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チームのことだけ、考えた。 の商品レビュー

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75件のお客様レビュー

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2024/03/09

チームや個人としては在り方、理想とチームからの共感、ここから逆算されたチームや組織づくりの考え方を学んだ。 理想やビジョンにどれだけ熱くなれるか、覚悟を持って取り組めるかなど、自分自身のこれからの理想や在り方についても見直していきたい。 理想の未来の中を生きているなと強く感じられ...

チームや個人としては在り方、理想とチームからの共感、ここから逆算されたチームや組織づくりの考え方を学んだ。 理想やビジョンにどれだけ熱くなれるか、覚悟を持って取り組めるかなど、自分自身のこれからの理想や在り方についても見直していきたい。 理想の未来の中を生きているなと強く感じられた。

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2024/02/12

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか 著:青野 慶久 本書は、「サイボウズ」という会社について書かれたものである。サイボウズは、1997年に3人で創業された会社で、「グループウェア」という情報共有ソフトを開...

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか 著:青野 慶久 本書は、「サイボウズ」という会社について書かれたものである。サイボウズは、1997年に3人で創業された会社で、「グループウェア」という情報共有ソフトを開発している。中小企業から大企業まで業種を問わず広く利用されており、日本ではトップシェアである。 著者は、サイボウズというチームを通じて、その変化を引き起こしたいと考えている。チームワーク社会はこれから始まる。グループウェアはチームワーク社会のインフラとなる。これから社会に発生する無数のチームワークを支えていくことを改めて決意している。 構成は以下の6章から成る。 ①多様化前のこと ②共通の理想を探す ③会社のインフラを作る ④多様性に対応した人事制度 ⑤制度を活かす風土を作る ⑥多様化の成果 2015年に記された本書。多様性を当たり前に受け入れないといけない今の時代より10年近く前からしっかりと考えられるだけではなく、組織として運営されているその凄さにまず驚いた。 サイボウズという企業の多様性への対応についてきれいごとだけ書かれているような会社の宣伝本ではない。社長を含めた社員の方の奮闘記が記されている。 あらゆる制度の取り組みに対しては、光と闇も描かれており、そしてその闇への対処法や社長としての赤裸々な考え迄もが展開されている。 希望を満たす中での緩さへの対応であったり、権利と義務の関係性迄もが代表者の視点で企業の落とし込み迄が惜しげもなく実例と共に紹介されている。 読み物としても最高であり、多くの企業・組織がこれから対峙しなければいけない事象についていち早く経験しそれを公開している素晴らしさを感じる。

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2023/12/09

流行に乗っただけの表面的なダイバーシティや多様性を謳う企業が多い中で、失敗を繰り返し本質を考え続けて出して答えは迫力が違う。 心に残ったところメモ。 仕事では何より先にコンセプトを明確にする事が重要。 コンセプトとはターゲットと価値。つまり「誰」に「何」と言わせたいか。 今日は...

流行に乗っただけの表面的なダイバーシティや多様性を謳う企業が多い中で、失敗を繰り返し本質を考え続けて出して答えは迫力が違う。 心に残ったところメモ。 仕事では何より先にコンセプトを明確にする事が重要。 コンセプトとはターゲットと価値。つまり「誰」に「何」と言わせたいか。 今日は◯◯さんに、◯◯と言ってもらえる提案を持ってきました。 モチベーション3点セット。 やりたいこと、できること、やるべきこと。 これが揃ってる時がモチベーションが高い状態。 コントロールできるもの。

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2023/09/06

冒頭に紹介されていたサイボウズの動画「大丈夫」を見てまず泣いてしまった。 私は大丈夫だろうか、ちゃんと君を愛せているだろうか、自分を愛せているだろうか 毎日感じてた。苦しい。 人事制度を作ることはとてもクリエイティブである。 しかし浸透させるには文化も変える必要がある。 で...

