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千の顔をもつ英雄 新訳版(上) の商品レビュー

3.7

26件のお客様レビュー

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2024/11/12

メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1856302660707856798?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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2024/09/23

【注】上下巻を通しての書評です。 世界の神話・民話を分析し、物語の基本構造、いわゆる「英雄の物語(ヒーローズ・ジャーニー)」を提示したことで名高い本書。 キリスト教圏だけではなく、仏教圏の逸話も多数紹介されており、興味深く読めるのだが、私にとってはちょっと長かった。 堅い言葉で表...

【注】上下巻を通しての書評です。 世界の神話・民話を分析し、物語の基本構造、いわゆる「英雄の物語(ヒーローズ・ジャーニー)」を提示したことで名高い本書。 キリスト教圏だけではなく、仏教圏の逸話も多数紹介されており、興味深く読めるのだが、私にとってはちょっと長かった。 堅い言葉で表現すれば「比較神話論」なのだから、気軽に読んで、冒頭に記した以上のことを知ろうというのはムシが良すぎたようだ。

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2024/09/21

神話学の古典だが、 「世界各地で同じパターンの神話が別々に発展してきた」という主題は、直前に読んだヴィーコと極めて類似する。 ジョーゼフ・キャンベルがヴィーコを意識したかはわからないが、 神話の世界から人間が共通して持っているものを解き明かしたい、という願いは、いつの時代も普遍...

神話学の古典だが、 「世界各地で同じパターンの神話が別々に発展してきた」という主題は、直前に読んだヴィーコと極めて類似する。 ジョーゼフ・キャンベルがヴィーコを意識したかはわからないが、 神話の世界から人間が共通して持っているものを解き明かしたい、という願いは、いつの時代も普遍なのだろう。 「異性から生まれるか、それとも同性から生まれるかが、男女の決定的な差である」 というのは、戦後日本の思想家吉本隆明の『共同幻想論』からの学びだったが、ここでも母親から引き離され父親を乗り越える、というパターンが出てくる。 男女平等が当然の時代の自分にとっては、神話を学ばなければ、男女に差があることは死ぬまでわからなかったと思う。

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2024/09/03

世界の神話は、荒唐無稽に見えて、実は古代人の夢のお告げなどが元になっていて、それは心理学で説明できる、という話。かな? ほんのり漂うマザコン臭。あとは二元論とか。現代人は結構わりかし精神的に進歩しているのでは?

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2023/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『工学的ストーリー創作入門』『物理学的ストーリー創作入門』『SAVE THE CATの法則』『面白い物語の法則』『作家の旅 ライターズ・ジャーニー 神話の法則で読み解く物語の構造』あたりの祖であろうか。2018年から読み始めて、原典にたどり着くまでに5年もかけてしまった。外堀を埋めてから本丸に挑む性癖はなかなか改まらない。 現実世界にはいくつもの宗教があり、そのなかには世界宗教と呼ばれるほどの規模をほこるものが存在する。宗教と付随する形で、あるいは一見無関係に伝承された物語がある。それらは因数分解可能で、類型が見いだせる、と説く。 フロイトとユングも引き合いに出されるが、どの程度の深度で関わっているのかは文章からは読み取れない。 前述の創作指南については、本書を含む始祖となる文献から物語にはパターンが存在することを示し、過去のヒット作から物語の展開には時間配分の目安があるのではないかと説いている。冒頭は全体の何%で、最初のフックは全体の何%くらいの位置で何%くらいの長さで、クライマックスは全体の何%の位置で何%くらいの長さで、というように。 物語の内容を型にはめるのではなく、起承転結のような物語の配置の一つの例として紹介されたものだ。パンツィングでももちろんかまわないが、人生いい時ばかりではない。アウトプットが落ちている時に役立つツールがあるなら、使ってみてはどうだろうかというものである。 本書は創作指南ではない。神話や英雄伝説の彩り深い、豊かに揺れるイメージを紹介している。 1949年刊行であるにも関わらず、また世界宗教でないのにも関わらず、日本の神道についても幾度となく触れられている。 祖にして原点と思いきや、エッダやマビノギオンに行かねばならないようにも読め、いささか気が重い。過去に挫折しているがゆえ。 ユング著『モーセと一神教』、ユダヤ教の聖典『ゾーハルの書』という新たな道標も得た。 ムアコックも読んだのだろうかと、ふと。

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2022/04/25

スターウォーズの元ネタとも言われる神話学の本で、さまざまな脚本術の本で言及されています。 世界中の神話を分析して物語の基本構造を炙り出すという内容。 第1部「英雄の旅」のうち、第1章「出立」と第2章「イニシエーション(通過儀礼)」まで。 古今東西の神話が引用されていますが難解すぎ...

スターウォーズの元ネタとも言われる神話学の本で、さまざまな脚本術の本で言及されています。 世界中の神話を分析して物語の基本構造を炙り出すという内容。 第1部「英雄の旅」のうち、第1章「出立」と第2章「イニシエーション(通過儀礼)」まで。 古今東西の神話が引用されていますが難解すぎて全然理解できてません。 少年は母親という安住の地から引き離されて父親という壁を乗り越えなければいけないというのは分かりました。

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2021/08/28

英雄譚などの神話がいかに人類共通の歴史や性質に根ざしているかが理解できる。 こういった本は、過去学生時代に学んだ歴史などの知識に文化的背景が肉付けされ、より理解を深めてくれるため大変有り難い。

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2021/04/02

第二次大戦終戦直後に出版された本で、ここまで世界の文化状況への理解が浸透していれば、まあそうでない国に活余地はないだろうなと考えさせられるが、それは置いておいて、英雄は出立、迷い、助言者に助けられ、困難の末に偉大な事象に到達し帰還する。そのサークルを導き出した古典。

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2020/09/15

『なぜなら人の世界とは、比較的すっきりとこぢんまりまとまった意識と呼ぶ住まいの床下で、思ってもみないアラジンの洞窟へ下りていくものだからである。そこには宝石もあるが、危険な魔物(ジン)も住んでいる』―『プロローグ モノミス―神話の原形』 時代や地域を超えて人類には幾つもの共通の...

