1,800円以上の注文で送料無料

残り全部バケーション の商品レビュー

4

406件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    190

  3. 3つ

    77

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2024/03/20

圧倒的な面白さを感じた。そんな小説。 岡田さんの人間性をまず好きになります。そして、その岡田さんが急に物語からいなくなり寂しくなります。でも、最後は岡田さんの存在を感じることが出来、ほんのりと嬉しくなります。 著者の作るストーリーにはホント毎回ドキドキさせられっぱなし。 個人的に...

圧倒的な面白さを感じた。そんな小説。 岡田さんの人間性をまず好きになります。そして、その岡田さんが急に物語からいなくなり寂しくなります。でも、最後は岡田さんの存在を感じることが出来、ほんのりと嬉しくなります。 著者の作るストーリーにはホント毎回ドキドキさせられっぱなし。 個人的には、岡田さんと権田さんの悪戯を集めて一冊の小説にして欲しいくらい。 本当に面白かった。

Posted byブクログ

2024/03/05

チルドレン、サブマリンに続き、3つ目の伊坂作品を読了。5つの連作短編集。 上記の作品と同様、各章ごとに異なる視点から物語が進行し、一つのパズルを解くような楽しさのある構成となっている。 ただ各章とも関係性や結末が明確に描かれない部分が多く、自分自身で物語を想像したり考察したり...

チルドレン、サブマリンに続き、3つ目の伊坂作品を読了。5つの連作短編集。 上記の作品と同様、各章ごとに異なる視点から物語が進行し、一つのパズルを解くような楽しさのある構成となっている。 ただ各章とも関係性や結末が明確に描かれない部分が多く、自分自身で物語を想像したり考察したりしなければならない。パズルピースが決まった形で嵌まらず、より深く考えさせるものになっているところも特徴的だと感じた。 特に最後の結末はハッピーエンドともバッドエンドとも捉えられるため、読了後に読者の考察をインターネットで調べてみるのも面白い。 伊坂幸太郎、「問題児」だ…。

Posted byブクログ

2024/03/03

どういうことなんだろう????と読んでたら最後意外なところで繋がるのと、時系列も含め整理しながら読むとなるほど!となる。ストーリーの中にも錯覚させるような場面が出てくるが、現実にいる読み手も錯覚させられる!

Posted byブクログ

2024/02/18

この作品の魅力は 最後の短編「飛べても8分」に凝縮されてる。 伏線を伏線と思わせない、気づかせない。 ほんとうにきめ細やかに敷き詰めてくる。 それが如実に出た作品だなという感想。 メイン人物として、裏稼業コンビ、溝口と岡田がいて その2人に、何かしらの形で関わった人たちの語...

この作品の魅力は 最後の短編「飛べても8分」に凝縮されてる。 伏線を伏線と思わせない、気づかせない。 ほんとうにきめ細やかに敷き詰めてくる。 それが如実に出た作品だなという感想。 メイン人物として、裏稼業コンビ、溝口と岡田がいて その2人に、何かしらの形で関わった人たちの語りを通して その2人の現在と過去と未来を知られるように構成されている。 上で説明したような感じで、ああ、短編集ね。と思いながら読み進めて 個々の短編集として、十分面白いのだけれど 「飛べても8分」のラストの加速に、興奮した。 「ただの短編集なわけないよな、伊坂幸太郎だもんな」とお手上げでした。

Posted byブクログ

2024/02/03

ストーリーは面白かったが書かない部分をどう読ませるか…みたいなはっきりしない結末が伊坂幸太郎をあまり読んでいない私にはスッキリしなかった。 とはいえ、溝口とさまざまなコンビの掛け合いはズレまくりで面白かった。

Posted byブクログ

2024/02/10

残りの人生を全部バケーションしたいですw ってな事で、伊坂幸太郎の『残り全部バケーション』 MKT文庫よりw いや~、オモロ過ぎ 久々に伊坂幸太郎さんの本を読んだけど、面白過ぎた♪ 小悪人じゃけど、憎めないキャラの溝口と部下?の岡田との小悪人家業の人生劇場w 「実は...

