が小さくフォントも読みづらいが新約は文字が大きくフォントも読みやすい(イワタ明朝体オールド) ・文庫サイズも大きくなっている ・物語の中でイベントがあまり起こらない ・小説の好みを設定すき/イベントすきに2分した場合、設定すきなひとに好まれる小説かと思う ・私はイベントすき ・映画も見たが、映画の内容を全然理解していなかったことに気づかされる

Posted byブクログ

2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かれこれ30年以上前、映画館でリンチ版の映画「砂の惑星」を観た後に旧訳版を読みましたが、今ひとつ訳がこなれていない感じがあり、その頃から新訳版が出ないかと、漠然と思っていました。 という割には、新訳が出てからの積ん読期間が長く、読むのがヴィルヌーヴ版「砂の惑星Part2」を観た後にになってしまいました。 酒井さんの訳は一読して明瞭というべき分かり易さであり、登場するキャラクタと情景が頭の中に生き生きと立ち上がってきます。 もしかすると旧訳の分かりにくさの中に哲学的な奥深さを感じていた人もいたかもしれませんが、個人的には新訳を断然支持します。 さて、上巻は、新たな統治領アラキスに到着したばかりのアトレイデス公爵が、ハルコンネン男爵の襲撃を受け、ジェシカとポールの母子が辛くも砂漠へと逃亡するところで終わります。 覚えていなかったのですが、この時点で既にポールはほとんど覚醒していたようで、後に命の水(砂蟲の”死に水”)を飲むのは儀式にすぎなかったのでは、と今にして思います。 また、ポールが覚醒した時に見たヴィジョンは、量子論でいう多世界解釈に影響されているように思われることも興味深かったです。 そういえば、ゲーム「STEINS;GATE」は、主人公がヒロインを救うために、何度もやり直して何とかその世界線を探り当てる話でしたが、本書の主人公ポールは、未来を視る力(万能ではないようですが)を使い、犠牲を最小限にしつつアトレイデス家再興・ハルコンネン家殲滅を達成できる世界線を探り、進んで行くことになります。

Posted byブクログ

2024/04/24

ドゥニ版の映画が大好きなので,このpart 2公開のタイミング,やっと原作に挑戦。ただでさえ分厚い一冊が上・中・下あるので覚悟して読み始めた。思った通り内容は難しく,映画を観ていなければ完全に理解することは難しかったと思う。 ただやはり面白い。映画版は勿論だが,原作も砂の惑星の景...

ドゥニ版の映画が大好きなので,このpart 2公開のタイミング,やっと原作に挑戦。ただでさえ分厚い一冊が上・中・下あるので覚悟して読み始めた。思った通り内容は難しく,映画を観ていなければ完全に理解することは難しかったと思う。 ただやはり面白い。映画版は勿論だが,原作も砂の惑星の景色が鮮明に見えてくるような気分。

Posted byブクログ

2024/04/10

こ…これは物凄い本だ。 想像を絶するスケールと緻密に設計された独特の世界観。SF、という言葉じゃ表現できないほどの壮大なストーリー。今は亡き著者に脱帽。 どことなく『風の谷のナウシカ』をイメージさせる。文明社会が滅び、砂漠には巨大な蟲が脅威を振るう。もはや世界は人間が住む環境に...

こ…これは物凄い本だ。 想像を絶するスケールと緻密に設計された独特の世界観。SF、という言葉じゃ表現できないほどの壮大なストーリー。今は亡き著者に脱帽。 どことなく『風の谷のナウシカ』をイメージさせる。文明社会が滅び、砂漠には巨大な蟲が脅威を振るう。もはや世界は人間が住む環境にない。 そこに1人の救世主が誕生する。 彼は世界を救うことができるのか。

Posted byブクログ

2024/03/15

パート2の映画公開を控えて、気になっていた「デューン 砂の惑星」。アマプラで映画パート1(デビッドリンチ監督じゃない新しいほう)を観て、このダークさは原作でこそ味合わねばと思い手に取ってみました。 シリーズ化されているデューンですが、第一弾の「砂の惑星」の小説の発行が1965年と...

