WHAT IS SAPEUR？ の商品レビュー

NHK「地球イチバン」制作版(著者),影嶋裕一(著者)

2024/02/09

貧しいけど、ビシッと全身をおしゃれに決めた非暴力の紳士たち。 -流行を追いかけるのは金持ちのすることだよ(p.25) -サプールたる者、みんなを驚かせる「オンリーワン」でなければならない。(p.25) -豊かさとは、物質的な豊かさではなく、己の生き方を信じて貫いた先に見えてくる「希望」なのかもしれない。(p.31)

2022/07/19

・アフリカ最貧国コンゴに出現したサプールという文化
・彼らはなんのためにおしゃれなスーツを纏い、ステップをふみ、行き方を若者たち（伝えるのか
・世界一おしゃれで平和を愛するジェントルマン・SAPEUR
　彼らは“服が汚れるから戦わない”、“服を買うために働く”“人の目線を集めるから、洗練された行動と信念を持つ”

SAPEUR ６つのルール
1:上質な服をエレガントに着こなす
2:色彩感覚を磨き、色のハーモニーを奏でる
3:武器は持たない。軍靴を履く代わりに平和のステップを刻む
4:気取って歩き人を魅了する
5:他人を認め、他人を尊重し、他人に敬意を払う
6:個性を大事に、誇り高く生きる

〇何年か前に写真展に行って、目が覚めるように感動した
〇どんなに権力や財力を持っていても人を踏みにじる行為にゴーを出す人間よりも、サプールがエレガントでかっこいい

・社会主義政権下、大統領への抗議で、大統領のサッカー観戦の日にスタンドをサプールたちが埋め尽くした。観客たちの視線はすべてお洒落なサプールに。大統領の面目をつぶした
｢革命のスタジアム｣

2022/06/15

ぱらぱらとめくってみて　
あまりの格好良さに驚き　本文も読みました。

SAPEUR「サプール」ってなんでしょう？

コンゴ特有のファッションを楽しむ人のことだそうです。

皆さんとってもかっこいい。。。
でも、普段は一生懸命働いている。
休日のみ　こうして　気取って歩く。

SAPEUR　の　ルールは
1.上品な服をエレガントに着こなす
2.色彩感覚を磨き、色のハーモニーを奏でる
3.武器は持たない、軍靴を履く代わりに平和のステップを刻む
4.気取って歩き人を魅了する
5.他人を認め、他人を尊重し、他人に敬意を払う
6.個性を大事に、誇り高く生きる

凄い　シンプルな　ルールですが　とっても理にかなっているんですよ～～
上品な服を着こなすには　健康でいなきゃいけないし 一生懸命働いて　服を買うんですよ。
私たちのように　クレジットを払いながら　服を着るのではなく 分割を払い終わってから　服を受け取るのです。
だから　流行の服ではなく　本当に良いものを選ぶのです。

写真だと　葉巻をくわえている人もいるけど　
これは　吸わないで　飾りのようです（笑）

かっこいい服を着てれば　争わなくなる。
争い＝けんかは　服が汚れる。　
良い　考えですね。
紛争の時期に　大切にしまっていた　服がなくなってしまったので 絶対に　戦争はしてはいけないと　思ったそうです。

とても平和的な考えで　だだの伊達男というのではなく しっかりとした　考え方があり　それを　みんなで引き継いでいくというのも すばらしいと思います。

良い服を着て歩くと　周りから認められる。
そうなると　自分自身の　自信にもつながる。

そういえば　自分も　着物を着たときは　
所作がなんとなく　普段より　良くなったりしたような気がします。
だから　普段から　所作などにも　気を配って
この人達の考え方を見習いたいと思いました。

2022/02/24

武器は悪魔の道です。服は健全な道です。
戦争からは何も生まれない。
今も生活は何一つよくならない。
しかし、綺麗な装いをした人は争いや、
混沌としたものを避けるようになります。
綺麗な服装は心まで綺麗にします。
みんなの心が綺麗になれば戦争なんて起きないんです。

