1,800円以上の注文で送料無料

旅立ノ朝 の商品レビュー

4

38件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/03/12

全巻読破。 今、磐音ロスで寂しい。 大人になった磐音はあまりに分別くさくなってしまった。 大人の男かくあるべし、なのか責任感のかたまりになってしまった。 飄々とした自由人には戻れない佐々木家の跡継ぎなのだろう。 そんな中、父老中を助ける作戦に胸が躍った。 悔しい日々を静かに耐えて...

全巻読破。 今、磐音ロスで寂しい。 大人になった磐音はあまりに分別くさくなってしまった。 大人の男かくあるべし、なのか責任感のかたまりになってしまった。 飄々とした自由人には戻れない佐々木家の跡継ぎなのだろう。 そんな中、父老中を助ける作戦に胸が躍った。 悔しい日々を静かに耐えて、満を持す。 私欲にはしる輩が後から後から湧いてくるのは世の常で。 奢り高ぶる悪漢を突き落とす小気味良さに胸がすく。 空也の旅がまた始まる。そこの物語を期待したい。

Posted byブクログ

2021/07/22

51巻通読了。 最終盤は一気に時が進み、世代交代が如実に描かれる。 江戸情緒溢れる物語は、いつしか剣術家の生き方、更には剣術にとどまらず仕事小説という意味合いが濃くなった。 ともあれ、ここまで心から酔える大長編に深く御礼を申し上げたい。 余談 全巻で最も気に入っているのは、若き...

51巻通読了。 最終盤は一気に時が進み、世代交代が如実に描かれる。 江戸情緒溢れる物語は、いつしか剣術家の生き方、更には剣術にとどまらず仕事小説という意味合いが濃くなった。 ともあれ、ここまで心から酔える大長編に深く御礼を申し上げたい。 余談 全巻で最も気に入っているのは、若き磐音と家基の鷹匠見習い日光道中「夏燕ノ道」です。

Posted byブクログ

2020/05/24

読破! 最後はまだここに戻ってきて、自分の過去にけりをつけた磐音達、ということでしょうか。 最後の方は江戸の皆様の登場、とかいったらくに今津屋さんの登場がへり、少し寂しくも終わったけど、物語の終わりとしてはここらへんが確かに良いのだろうと思いました。 2020.5.24 57

Posted byブクログ

2019/12/28

磐音一家の関前への帰省は、父の正睦さんの見舞いというところから始まります。 51巻にも及ぶ長編の最後はまた、陽炎の辻と同じく関前の内紛と、結果的に悪を糺す磐音なのでした。 歴史は繰り返したものの、藩も家臣もその多くが世代交代したうえで、二度と同じ轍は踏まないといった、まっすぐな熱...

磐音一家の関前への帰省は、父の正睦さんの見舞いというところから始まります。 51巻にも及ぶ長編の最後はまた、陽炎の辻と同じく関前の内紛と、結果的に悪を糺す磐音なのでした。 歴史は繰り返したものの、藩も家臣もその多くが世代交代したうえで、二度と同じ轍は踏まないといった、まっすぐな熱意を持つ若者たちの新たな時代への幕開けが繋がる結末でした。 続編と言えるのかな、空也十番勝負を読むかは、考え中です。

Posted byブクログ

2019/08/15

とうとう完結。最後のほうは時の流れが速くなって、空也があっというまに成長してくるが、続編に期待。作者にはとにかく長生きしてほしい、佐伯さん頑張って!!

Posted byブクログ

2019/03/12

一ヶ月ほどで51巻まで一気読み。シリーズ通しての感想になってしまうが、「時代劇版ドラゴンボール」を読んだな。という感想。途中から登場人物が増えすぎて各自に活躍の場を与えるためバトルが増え、最初のころ丁寧に描かれた「江戸のくらし」描写が減少。人物描写も希薄に。主人公は無敵に近く、強...

一ヶ月ほどで51巻まで一気読み。シリーズ通しての感想になってしまうが、「時代劇版ドラゴンボール」を読んだな。という感想。途中から登場人物が増えすぎて各自に活躍の場を与えるためバトルが増え、最初のころ丁寧に描かれた「江戸のくらし」描写が減少。人物描写も希薄に。主人公は無敵に近く、強い敵登場>倒す>次のもっと強い敵登場>倒す のお気楽ループ。おまけに登場人物の周辺の女姓は美女ばかりで、どの恋もあっさり成就してしまう・・。それでも、ファンタジー時代劇と考えれば、最後まで読み切れる程度には面白かった。

Posted byブクログ

2019/01/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後はまたまた関前藩。 俊次が藩主になって若い風が吹くね。 利次郎と霧子夫婦も藩に馴染んでいるようだし、奈緒ちゃんは関前に居を構えられたし、良かった良かった。 ちらほら江戸の今津屋や尚武館のサブキャラも描かれていて、磐音シリーズの総括として楽しめました。 最後空也が旅の僧と出会って別れる描写が、彼の成長を期待させいい余韻を持たせました。磐音から空也へと自然に主人公が移行しましたね。51巻にも及ぶ大長編のラストにふさわしい終わり方だと思いました。

Posted byブクログ

2018/07/05

「旅立ノ朝-居眠り磐音江戸双紙(51) 」(佐伯 泰英)を読んだ。 完結‼︎ 佐伯様におかれましては、まことに祝着至極にございます。 『ここまできたら最後まで見届けねば。』という義務感がなかったと言えば嘘になるか。 でもまあ長い間楽しませていただいたというのもまた事実でござる。

Posted byブクログ

2018/02/16

『居眠り磐音』と過ごした15年の歳月。20代後半だった自分もすっかりおっさんになった。時代小説の面白さを教えてくれたこのシリーズに心より感謝。磐音にあやかって「春先の縁側で日向ぼっこをしながら、居眠りしている年寄り猫」そんな春風駘蕩な生き方をして行きたいもんだ。

Posted byブクログ

2018/01/16

6年間かかったが遂に全シリーズ51巻読了! 磐音、おこん、今津屋、老分、武左衛門、柳次郎、佐々木玲圓、霧子、弥助・・・数え切れないすべての登場人物が全員素晴らしい。勧善懲悪の安心できるストーリーに加え、江戸の文化風俗や歴史上の事実まで深い内容で、出張のお供など長い間楽しませていた...

6年間かかったが遂に全シリーズ51巻読了! 磐音、おこん、今津屋、老分、武左衛門、柳次郎、佐々木玲圓、霧子、弥助・・・数え切れないすべての登場人物が全員素晴らしい。勧善懲悪の安心できるストーリーに加え、江戸の文化風俗や歴史上の事実まで深い内容で、出張のお供など長い間楽しませていただきました。 続編、空也十番勝負が刊行されていますが、しばらく休憩。

Posted byブクログ