瓜子姫の夜・シンデレラの朝(文庫版) の商品レビュー
古今の童話や民話を諸星大二郎がアレンジした作品集。「瓜子姫とアマンジャク」「見るなの座敷」「シンデレラの沓」「悪魔の煤けた相棒」「竹青」を収録。いずれもオリジナルと大きく違うのが面白い。
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「瓜子姫とアマンジャク」2012年 「見るなの座敷」2009年 「シンデレラの沓」2012年 「悪魔の煤けた相棒」2011年 「竹青」2013年 本人もあとがきで述べている通り、日本民話、グリム童話、聊斎志異に、それぞれ題材をとっている。 という共通点はあれど統一感はなし。 というより、伝奇ありSFあり寓話ありの芳醇な世界。 今回この本を通して改めて気づいたのは、諸星先生の描く女性の姿が好きだな! と。 全作そうなのだが、特に「瓜子姫とアマンジャク」ラストの瓜子姫なんて、宮崎駿「千と千尋の神隠し」を越えているよっ。
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2013年発行の文庫版、2016年。 平成25年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n547a1a82462d?magazine_key=md5e1b0cdc677 一つ一つ短い話しながら、 なんとも濃い内容。 どれも良いし! やっぱ好きですね〜! 内容5編 「瓜子姫とアマンジャク」2012年 「見るなの座敷」2009年 「シンデレラの沓」2012年 「悪魔の煤けた相棒」2011年 「竹青」2013年 「瓜子姫とアマンジャク」 うりこひめとあまのじゃく っていう 昔話があるんですねー。知らなかった。 原作結構悲惨そうな話だけど。 それでいうと、こちらの作品は、 だいぶ違ってるのかな。 原作知らないからあれだけど、 ウリちゃん、ツンツンしてて気が強そう。 つらい立場だから、そうなるか。 ラストは、会えたのか、風となったか…。 アマンジャクはなんだかんだいいヤツだし。 友情と悲恋の物語か。 短編ながら、多様なキャラが魅力的。 木霊や天狗、山姥などの精霊や妖怪の類いから、 屋敷神や塞の神、雷神などの神様たち。 あと分からない、ガゴゼ?スダマ?山父?など。 中でも、どろねむりが好きだな。ゆるい。 「見るなの座敷」 見たらダメよ、のやつ? もうこんだけ色々あったら、見なきゃいいのに笑 でもまー見ちゃうか。気になるよねー。 昔の百姓の世界から、夢が覚めたら現代に行ってて、 でまた百姓に戻ってていう…こういう、 どこが現実か分からない系て好みなんだよなー。 しかも衝撃のラスト。 それが、「漠然とした不安」からの…。 こういうのが一番怖いかも。 自分に置き換えると、恐ろしや。 でも、何が現実か分からないし。 こちらにも何やら「漠然とした不安」が残る…。 「シンデレラの沓」 面白いね、こんなシンデレラストーリー。 会社みたいなお城で生活してるシンデレラ。 沓探し、ちょっとRPG風。 地下倉庫の番人さんが素敵。 物との対話、そこにある物語・ドラマを楽しんでる。 あくせくと働きすぎで大事なモノが見えなかったり、 見栄えばかり気にすることへの風刺めいてる。 ラストの幸福感ハンパない。 窓際の隠者、かっこいいぞ笑 「悪魔の煤けた相棒」 グリム。 地獄にはやっぱ釜と火か。 悪魔も忙しいか。 そりゃ助手も必要だ。 自分の王様。 契約期間終わってないのかな。 「竹青」 中華なヤツ。聊斎志異。 竹青の復讐劇。 コレ読んだらなんかカラスが 気になってきちゃうな。 監視されてるかも…。 勧善懲悪。恩返し。義の心。心地良し。 魚客❤️竹青、ハッピーエンド。 「呉の甘寧を祭った呉王廟の…」 ていうセリフがあるけど、 あの三国志の?気になる。 黒衣欲しい!
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諸星大二郎氏の作品『瓜子姫の夜・シンデレラの朝』の文庫版を読了。 本当に素晴らしい作品。 特に好きなのは・・・・ 「瓜子姫とアマンジャク」と「竹青」
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諸星ワールドです。このたび文庫化されましたので、買って読みなおしました。平成二五年度の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しているそうです。古今東西の童話や民話を題材にこの作者独特の世界を描いていますが、お馴染みの諸星ワールドほどのどろどろ感は薄めです。淡い叙情が漂うような作品が多いです...
諸星ワールドです。このたび文庫化されましたので、買って読みなおしました。平成二五年度の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しているそうです。古今東西の童話や民話を題材にこの作者独特の世界を描いていますが、お馴染みの諸星ワールドほどのどろどろ感は薄めです。淡い叙情が漂うような作品が多いです。こういうタッチも私的にはお好みです。
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