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炎の回廊 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2025/12/20

満州を舞台とする長編の4冊目。 建国直後から、満族、漢族、蒙古族、朝鮮族それぞれの抗日運動が組織され、前途多難な満州国。 日本では陸軍将校によるクーデター未遂である二二六事件が発生。いよいよ昭和のきな臭さが濃くなる時代の話。

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2023/08/15

大河小説ようやく4冊目。満州国ができ226事件が起き、世のなかがどんどんキナくさくなっていく。それに翻弄されて四兄弟の人生も足踏み状態のような、よくない方向に向かいかけているような……。 解説で髙山文彦が「現代の視点から見れば大日本帝国は明らかに超カルト国家であり、どこまでも生身...

大河小説ようやく4冊目。満州国ができ226事件が起き、世のなかがどんどんキナくさくなっていく。それに翻弄されて四兄弟の人生も足踏み状態のような、よくない方向に向かいかけているような……。 解説で髙山文彦が「現代の視点から見れば大日本帝国は明らかに超カルト国家であり、どこまでも生身の人間であったヒトラーを信奉したドイツ国民にくらべても極めて異常な国民、国家であった。」(p.652)というのに同感。

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2018/05/10

昭和の闇を深めるもの、それは軍部だけではなかった。人も、国家も、時代が狂想を奏でる中で何かに必死に抗う、それが歴史の闇だったんだ。4兄弟が見事にそれを活写する。

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2017/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長かった。思いのほか読むのに時間がかかった(苦笑)。 けれども、物語への引き込まれ感は既読の3冊を上回る。四兄弟の運命の歯車がまた1つシフトチェンジした感じと、狂気へ向かって走り始めた軍部の動向とが、読み手の心を揺さぶり始めた。 ★4つ、9ポイント。 2017.04.27.新。 ※巻末解説文にある通り、それぞれの「正義」が誤った方向へ進み出て二度とは戻れない時代の荒波へと押し流されていく過程が描かれているというのがよく分かる一冊だった。 ※筆者が登場人物に語らせた一言、「正義が何かを解決したことがありますか?むしろ逆に・・・」という台詞が、胸に刺さった。

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2017/04/20

1928年~1945年の17年間の満州の歴史。登場人物4兄弟の視点で語られる。満州事変から第二次世界大戦終結までの流のなかで、南京事件、張鼓峰事件、ノモンハン事件、葛根廟事件、通化事件と有名な事件が次々と起こり、4兄弟それぞれの立場で事件と向き合う様子が描かれる。満州の歴史を詳し...

1928年~1945年の17年間の満州の歴史。登場人物4兄弟の視点で語られる。満州事変から第二次世界大戦終結までの流のなかで、南京事件、張鼓峰事件、ノモンハン事件、葛根廟事件、通化事件と有名な事件が次々と起こり、4兄弟それぞれの立場で事件と向き合う様子が描かれる。満州の歴史を詳しく知らなかったので、勉強になった。何が正しくてなにが正しくないのかなんてだれにもわからないと感じた。

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2016/04/29

敷島四兄弟が満州国にみな絡んでくる面白さは興味がつきない。第四巻では、天皇という「最高の虚構」が完成され、二・二六事件の渦中をこえて、次は破滅に向っていく。

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2016/01/24

帝政へ移行した満州国。 五族共和の理想にはほど遠く、阿片にたよる経済。 そして、二・二六事件が発生。 満州の歴史を目撃する役目を与えられた敷島兄弟は、これから何を見るのだろう。

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2016/01/11

 「天皇は日本人が産み出した最高の虚構なんだよ!」 卓見である。本書は、ここが最大のキーポイント。 今後の敷島兄弟の運命は、続巻が待ち遠しい。

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2015/12/31

第四巻。帝政に移行した満州国を舞台に民族対立の最前線に身を置く敷島四兄弟。 船戸与一の遺作となった歴史冒険小説。図らずも歴史の波に翻弄される敷島四兄弟の各々の立場、信条の違いの対比が非常に面白い。 この先の展開で興味があるのは、敷島四兄弟のうち、誰が生き残り、己れの信条を全う...

第四巻。帝政に移行した満州国を舞台に民族対立の最前線に身を置く敷島四兄弟。 船戸与一の遺作となった歴史冒険小説。図らずも歴史の波に翻弄される敷島四兄弟の各々の立場、信条の違いの対比が非常に面白い。 この先の展開で興味があるのは、敷島四兄弟のうち、誰が生き残り、己れの信条を全う出来るのかということと、間垣徳蔵の正体である。

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