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小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける の商品レビュー

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25件のお客様レビュー

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2018/12/22

 さくっと読めて、深い内容。  特に私のように政治法律関係に疎い(が、いま勉強しないといけない)人間には面白かった。 <ほんとうの市民社会の論理>  国民は政治をやらないで「欲望」を追求するんです。経済活動なり、文化活動なりの欲望を追求する。それで税金を納める。それによって社...

 さくっと読めて、深い内容。  特に私のように政治法律関係に疎い(が、いま勉強しないといけない)人間には面白かった。 <ほんとうの市民社会の論理>  国民は政治をやらないで「欲望」を追求するんです。経済活動なり、文化活動なりの欲望を追求する。それで税金を納める。それによって社会が発展していくんだというのが、基本的な資本主義社会、市民社会の考え方です。 <刑事と民事> 裁判というのは、大きく分けると「民事裁判」と「刑事裁判」があります。この教科書でも「争い事や犯罪」ときちんと分けて書かれていますね。 「争い事」が民事、「犯罪」が刑事というわけですね。 <近代社会は複雑性>  そこで、その複雑なものをいかにらくに解決するかというときに、「信頼」という複雑性の軽減メカニズムが出てくるわけです。 <政治はことばの芸術>  候補者が、政策や訴えをどう言語化しているかに注目する。

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2018/07/11

作家の佐藤優氏と政治家の井戸まさえ氏のお二人が小学校の社会科の教科書を使って政治についての基礎知識とお互いの知識経験から裏側までを解説した一冊。 お互いに佐藤氏は知識面で井戸氏は実績面での角度から政治に精通しているので読んでいて基本的な知識はもちろんながらもっと深いところや裏側...

作家の佐藤優氏と政治家の井戸まさえ氏のお二人が小学校の社会科の教科書を使って政治についての基礎知識とお互いの知識経験から裏側までを解説した一冊。 お互いに佐藤氏は知識面で井戸氏は実績面での角度から政治に精通しているので読んでいて基本的な知識はもちろんながらもっと深いところや裏側の真実にまで知ることができ有用な一冊でした。 また章末や巻末にまとめが掲載されているので本書で書かれている知識を効率よく会得することができました。 また本書では今まで読んだ政治関連の書籍には書かれていない用語(実念論や中間団体といった)も多数登場し勉強になるだけでなく、新たな考え方の視点も得ることができました。 特に政党の考え方である部門の代表や選挙に関する 内心の自由などは読んでいて感心しました。 また、政治の目標が国民が政治について考えずにすむ世の中にすることというのは強く感嘆しました。 そして、他の国の政治や裁判についての制度についても書かれており、日本との違いもわかり勉強になりました。 そんな本書のなかでも選挙や逮捕された時の対応などは経験者の意見でもあるので説得力があり、知識となりました。 また、高負担高福祉の実現についての条件は勉強になりました。 この2点は印象に残りました。 小学校の教科書で本質を知り、お二人の経験などから深掘りしていく本書は政治についての本質を知ることができ読んでいて大変勉強になりました。 本書で得た知識はこれから政治を考えていくうえで新しい視点を与えてくれた一冊だと感じました。

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2018/06/02

税金を考えるとき、高負担高福祉か、低負担低福祉か、という考え方は聞いたことがあった。アメリカは低負担低福祉。高負担高福祉で有名なのは北欧だろう。ちなみに日本は低負担中福祉と聞く。しかしそれは借金で穴を埋めているので、現実的にはいずれ破綻する。佐藤氏は高負担高福祉がよいと思うけど、...