『なぜなら人の世界とは、比較的すっきりとこぢんまりまとまった意識と呼ぶ住まいの床下で、思ってもみないアラジンの洞窟へ下りていくものだからである。そこには宝石もあるが、危険な魔物(ジン)も住んでいる』―『プロローグ モノミス―神話の原形』 時代や地域を超えて人類には幾つもの共通の物語がある。例えば有名な話では、旧約聖書のノアの経験した洪水の記憶が、シュメールのギルガメッシュ叙事詩に描かれる洪水の記憶と対比される、など。それを七千年ほど昔の最温暖期における海水準上昇の史実と結びつけて解釈する向きもあるが、比較神話学の大家である著者ジョーゼフ・キャンベルはその共通項の心理学的な側面からの説明を試みる。すなわち、膨大な数の伝承の中から共通の構図を抽出し、その物語を欲する深層心理や、集団的社会活動の要請から立ち上がる物語として、その構図を再解釈しようとする。神話や伝承に対する心理学的な解析は、一歩踏み誤れば、都市伝説を語るような危うさを秘めているとは言え、著者の考察はとても興味深い。 『その光景が、実際にあったことなのか、疑いたくなるかもしれない。だが、疑ったところで何の役にも立たない。というのも、今問題にしているのは、象徴の問題であって、史実の問題ではないからだ。リップ・ヴァン・ウィンクルやカマル・アル=ザマン、さらにはイエス・キリストが実在していたのかどうかに、特にこだわる必要はない。重要なのはその物語である。こうした物語は、世界中に広く分布し、さまざまな土地で、さまざまな英雄たちと結び付いている』―『第三章 帰還』 神話に表れるモチーフや物語の構図は、文明の違いを越えて共通するのみならず、時代も越えて何度も繰り返されるという。確かに、指輪物語やスターウォーズ、ハリーポッターに至るまで、キャンベルの説く英雄譚に共通する構図に照らし合わせて見てみると、驚くほどに人は同じ物語を聞きたがっているように見える。であるなら、それは何故かという問いが必然的に湧き上がるだろう。これに対して、集団生活における人類共通の深層心理のようなものを炙り出そうというのがキャンベルの狙いであることは容易に理解できるし、説得力もあるように思える。 しかし、どこか結果を先取りしたような説明になっているような気がしてならないのは何故か。神話や宗教などの文化的側面がキャンベルの説く英雄譚の構図や宇宙創成の円環に沿って説明可能であるのは解るとしても、やはり何故そうなっているのかという問いに対する答えに迫っているようには感じられない。 『個人というのは必然的に、人間の全体像の一断片であり、全体像を歪曲したものにすぎない。個人は、男か女かのどちらかでしかありえない。(中略)したがって、全体性(人間の完全性)は個々人ではなく、全体としての社会のうちに存在する。個人はそれを構成する一器官でしかありえない。個人は自分が所属する集団から、生きる技術、考えるために必要な言語、生き延びるために必要な発想を得ている。個人の身体を形づくる遺伝子は、彼が生きる社会が過去から受け継いできたものを通じて伝えられてきた』―『エピローグ 神話と社会』 自分には、人類に共通する物語が存在するのは、ある事象に対する人類の脳の機能に特有の反応があるだけであるような気もする。それが有史以前の記憶の断片に根差すものなのかどうかは、はっきりと結論することは困難だろう。とは言え、多くの人々が現在よりもよい視力を持ち、暗い夜空の中で今よりも鮮やかな星々を眺めながら多くの物語を紡いだのは、地理学的な知識の有用さや、地球の公転と四季の変化を結び付けて定住型農耕生活に資するためだけであったとは思えない。人は、根本的に物語を見出す生き物なのだ。本文や注釈の中で挙げられた数多くの物語が、時代や地域を越えて同じような主題を奏でるのは、人の特質が変化を捉えることに拠って立っているからであり、その変化の理由を同じような経験則に従って与えたがるせいなのだと思う。そのような考察はキャンベルの張っている論陣には入れようもないかも知れないが、人は物語を理由付けとして生み出し、必然と捉えてしまいがちな生物なのだと思う。本の感想とは離れてしまうが、今のような変化が速く多様化し先が見通し難い時代にあっては尚のこと、そのことを肝に銘じておくべきことだと思う。

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2020/02/28

裏表紙~ 世界最古の英雄譚といわれるギルガメッシュの冒険からオデュッセウスの苦難の旅、ブッダの修行、イザナギとイザナミの物語まで、古今東西の神話や民話に登場する「英雄」たちの冒険を比較すると、心揺さぶる物語の基本構造が見えてくる──。ジョージ・ルーカスに〈スター・ウォーズ〉創造の...

裏表紙~ 世界最古の英雄譚といわれるギルガメッシュの冒険からオデュッセウスの苦難の旅、ブッダの修行、イザナギとイザナミの物語まで、古今東西の神話や民話に登場する「英雄」たちの冒険を比較すると、心揺さぶる物語の基本構造が見えてくる──。ジョージ・ルーカスに〈スター・ウォーズ〉創造のインスピレーションを与えるなど、世界中のクリエイターたちに多大な影響を与えた神話学者キャンベルによる古典的名著の新訳版 井戸を守る醜い老婆から水をもらうには… 「王の掟」 「優しさ」… が世の中で一番強い心がいるもの…(?)

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