冒頭に紹介されていたサイボウズの動画「大丈夫」を見てまず泣いてしまった。 私は大丈夫だろうか、ちゃんと君を愛せているだろうか、自分を愛せているだろうか 毎日感じてた。苦しい。 人事制度を作ることはとてもクリエイティブである。 しかし浸透させるには文化も変える必要がある。 でも会社によって時代によって最適な風土は違う。 制度の目的が浸透していれば、制度を悪用する人は出てこない。 制度の目的について議論し、共有し、共感していれば有効に運用される。 何が何より大事なのかを明示することで風土は作られる。 例)育児する人だけが優遇されているという声に対して、子どもがいなくなる→次の市場がなくなる→育児は長期的な顧客創造業務→よって仕事の方が優先されるはずがない、ということを伝える。 自分は今の会社しか知らないため、コロナが起こってリモートワークが普及したように、世の中の流れや必然性がやってこない限り制度を浸透させる方法はないと思っていた。 ここに制度を浸透させている会社があった…。 多様な働き方の部分だけでなく、サイボウズがどう企業として成長してきたのかも含めて、最初から最後までとても勉強になる本でした。 ◆メモ ・理想を実現するためなら、どんなリスクであろうと受け止める覚悟を決めること。その理想以外のすべてをあきらめるということ。 ・保身に時間を費やすのではなく、再度理想に向かって粛々と行動し続ける覚悟。 ・自分は自分のベストを尽くす。それで無理なら諦める。 ・理想への強い思いがあれば、人は努力する。 ・理想は、目指す気持ちが湧いてこそ理想。(買収したあらゆる事業に興味を持とうと努力はしたが無駄だったと、青野さんが言っていて興味が持てない仕事があることは普通であり悪ではないと思えた。) ・「効果」「効率」「満足」「学習」 ・幸福感を失ってまで無理に成長を求める必要はない。そもそも人はし続けることはできない。それぞれのライフサイクルに合わせて成長すればよい。 ・ダイバーシティは日本人、男性等1つのカテゴリてして多様性のない塊として扱われる。 ・部下には質問責任、上司には説明責任。伝える努力なくして自分の思い通り動いてくれるわけがない。 ・自立した個人とは、次の行動を自ら意思決定して選択して進んでいく。 ・チームのメンバーは、コミュニケーションをとる、共通の理想を決める、役割を分担する、互いの仕事の進捗を確認する、フィードバックし合う、相互に調整をする。 ◆気になったら人事制度、多様性の考え方 ・残業してもよい、ある程度は残業してもよい、残業なしもしくは時短の3パターン。 ・妊娠判明時から産前休暇、時短勤務も可。 ・育休に入る前に複数の職務を経験させる。その方がスムーズに復帰できる。 ・子どもの看護休暇、日数は特に定めなし。 ・2010年から在宅勤務。 ・リーダーは現場を知るべきだとよく言うが、リーダーは先にチャレンジすべきだ。 ・子育てを通じて、教育、医療、福祉、自治体、政策、少子化問題、仕事中心の生活では経験できなかった社会について学ぶ機会を得る。

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2023/02/18

社長の目線で、サイボウズ創業から今までの変遷を追体験できる。入社を機に読んでみた。 各種制度の成立過程とか製品の開発経緯とかが専門用語とかはあまり使わずに語られていて、ひと通り理解できる内容。 大まかな内容としては、 ・創業者青野さんはゴリゴリの理系少年、物理マンだったようで、...

社長の目線で、サイボウズ創業から今までの変遷を追体験できる。入社を機に読んでみた。 各種制度の成立過程とか製品の開発経緯とかが専門用語とかはあまり使わずに語られていて、ひと通り理解できる内容。 大まかな内容としては、 ・創業者青野さんはゴリゴリの理系少年、物理マンだったようで、新卒で入社した松下電工での経験とウェブ技術の登場という時代フェーズから、「世界一のグループウェアを作る」会社を起こすことに。 ・事業内容は一貫してグループウェアの開発と販売。現在では「チームワーク総研」と銘打って組織運営のメソッド展開事業も行なっているが、この本ではその領域に関しては語られていない。 ・単に利益だけを追い求めるのではなく、「チームワークを世界に広げる」という理念の拡大を第一に事業を展開。 ・聞こえのいい制度をただ作るだけではなくその運用に焦点を当てて、様々な挫折や失敗を重ねながらも会社は大きく成長している。 ・サイボウズ要素を抜くとすれば「ITの民主化」や「会社や事業の民主化」なんていうテーマがしっくりくる。 といったもの。 読みやすくていい本。

