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恥さらし の商品レビュー

3.8

15件のお客様レビュー

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2023/02/22

元刑事の告白でした 内容的には楽しめましたが・・・ ノルマのためには犯罪も辞さない 拳銃のためには薬には目をつむる 警察ってそんなところなのかと 北海道警察のひどさがわかりました まぁでも北海道にかぎらず警察の体質なんでしょう 今では改善されていることを望みます

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2022/05/15

面白かった。 手短に説明すると、正義感の強い警察官が汚職にまみれる話。よくある話のようにも聞こえるが、本作の凄さは堕ちていくプロセスが丁寧に描かれていることと、その心理変化に説得力があることだ。 警察も民間企業と同じで、評価のためには成果が必要。本書の著者の成果とは、拳銃の検挙...

面白かった。 手短に説明すると、正義感の強い警察官が汚職にまみれる話。よくある話のようにも聞こえるが、本作の凄さは堕ちていくプロセスが丁寧に描かれていることと、その心理変化に説得力があることだ。 警察も民間企業と同じで、評価のためには成果が必要。本書の著者の成果とは、拳銃の検挙数だったのだ。評価期間内に都合よく犯罪が起きるわけではない。しかし評価期間は決まっている。どうしても評価を上げたければどうするのか。 その結果が本書の物語である。 上層部の設定した無茶なKPIを達成するために疲弊する現場。まさに民間企業で見る風景だ。警察が違うのは、そのKPIが犯罪者に依存している点であろう。 本書を読んだ後、ストーカー対策の杜撰さについて見え方が変わった。おそらく評価点数にならないのだろう。

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2019/05/26

一度足を踏み外してしまうと、坂道を転がり落ちるように外道に落ちて行く様が克明に描かれています。 著者の稲葉氏は、自分が外道に落ちて行った要因は警察組織の仕組みにあると訴えていますが、やはり、不正に対して感覚が麻痺してしまった個人の資質が何よりも大きいように感じます。 この事件を契...

一度足を踏み外してしまうと、坂道を転がり落ちるように外道に落ちて行く様が克明に描かれています。 著者の稲葉氏は、自分が外道に落ちて行った要因は警察組織の仕組みにあると訴えていますが、やはり、不正に対して感覚が麻痺してしまった個人の資質が何よりも大きいように感じます。 この事件を契機に全国規模で不正が明るみになって大問題になった記憶がありますが、現在の警察組織はどこまで浄化されているのか、気になって仕方ありません。 今後、こんな不正が再び明るみになるようなことがないことを願うばかりです。

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2018/11/30

「日本で一番悪い奴ら」を観た勢いで読んだ。文章は単調なんだけど、まあ面白かった。当時の銃器摘発はめちゃめちゃだったんだなあと感心した。マンガに出てくるほぼヤクザのマル暴刑事とかあながちウソじゃないんだなあと。

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2018/10/08

映画・日本で一番悪い奴らの補足として読み始める/ どうやら文中の名前は仮名のようだ/ 事実は小説より奇なり、を地でいっている/ 刑事が拳銃を買い付けて自作自演で摘発する/ ヤクザに頼んで拳銃所持で出頭してもらう/ 中国から200丁の拳銃を発注する為に覚醒剤と大麻を自ら密輸する/ ...

映画・日本で一番悪い奴らの補足として読み始める/ どうやら文中の名前は仮名のようだ/ 事実は小説より奇なり、を地でいっている/ 刑事が拳銃を買い付けて自作自演で摘発する/ ヤクザに頼んで拳銃所持で出頭してもらう/ 中国から200丁の拳銃を発注する為に覚醒剤と大麻を自ら密輸する/ まるきりヤクザである/ 北海道警察、日本で一番悪い奴ら/ もう少し詳細に生々しく書いてくれるとよかったかな/

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2017/12/25

警察組織の恐ろしいほどの腐敗を告発。 未だにこれが改善されていないとすれば、日本の刑事司法の展望はまだまだ暗かろう。

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2017/08/26

170820.映画観てからの購入。実話、北海道の話しということで非常に興味を惹かれたまま読むことが出来た。日本は確かに平和な国なのかもしれないが、薬に関しては本気で歯止めをお願いしたい。しかしこの話を読む限りでは到底警察には期待が出来ないし、変革を求めるにはあまりにも大きい組織に...