税金を考えるとき、高負担高福祉か、低負担低福祉か、という考え方は聞いたことがあった。アメリカは低負担低福祉。高負担高福祉で有名なのは北欧だろう。ちなみに日本は低負担中福祉と聞く。しかしそれは借金で穴を埋めているので、現実的にはいずれ破綻する。佐藤氏は高負担高福祉がよいと思うけど、日本では難しいという。なぜなら、人口が多すぎてフリーライダーが出てしまい、不公平感からシステムとしてうまくいかないから。あぁ、そうなんだぁというのがなかなか蒙を啓かされたところ。 小学校の教科書を使って、わかりやすく、社会について学ぶことができた。面白かったしね。

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2018/03/03

分かりやすい内容で政治についての理解が深まった一冊。 近年思うことは、難しい内容を簡単に話す力を持つ人ほど能力の高い人なんだなと改めて痛感。 私も専門分野を深掘りして簡単に話すことが出来るように基礎をおさらいする気持ちにさせてくれた内容です!

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2017/05/17

タイトルとは違って基礎知識を身につけるためという本ではない 。左寄りの本を初めて読んだので、それなりに新しい発見もあった。

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2017/04/02

新聞読んで時間がかかるのはやっぱり基礎がぽつぽつ抜けているから。。。ということで読みました。ただいまいろいろ基礎仕入れ中です。 さくさく読めるし、大人の社会ということで裏側も知れておもしろい。たださくっと読んだのであまり記憶に残っていないな。まさかの公民の参考書で今勉強している...

新聞読んで時間がかかるのはやっぱり基礎がぽつぽつ抜けているから。。。ということで読みました。ただいまいろいろ基礎仕入れ中です。 さくさく読めるし、大人の社会ということで裏側も知れておもしろい。たださくっと読んだのであまり記憶に残っていないな。まさかの公民の参考書で今勉強しているので、終わったらもう一回読もうと思います。

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2017/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小6社会科の教科書が教える表の社会科と、元外務省主任分析官の作家と経済ジャーナリスト出身の政治家の著者二人の経験も含めた裏の社会科。国会、内閣、裁判所、憲法、三権分立、税金、選挙について、基礎的な知識と興味深いうがった見方も含めた教養に触れることができる。 もちろん著者の立場から本書の情報にも偏向はあると理解しながらも、憲法改正議論や靖国問題などで諸外国がどのように受け止めるのかの想像力が欠けているという主張は、(それだけで十分な訳ではないが)大切な視点だと感じた。 あくまでも基礎なので、より深い情報には参考図書に当たることが期待されているのだろうし、多角的な情報には開かれていない点はやむを得ない。 17-45

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2017/01/02

公民に関する知識は小学生レベルで充分だと思うが、国民の9割はそのレベルに達していないだろう。もちろん自分も達していない。ただし、この本は章立てに利用しただけでであり、この本を読んでも小学生レベルの知識は身に付かない。別途入手して読まないとダメ。 内容的にはいつもの安倍政権批判の時...

公民に関する知識は小学生レベルで充分だと思うが、国民の9割はそのレベルに達していないだろう。もちろん自分も達していない。ただし、この本は章立てに利用しただけでであり、この本を読んでも小学生レベルの知識は身に付かない。別途入手して読まないとダメ。 内容的にはいつもの安倍政権批判の時事放談。通常対談本は議論が発散するのだが、教科書的に章立てがされているので、テーマとしてはそれなりに整理はされている。あとは、参考文献を読めって事ですかね。 新たな気づきとしては、 ・国家と社会は別物。よって内閣の存在は矛盾している。 ・大陸法と英米法の違い ・最高裁判事には司法試験に合格していない人がいる。 ・実念論と唯名論 ・中間団体解体の背景にはソ連の崩壊がある→再結集でファシズムになりやすい。

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2016/08/13

政治の全体像を薄く、部分的に濃く解説している。思った本と少し違う。表題にある政治の基礎知識を身につける感じの本ではなく、教科書に書いてあることを、大人の視点で見るとこうだよね、的な一冊。論点は面白かった。

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2016/05/03

小中学校の教科書に立ち返って基礎を見直すというのは大いにアリだと思う。佐藤氏のアジテーター的な発言、井戸氏の野党としての立ち位置での発言が気にならなくもないが、全体的には良い本だと思う。

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