2020/03/22

・
「武器を捨て、エレガントな装いを」
数年前に大丸で見たサプールの写真展。
・
社会運動なんですよね、貧しいけれど、
清潔にして、カッコよくキメる。
・
平均月収約3万円ほどの国で、どうやって20万円ものスーツを手に入れるの？とか
コンゴが２つあるとか、
コーディネートは３色以上使ってはいけないとか、
ヨウジヤマモトが愛されているとか、
目が覚めるエピソードをたくさん吸収したことを覚えています。
・
ずっと伺いたかったcafeの本棚にあったので、手に取らせていただきました。
NHKのドキュメンタリーを書籍化です。
・
サプールは平和と清潔の象徴ということが、
今回の気づきです。
(アフリカで”清潔”であることって、重要)
・
1日に¥130の暮らしで、自分の夫がやってたら、たまにモヤったりするのかな…
きっと信念にホレてるから、大丈夫だな。
ファッショニスタも好きだしね。
・

2017/08/22

中央アフリカに位置するコンゴ共和国。面積は日本と同じくらい。人口は
約32分の1。1990年代に内戦を経験したこの国の平均月収は約2万5千円。
1日を130円以下で生活する人が3割存在する。

決して豊かな国ではない。貧困国に分類されるコンゴ共和国だが、そこ
にはなんともダンディな男たちがいる。

服にお金をかける彼らは「サプール」と呼ばれる。そんなサプールを取材
したのが本書の元になったNHKの番組だ。この番組は私も観ていたので、
迷わず購入した。

サプールたちはコンゴ共和国の富裕層ではない。みんな「普通の人々」だ。
普段は消防士だったり、タクシー・ドライバーだったり、電気工だったり。

そんな彼らは週末になると高級ブランドの服で着飾り、気取って歩き、独特
のステップを踏んで街に繰り出す。

テレビでも観たけれど、本当に格好いいのよ。ビビッド・カラーを組み合わせ
た服といい、チーフやネクタイ、サングラスなどの小物といい、コーディネート
の妙にうっとりしちゃう。本書にもサプールたちの写真が満載だ。

ただ着飾った姿だけが格好いいのではない。サプールは平和の象徴でも
あるんだ。サプールは決して喧嘩をしない。相手を尊重し、敬意を払う。

「武器は持たない。軍靴を履く代わりに平和のステップを踏む」

内戦を経て来た経験もあるんだろうな。年配のサプールたちは何もかもを
奪い去った過去を繰り返してはいけないと思ってもいる。

砂埃が立つ道に掘っ立て小屋のような家。収入だって多い訳じゃない。
それでもサプールたちは高級ブランドの服を買い、自身を飾る。

服が欲しければいくばくかの収入がなければいけない。だから、仕事に
就き、まじめに働く。週末、ブランド品を身に着けるには常に清潔を保た
なければいけない。実際、服飾品にお金をつぎ込むことで別れてしまった
夫婦もいるようだが、多くの奥様たちも自分の旦那様がサプールである
ことで喜んでいる人も多いようだ。

信念といい、着飾った姿といい、本当に格好いいんだよな。ファッションを
楽しむっていうのは、このサプールたちのことを言うんじゃないだろうか。
季節ごとに最新の服をとっかえひっかえするんじゃなくてさ。

サプールではないが、アフリカの女性たちが色とりどりの布を身に着けて
いる姿を目にすることがある。彼女らの色彩のセンスって素晴らしいのだ
よね。あれは真似が出来ないわ。

2016/03/24

「ー」

貧しい生活の中でも服にお金をかける人々。ファッショナブルであるには平和でなければならない。ある意味制服かも。

2016/03/21

「SAPEURルール2　色彩感覚を磨き、色のハーモニーを奏でる」内容はいい、納得だけれど、写真100頁のうち35頁が白黒では．．．ルールに反する。

2016/03/09

一目見て、なんてカッコイイ人達なんだろう！と感心した。
アフリカのコンゴ、国民所得はかなり低い。
しかし、高級な帽子、サングラス、スーツ、ネクタイ、靴、小物類をビシッと且つエレガントに着こなした男達、それがSAPEUR。
見た目だけでなく、姿勢や日常生活までダンディに過ごし、暴力は禁止。ファッションで社会まで変えてみせるという思想。
当然高級な服飾は家計に影響する。しかし、彼らはSAPEURを貫くため、仕事も家庭もやりくりも一生懸命にこなす。とにかく素敵な人達なのである。
こんなスーツの着こなしには憧れるが、モンゴロイドには･･･