170820.映画観てからの購入。実話、北海道の話しということで非常に興味を惹かれたまま読むことが出来た。日本は確かに平和な国なのかもしれないが、薬に関しては本気で歯止めをお願いしたい。しかしこの話を読む限りでは到底警察には期待が出来ないし、変革を求めるにはあまりにも大きい組織になっていると感じる。

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2017/06/23

この本にかかれていることは衝撃的な告発であるにも関わらず、自分が不感症なのか、あまり興味をもてなかった。 まあそういうこともあるだろうな、という感じだ。 我が一家全員死刑のド級の日常には及ばない。 調書のような事実をたたみかける文章(おそらくゴーストだが)も、迫力をそぐ。我が一...

この本にかかれていることは衝撃的な告発であるにも関わらず、自分が不感症なのか、あまり興味をもてなかった。 まあそういうこともあるだろうな、という感じだ。 我が一家全員死刑のド級の日常には及ばない。 調書のような事実をたたみかける文章(おそらくゴーストだが)も、迫力をそぐ。我が一家全員は、文章は下手くそだが、それゆえの凄みがあった。 しかし、営業マンじゃあるまいし、警察にノルマは変な話だ。それがすべての元凶。ないものつくるために、不正が横行する。

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2017/05/19

これが、ノンフィクションに分類されてしまうことが怖い。 時はまさにに共謀罪が成立したばかり。 本書のように、銃器を押収する件数が競われ、ノルマがかせられるようになりでもしたら、テロRストもキノコ採りも、関係なく、予算を達成するために、各警察はやっきになり、どんな汚い手段を取って...

これが、ノンフィクションに分類されてしまうことが怖い。 時はまさにに共謀罪が成立したばかり。 本書のように、銃器を押収する件数が競われ、ノルマがかせられるようになりでもしたら、テロRストもキノコ採りも、関係なく、予算を達成するために、各警察はやっきになり、どんな汚い手段を取っても、共謀罪のノルマ競争に飛び込んでいくのだろう。 そして、そこに罪がなくても、罪人を作り出してしまうのだろうか?

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2017/05/10

白石和彌監督、綾野剛主演ですこぶる面白かった『日本で一番悪い奴ら』の元ネタ。日本警察史上、最大の不祥事と言われる「稲葉事件」。北海道警が組織的に違法捜査をおこなっていたにもかかわらず、ひとり罪を着せられる形になった刑事、稲葉圭昭氏の告白本です。 刑事は点数を挙げてなんぼ。覚醒剤...

白石和彌監督、綾野剛主演ですこぶる面白かった『日本で一番悪い奴ら』の元ネタ。日本警察史上、最大の不祥事と言われる「稲葉事件」。北海道警が組織的に違法捜査をおこなっていたにもかかわらず、ひとり罪を着せられる形になった刑事、稲葉圭昭氏の告白本です。 刑事は点数を挙げてなんぼ。覚醒剤を押収すれば何点。拳銃を発見すれば何点。指名手配犯のほうが点数が高いから、居場所のわかっている犯人を行方をくらましている指名手配犯に仕立て上げて逮捕する。毎月ノルマがあり、それをクリアするためならヤクザから拳銃を譲り受け、それと引きかえにヤクザに覚醒剤を渡すというのですから、何のための警察かと言いたくなります。稲葉氏が逮捕されたのは自ら覚醒剤に手を出してしまったからで、これはもう自業自得としか言いようがありませんが、情報提供者の面倒をみるために自腹を切っていた話などを読むと、同情の念を禁じ得ません。稲葉氏の逮捕後、背負った十字架の重さに耐えかねて自殺した人もいますが、死ねば証言者が減るわけで、残った者はこれ幸いとばかりに責任を転嫁します。悪事がバレれば、部下が勝手にやったこと、上が指示した事実はないと主張するのは企業でも警察でも同じこと。部下の盾にもなれないような者が出世する会社なんて、優れているわけがありません。 平易な文章で書かれているため、非常にわかりやすいです。自分ひとりに罪を押しつけた警察に対する恨み辛みではなく、あったことをありのまま述べているふうなので、著者に対する不快感も生まれません。面白さでは映画版が上で、それはかなり脚色されているからだとは思いますが、どこまでも進んだ組織の腐敗を見てとることができます。服役中に面会に来てくれた人、出所後も変わらずつきあっているのが高校時代の同級生ばかりだという記述があり、仕事上での関わりとはそんなものなのかと悲しくなりました。ノルマなんかやめてくれ。なぜわざわざ悪を作り出そうとするのか。 映画の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/b5e548e846a5e104005ee796a4bbb1e5

Posted byブクログ