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2022/11/27

成長を目指さなくて良い。 うむ。 新自由主義に対する言論が増える今、あって良い会社だな、と思う。 課題図書。

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2022/09/05

●「覚悟」には大きく二つの意味がある。 1.リスクを受け止める心構え 2.あきらめ 理想を実現するためならどんなリスクも受け止める 理想以外の全てを諦めること ●チームワークがいい状態 「効果」「効率」「満足」「学習」の4要素が全て揃っている状態のこと。

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2022/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

働き方で有名なサイボウズ。様々な革新的なサービスを生み出す上で、人材が何よりも大切であるとわかる本。ブラック企業と呼ばれるような組織は、人件費をコストとしか考えていない経営者も多い。参加する人の適性が最も発揮できる形を作る投資が、結果的に利益を生む

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2022/05/31

サイボウズ作成のワークスタイルムービー「大丈夫」。育児と仕事の狭間で悩むワーキングマザーらの共感だけではなく、第三者としても考えさせられる(あるいは感涙)動画である。一方、動画サイトでは「独身女性にしわ寄せがくる」「つらいのはみんな同じ」という批判の声も寄せられている。こういう声...

サイボウズ作成のワークスタイルムービー「大丈夫」。育児と仕事の狭間で悩むワーキングマザーらの共感だけではなく、第三者としても考えさせられる(あるいは感涙)動画である。一方、動画サイトでは「独身女性にしわ寄せがくる」「つらいのはみんな同じ」という批判の声も寄せられている。こういう声を批判ではなく意見と捉えるのもダイバシティだと思う。 本書はグループウェアのリーディングカンパニーであったサイボウズ自体がチームワーク出来ていなかったことを省み、青野さんが「世界で一番使われるグループウエア・メーカーになる」を掲げてチームワークの何たるかを再考&再興する経営者の物語である。苦しみもがいた経営者のひとつの答えがここにあるわけだが、他方でダイバシティを「人材のモジュール化」と捉えられそうな発言もあり、チームワークの解はなかなか難しいなと感じる。

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2021/09/26

著者の講演会に参加して、そのお話しのあまりのわかりやすさと凄さと面白さに魅了されすぐ買ってしましました。しゃべり口調が関西弁であることの影響か、講演はぶっちゃけ感あふれるフレンドリーさが溢れていましたが、本書ではもうちょっと気づきのストーリーと整理が冷静にされていて、この順番で著...

著者の講演会に参加して、そのお話しのあまりのわかりやすさと凄さと面白さに魅了されすぐ買ってしましました。しゃべり口調が関西弁であることの影響か、講演はぶっちゃけ感あふれるフレンドリーさが溢れていましたが、本書ではもうちょっと気づきのストーリーと整理が冷静にされていて、この順番で著者の考えに触れられたのはよかったと思います。まあ本だけでもじゅうぶんにエンターテインされてしまうはず。9月23日にオンエアされたNHK BS1『欲望の資本主義 特別編「生き残るための倫理」が問われる時』ではコリン・メイヤーって先生が「企業にはパーパスが必要だ。」ということを威厳を持って語っていましたが、サイボウズの「チームワークあふれる社会を創る」というビジョンは、まさにパーパスそのもの。そういう揺るがないものが、コンサルっぽい上から目線じゃなくて日常の現場の倒けつ転びつから生まれているのが、凄いところ。小さなところでやってみる。うまくいかなかったら直していく。楽しそうに語るけど、それを自分事にするのは実はとても大変なのだと思います。それを続けて今や株主総会はファンクラブの集い、みたいだなんて。日本の宝物のような会社。だからこそ「利益は人件費を払った残りカス」(伊那食品工業塚越寛会長の言葉)で乗り切り続けられるか?社長が創業者でなく、関西弁でベタにコミュニーケーションできる人じゃなくなった時、サイボウズはどうなるのか?まだまだサイボウズの冒険は続くのだと思います。なお本書を読んで、なぜ青野社長が夫婦別姓の訴えを起こすのかもよくわかりました。

Posted byブクログ