京都寺町三条のホームズ(3) の商品レビュー
5つの要素のバランス
*事件と謎解き *骨董品の蘊蓄 *京都の観光とグルメと歴史 *ヒロインと京男子の恋愛 *探偵と贋作士の張り合い この5つの要素がバランスよく配置されているとみるか、それとも色恋話が強調されてしまっているとみるか、で評価が違ってくるシリーズです。「歌舞伎美人の恋慕」は...
*事件と謎解き *骨董品の蘊蓄 *京都の観光とグルメと歴史 *ヒロインと京男子の恋愛 *探偵と贋作士の張り合い この5つの要素がバランスよく配置されているとみるか、それとも色恋話が強調されてしまっているとみるか、で評価が違ってくるシリーズです。「歌舞伎美人の恋慕」は南座の顔見世の様子が秀逸でしたのに、事件そのものはあっさり底を割ってしまいました。この事件だけでまるごと1冊を費やしても良かったくらいなので、実に物足りないです。 ちなみに「序章『忍ぶ想い』」に出てきた青岳尼ですが、歴史小説作家・伊東潤の「戦国鎌倉悲譚 剋」は青岳尼の娘・青蓮尼と北条氏舜の物語です。
Golden Pearl
シリーズ3冊目。京都の蘊蓄も骨董の蘊蓄も少し少なめ?な一冊。歌舞伎のガイダンスなんてあるんだーと少し興味が出た。円生が出て来た3作目が1番面白かったな。歌舞伎に誘ったり、自分と同じ植物園の年パスプレゼントしたりとか周りには丸わかりって事ですかね…。頑張ってホームズさん。
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今作は歌舞伎の巻。顔見世にまつわる事件を解決していくホームズ。そして、ホームズの元カノの悩みも解決してしまう。 そんなホームズを家に招いたアルバイトの真城葵。二人ともお互いを好ましく思っているのに、傷つくのが怖くて、もう一歩進めない。二人の関係が少しずつ近寄っていく巻。 そし...
今作は歌舞伎の巻。顔見世にまつわる事件を解決していくホームズ。そして、ホームズの元カノの悩みも解決してしまう。 そんなホームズを家に招いたアルバイトの真城葵。二人ともお互いを好ましく思っているのに、傷つくのが怖くて、もう一歩進めない。二人の関係が少しずつ近寄っていく巻。 そして円生との二度目の贋作勝負。ホームズは見抜けるのか。あっというまに読んでしまった。
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多くの恋も芸事の糧にするような男性より、無くした妻を想い再婚を断る店長みたいな方に巡り逢いたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今回はたくさんの恋愛譚と浮世絵回だった!! 序章『忍ぶ想い』 店長こと清貴の父へ常連上田さんが持ち込んだ掛け軸。その掛け軸の真意は父のお見合いを応援するものだった。しかし店長は葵と2人になると、愛しい亡き妻を忘れらず、見合いは断るという本心を伝えてくれた。そんな美しい恋のはお話に胸が温かくなった… そして「蔵」にオーナーが『しのぶれど、色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで』の書を飾ってしまうほど葵に対する恋心が隠せず、どぎまぎする清貴の姿が愛おしかった。 第一章『歌舞伎美人の恋慕』 顔見世に行くことになった清貴と葵。そこで顔見世では市片喜助の襲名した歌舞伎役者が舞台中事故に巻き込まれてしまう。しかし清貴は喜助が予め事故に遭うのを危惧していた。なぜなら喜助が清貴の元に脅迫状の件で相談に来たからだ。喜助は女性関係が派手で、最近婚約発表もしたばかりだった。一体誰が彼にこんなことをしたのかー。 第二章『聖夜の涙とアリバイ崩し』 京都のオシャれな通り北山通で、上田さんの親店で客寄せパンダとして4日間働くことになった清貴。その頃葵も試験勉強も教えてくれ、家族からも彼にお礼がしたいということで清貴を家に招待することに… そして葵の家を後にした後2人は上田の新店に向かうと、そこには清貴の元カノ和泉の姿が…。実は和泉は婚約を破棄し、新しい相手のお見合いをしまた婚約したそうだが、その彼に別の女の影があり悩んでいた。果たして清貴は和泉の悩みを解決できるのか。そして二章の最後に登場したクリスマスの教会シーンは美しかったなぁ。 第三章『祇園に響く鐘の音は』 オーナー邸で大晦日パーティーをすることになった一同。清貴と葵は蔵からパーティーに向かう前に京極八社寺巡りをすることに…そして秋人も偶然合流しオーナー邸に向かう。パーティーでは柳原先生に嫉妬したオーナーが清貴に考案させた「宝探しゲーム」をすることに…そこで思わぬかたちで円生に遭遇する一同。果たして皆は穏やかに年越しを迎えることができるのかー。ここでも最後に登場した哲学の道から八坂神社にかけてのお散歩ルートが幻想的でキレイだったなぁ。 本作を通して、清貴が葵に想いを募らせているのがひしひしと伝わってきた…2人の恋が2人の願ったかたちで成就しますように…