パート2の映画公開を控えて、気になっていた「デューン 砂の惑星」。アマプラで映画パート1(デビッドリンチ監督じゃない新しいほう)を観て、このダークさは原作でこそ味合わねばと思い手に取ってみました。 シリーズ化されているデューンですが、第一弾の「砂の惑星」の小説の発行が1965年と知って、こんな作品が自分が産まれる前に世に出ていたのかと、びっくりさせられました。 出てくるキャラクターは、救世主として覚醒していく(のであろう)主人公ポールと、「魔女」と呼ばれる母親、わかりやすい敵ハルコンネン男爵など、どいつもこいつもキャラが濃く、それぞれの事情と野望と愛憎を絡め合いながら、裏で“静かな”丁々発止のやりとりを繰り広げていきます。 すごい世界観なのに、派手なシーンが少なく、確かにこれは映画にしにくいと思うけど、スターウォーズなどに影響を与えたのもよく理解できました。 強烈に面白い!というわけではないですが、気になる世界観ではあります。 とりあえず次、中巻読んで、映画のパート2を観てみたいと思います(逆がいいのかな?)。

Posted byブクログ

2024/03/09

※ 本作品のレビューは下巻にまとめて記載しています。 https://booklog.jp/users/ravster/archives/1/415012051X

Posted byブクログ

2024/03/23

映画『DUNE 砂の惑星』Part1を先に観ていたことが、原作のSF独特の世界観をイメージする手助けになって、思っていた以上に読みやすかった。映画を観たときにも感じたけれど、SFというよりもファンタジー的な要素も強くて、それがこの作品の魅力だと思える。 映画ではこの上巻よりももう...

映画『DUNE 砂の惑星』Part1を先に観ていたことが、原作のSF独特の世界観をイメージする手助けになって、思っていた以上に読みやすかった。映画を観たときにも感じたけれど、SFというよりもファンタジー的な要素も強くて、それがこの作品の魅力だと思える。 映画ではこの上巻よりももう少し先の話が描かれていたが、ポールの未来が視える存在としての覚醒は、映像ではわかりにくかった。ハルコンネンによる陰謀に巻き込まれたアトレイデス家の嫡男という感じで、まだその能力が、目に見える形では現れていない印象だったけれど、原作では明らかな覚醒が描かれていて、今後の展開に期待が高まる。 3/15にPart2公開予定なので、月末までに残りの中巻、下巻を読み終えてから、映画を観に行きたいと思っている。 原作も映画もとても楽しみだ。

Posted byブクログ

2023/11/04

旧訳版で読んでいたのですが、読み辛くて新訳版で買い直してみたら読み易くで驚きました。 言わずと知れたSF超大作。映画続編も来春公開で楽しみ過ぎますね‼️

Posted byブクログ

2023/09/26

こういう物語にありがちな冗長的なぐだぐだ感はなく、わざとらしくない世界観も秀逸。かなり面白かったんで当然中巻読んじゃうよね。

Posted byブクログ

2023/07/07

ドゥニ・ヴィルヌーヴとティモシー・シャラメの映画『Dune』が好きすぎて、11月の『Dune: Part Two』公開前に原作を読もうと、思いつきで読み始める。 同じ段落を何度も読んだり、 数ページ遡って読み返したり、 スラスラと読み進めはしないけど(基本SF苦手だし)、 映画...

ドゥニ・ヴィルヌーヴとティモシー・シャラメの映画『Dune』が好きすぎて、11月の『Dune: Part Two』公開前に原作を読もうと、思いつきで読み始める。 同じ段落を何度も読んだり、 数ページ遡って読み返したり、 スラスラと読み進めはしないけど(基本SF苦手だし)、 映画で観たお陰で、あの上質な映像が頭の中に甦り、 内容を理解する一助になっている。 読んでいて原作に比較的忠実に映画化されてた事に驚く。 流石に原作は人物の内面/心象の描写が濃い。 特にポール。自分に対して、父に対して、母に対して。 上巻の最後半での母に対する想いの描写は複雑で、 これからどう変わるのか、変わらないのか気になる。 『理解するの難しい!!』と思いながら読むのにも慣れ、 今ではこの難しさが楽しくも感じ始めている。面白い。 ** 今から中巻を読み始めます。 上中下と文庫本3冊続く物語を読むのも久しぶり。 北方水滸伝以来か??何年前よ!!

Posted byブクログ