残りの人生を全部バケーションしたいですw ってな事で、伊坂幸太郎の『残り全部バケーション』 MKT文庫よりw いや~、オモロ過ぎ 久々に伊坂幸太郎さんの本を読んだけど、面白過ぎた♪ 小悪人じゃけど、憎めないキャラの溝口と部下?の岡田との小悪人家業の人生劇場w 「実はお父さん、浮気をしてました」で始まる小説って! これで釘付けになるよね(笑) じゃがこの出始めを書けるってのが凄いよね♪ この衝撃的な出始めを裏切らないスピード感有る爽快な内容♪ 最後も余韻と、読んだ人それぞれの物語が続いて行く終わらないバケーション(笑) 2019年16冊目

Posted byブクログ

2023/12/31

裏家業コンビの岡田と溝口。それに関わる短編集。 短編集ながら、絶妙に作用しあっている。 ・よみたい本がない人 ・読書を楽しみたい人 におすすめ。 個人的には良作でした。 本としてよくできています。最後まで読み終えた後の一瞬の衝撃と良作に出会えた満足感でほくほくしました。

Posted byブクログ

2023/12/09

相変わらずのドタバタ劇場。伊坂幸太郎という感じ。 裏稼業のコンビである溝口と岡田がキーとなって各話が展開されていく。短編集。 最初はよくわからなかったけど、読み進めると「この人はこの人か!」「あの出来事はこれと繋がっていたのか!」の連続でしっかり作られてておもしろかった。よくで...

相変わらずのドタバタ劇場。伊坂幸太郎という感じ。 裏稼業のコンビである溝口と岡田がキーとなって各話が展開されていく。短編集。 最初はよくわからなかったけど、読み進めると「この人はこの人か!」「あの出来事はこれと繋がっていたのか!」の連続でしっかり作られてておもしろかった。よくできていた。

Posted byブクログ

2023/12/06

色んな作家さんの本を見ても、2〜3冊に1回は伊坂幸太郎さんの本を見たいと思い、定期的に摂取してしまいます。 伊坂さんの作品は、読みやすい構成3割、物語に引き込む力3割、笑えるところ3割、考えさせられる言葉1割のブレンドが、病みつきになります笑 本書は、クセ少なめで特に読みやす...

色んな作家さんの本を見ても、2〜3冊に1回は伊坂幸太郎さんの本を見たいと思い、定期的に摂取してしまいます。 伊坂さんの作品は、読みやすい構成3割、物語に引き込む力3割、笑えるところ3割、考えさせられる言葉1割のブレンドが、病みつきになります笑 本書は、クセ少なめで特に読みやすい伊坂さんらしい作品のような気がします。 p38過去のことばっかり見てると、意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラー見てたら危ないじゃないですか。事故りますよ。進行方向をしっかり見て、運転しないと。来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいいですよ。 →基本は前。たまに後ろを振り返る。大事なことをわかりやすくコミカルに浸透させてくれる。 p95人を騙すには、真実とか事実じゃなくて、真実っぽさなんですよ。 →「騙す」を「説得する」に置き換えると、仕事にも通ずるなぁと感じた。 p263いいか、飛んでも八分、歩けば十分、メールは一瞬。だとしても、飛べるなら飛ぶべきだ。そんな経験、しなきゃ損だろうが。 八分も十分も大差ねえ、なんて言ってるのはな、「どうせ人間は、死んじゃうんだから何したって関係ねえよ」って言ってるのと同じだろ どうせいつかは死ぬけどな、生き方は大事なんだよ →真理。年齢を重ね、生き方(生き様?)こそ大事だなぁと感じる。ただ生きるのではなく、ありたい自分であることこそが人間の在り方だと思う。

Posted byブクログ

2023/11/18

久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品を読んだんですが、やっぱり良い!今回読んだ”残り全部バケーション”は短編集ではないのですが、1つのストーリーが5篇に分かれて構成されており、其々が良い感じで結びつき"最終的には!?"っていうミステリーです。肝心なストーリーを簡単に...

久しぶりに伊坂幸太郎さんの作品を読んだんですが、やっぱり良い!今回読んだ”残り全部バケーション”は短編集ではないのですが、1つのストーリーが5篇に分かれて構成されており、其々が良い感じで結びつき"最終的には!?"っていうミステリーです。肝心なストーリーを簡単に紹介すると、当たり屋稼業で善人から金をふんだくっていた岡田は或る日、組織のボスを裏切ったとの冤罪で組織のボス・毒島に目を付けられ姿を消してしまう。一方、岡田の直属の上司だった溝口はボス裏切り計画の張本人だったが毒島からのお咎めも無く、裏稼業を続けていくのだが、溝口が本当に企んでいた事とは・・・

Posted byブクログ