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爪と目 の商品レビュー

3.1

55件のお客様レビュー

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2026/03/21

死んだ先妻の娘(わたし)が、後妻である「あなた」を一挙手一投足、監視するように実況し続ける。これはもはや愛でも憎しみでもなく、純粋で残酷な観察。「あなた」と呼び続けることで、まるで自分がその「後妻」になって、逃げ場のない密室でじっと見張られているような、嫌な汗をかくような感覚。 ...

死んだ先妻の娘(わたし)が、後妻である「あなた」を一挙手一投足、監視するように実況し続ける。これはもはや愛でも憎しみでもなく、純粋で残酷な観察。「あなた」と呼び続けることで、まるで自分がその「後妻」になって、逃げ場のない密室でじっと見張られているような、嫌な汗をかくような感覚。 ラスト、たまげた。

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2025/09/21

爪と目というシンプルなタイトルなのに、読見終わったあとにこのタイトルが恐ろしく感じました。 不気味なホラー小説でした。

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2025/09/07

久しぶりの芥川賞作品。 純文学とホラーの融合ということだが私にはホラー要素は感じられなかった。 サイコパス気味の「あなた」は少々不気味だったが。 慣れない二人称と3歳児の「わたし」の語りに全く馴染めず、読むのに酷く苦労した。芥川賞はこういう実験小説的なところがないと取れないん...

久しぶりの芥川賞作品。 純文学とホラーの融合ということだが私にはホラー要素は感じられなかった。 サイコパス気味の「あなた」は少々不気味だったが。 慣れない二人称と3歳児の「わたし」の語りに全く馴染めず、読むのに酷く苦労した。芥川賞はこういう実験小説的なところがないと取れないんですかね。 それでも、いかにもいそうと感じさせる「あなた」と、少々自分に似たところもある「父」に少しの感情移入をしながらなんとか読了はしたが。 併録されている他の二編も「ちびっ子広場」は割と普通で理解の範疇だが、「しょう子さんが忘れていること」は理解し難いお話で、私にはいわゆる純文は向いてないと感じた次第です。 その割に芥川賞受賞作品たくさん登録してあるが笑笑

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2025/08/17

作品紹介・あらすじ あるとき、母が死んだ。そして父は、あなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて――三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はど...

作品紹介・あらすじ あるとき、母が死んだ。そして父は、あなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて――三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はどういった運命を辿るのか……。独自の視点へのアプローチで、読み手を戦慄させる恐怖作(ホラー)。芥川賞受賞。

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2025/05/27

「ピエタとトランジ」の躍動感とは対照的,不穏な空気。母死後,感受性が強く幼い私は爪を噛み続ける。目を瞑れば酷事も消え去ると父の愛人は言う。不都合に目を背ける狡さ鈍感さ(父・愛人)も生きる上で必要。

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2025/08/13

あるとき、母が死んだ。そして父は、あなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて――三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はどういった運命を辿るの...

あるとき、母が死んだ。そして父は、あなたに再婚を申し出た。あなたはコンタクトレンズで目に傷をつくり訪れた眼科で父と出会ったのだ。わたしはあなたの目をこじあけて――三歳児の「わたし」が、父、喪った母、父の再婚相手をとりまく不穏な関係を語る。母はなぜ死に、継母はどういった運命を辿るのか……。独自の視点へのアプローチで、読み手を戦慄させる恐怖作(ホラー)。芥川賞受賞。 * 薄いから読み終わるのはさっくり。 書かれてることはわかるけど、よくわかんない。 衝撃的な恐さはないけど、不安定でずっとゾワゾワするような気持ち悪さだけ残る。 よくわかんないから、よけいに気持ち悪い。 今の私が楽しむのは難しいな…

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2024/10/06

日常感のある出来事と二人称のお陰で読んでいるうちに、あなたが私自身であるような、わたしが私自身であるような、境界線が曖昧になって行く不安定さと緩い不気味さに包まれました

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2024/09/20

過去の芥川受賞作品、ってだけでは読む対象にしないから、プラスどこかの書評で扱われていたものと思われる。積読状態にはあったんだけど、今回、夏のホラー特集の一環として手に取ったもの。芥川賞なのにホラー⁉ってのもちょっと興味深かったし。読み方によるのかもしれないけど、ホラーは”風味”っ...

過去の芥川受賞作品、ってだけでは読む対象にしないから、プラスどこかの書評で扱われていたものと思われる。積読状態にはあったんだけど、今回、夏のホラー特集の一環として手に取ったもの。芥川賞なのにホラー⁉ってのもちょっと興味深かったし。読み方によるのかもしれないけど、ホラーは”風味”っていうくらいで、読み応えは文学のもの。でもおかげで、エンタメ的にそれなりに楽しめました。ちなみに、表題作の中編と、短編2作品を収めたもの。

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2024/09/10

じわじわと迫ってくるような怖さがある本。日常に潜む人間の悪さ暗さこそ一番のホラーかもと思わされます。

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2024/08/13

文学的な作品だということは、重々感じ取れる。読ませられる作品。だが、読後に残る感じはあまりなく、私にはそんなにはまらなかった。

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