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「歌舞伎美人の恋慕」 手を出した相手とは。 誰の悪口も誰にも言わなかったとしても、遊んでいる中の一人と明かしたうえで語られる言葉は気分良くないだろう。 「聖夜の涙とアリバイ崩し」 もう不誠実は嫌だと。 隠したい事実があったからこそ嘘を吐き続けたとはいえ、そんな人と人生を共にする...
「歌舞伎美人の恋慕」 手を出した相手とは。 誰の悪口も誰にも言わなかったとしても、遊んでいる中の一人と明かしたうえで語られる言葉は気分良くないだろう。 「聖夜の涙とアリバイ崩し」 もう不誠実は嫌だと。 隠したい事実があったからこそ嘘を吐き続けたとはいえ、そんな人と人生を共にするなんて苦しいだけの日々だろう。 「祇園に響く鐘の音は」 余興に混じり来た者。 真贋を見極めるには肥えた目を持っている人でも難しいものはあるが、それを作れた時は達成感で満ち溢れるだろう。
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シリーズ3作目。 ハラハラしたりドキドキしたり、クスッと笑ってしまったり、安定の楽しさ! 秋人さんの無邪気さがいいなぁ(♡ω♡ ) ~♪
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最初から登場する書は 「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」(平兼盛) 平安時代の『歌合会』で詠まれた歌。『ちはやふる』でも有名になったこの歌は私も大好きな歌のひとつ。 子どもの頃、国際文通週間切手の「蒲原」が欲しくてたまらなかった。高くて手が届かな...
最初から登場する書は 「しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものや思ふと 人の問ふまで」(平兼盛) 平安時代の『歌合会』で詠まれた歌。『ちはやふる』でも有名になったこの歌は私も大好きな歌のひとつ。 子どもの頃、国際文通週間切手の「蒲原」が欲しくてたまらなかった。高くて手が届かなかったけれど。10年ぐらい前に静岡県の東海道広重美術館の浮世絵プチ体験で、その「蒲原」をゲットした時は嬉しかった。 今回の小説は、浮世絵と歌舞伎を通して道ならぬ恋がテーマになっている。ドロドロ感が支配しても、理知的なホームズが解き明かすとカラッと晴れ間が出てくる。そんなホームズも自分の恋の道では迷ってばかり。葵ちゃんとのじれったい関係はきっと継続していくだろうな。 古典の世界と謎解きを大いに楽しませてもらった。
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安心して読めるけど2人の関係に少しイライラ。タイミングよく現れる邪魔者に空気読めっと突っ込みたくなる。穏やかに流れる2人の日常は少しのスパイスを散りばめて読み終わると癒されて日々の暮らしに戻る。 あと、京都の住民は首都を東京に譲って寺社や歴史的建造物を守ったとプライドを持っている...
安心して読めるけど2人の関係に少しイライラ。タイミングよく現れる邪魔者に空気読めっと突っ込みたくなる。穏やかに流れる2人の日常は少しのスパイスを散りばめて読み終わると癒されて日々の暮らしに戻る。 あと、京都の住民は首都を東京に譲って寺社や歴史的建造物を守ったとプライドを持っているとあり、確かにと思う反面、京都がずっと首都だったら他県ももっと伝統を重んじていたかも知れない。
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