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ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 の商品レビュー

3.7

141件のお客様レビュー

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    17

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2016/06/15

「行かなくても行った気持ちになれる」のが紀行文のいいところだとしたら、間違いなく一級品の一冊です。 全く違和感なく、目の前でとつとつと旅行の情景を展開してもらっているような雰囲気で読めました。 最後、熊本が取り上げられています。 まさかこんな地震があるなんて誰もが思っていません...

「行かなくても行った気持ちになれる」のが紀行文のいいところだとしたら、間違いなく一級品の一冊です。 全く違和感なく、目の前でとつとつと旅行の情景を展開してもらっているような雰囲気で読めました。 最後、熊本が取り上げられています。 まさかこんな地震があるなんて誰もが思っていませんでしたが、熊本城や、その他の建物の今の姿を想像して心が痛くなりました。

Posted byブクログ

2016/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

場所や内容の統一感が欠けると思ったが、後書きを読んで納得。 『これは旅行記、というか、僕が訪れた世界のいろんな場所について、この二十年ほどのあいだに、いくかの雑誌のために書いた原稿をひとつにまとめあげたものです。』 村上氏の料理の描写が好きなので「おいしいものが食べたい」が一番かな。 あとはやはりボストンでしょう。私もいつかチャールズ河沿いをランニングしてみたい。 肉があまり好きではないことは知らなかった。 牛は食べるが、鳥と羊は食べないらしい。きっと馬もだめだろう。 じゃあ豚は??これはそのうちわかるのかな。

Posted byブクログ

2016/05/30

前から気になっていてやっと図書館で借りることができた。 読むと、すごく旅行へ行きたくなる。 この本を持って、ここで村上春樹さんはこういうことを感じたんだ、自分は? と比べたくなる。 だから、少ししたら買うと思う。

Posted byブクログ

2016/05/28

アメリカ各地、かつて住んだギリシャ、長編小説の舞台フィンランド、ラオス、そしてなぜか熊本…。村上春樹が訪れた世界のいろいろな場所について綴った紀行文集。 村上春樹の紀行文を読むのは何冊目かわからないけど、どこへ行っても走れるところでは走り、美食・銘酒に舌鼓を打ち、現地の猫を愛で...

アメリカ各地、かつて住んだギリシャ、長編小説の舞台フィンランド、ラオス、そしてなぜか熊本…。村上春樹が訪れた世界のいろいろな場所について綴った紀行文集。 村上春樹の紀行文を読むのは何冊目かわからないけど、どこへ行っても走れるところでは走り、美食・銘酒に舌鼓を打ち、現地の猫を愛で…と、ある程度ワンパターンなのに全く飽きない。古希が近づいているけれどこの調子で旅をし、書き続けてほしいものだ。 (B)

Posted byブクログ

2016/07/09

村上氏の旅行記はどれも好ましくてむかしから割とよく愛読している。 確かギリシャに行ったとき「遠い太鼓」でおすすめしてたペロポネソス半島にある小さなリゾートに滞在したり、香川の友達のところに遊びに行ったときは「辺境・近境」のうどん屋を探しまわって多分ここってところに行ったりした。 ...

村上氏の旅行記はどれも好ましくてむかしから割とよく愛読している。 確かギリシャに行ったとき「遠い太鼓」でおすすめしてたペロポネソス半島にある小さなリゾートに滞在したり、香川の友達のところに遊びに行ったときは「辺境・近境」のうどん屋を探しまわって多分ここってところに行ったりした。 おこがましいことを承知で言うと、旅やら異国で過ごすということにおいての感性が幾分似通っていると思う。 ラオスとかいったことないけどめっちゃ共感できるわー。 ギリシャとかイタリアとかアメリカはあーなんかわかるかもーみたいなノスタルジアを感じる。 北欧すごく行ってみたくなる。 熊本は一年前くらいの長閑で平和な風景がもの哀しく、文中に出てくる海の上の赤崎小学校はぶじだったのかなぁとか熊本城の再建がんばれとか、思うよね。 そこまででなくとも、子どもの頃を過ごした土地だとか、アメリカ東海岸に居住経験があるとか、ヨーロッパに滞在経験があるとか、いくつかの共通してるとも言えなくない世界旅行的経験に照らし合わせて共感できる部分も数多くある。 それが一言で言うと「旅っていいよね」となる。 「疲れることも、がっかりすることもあるけれど、そこには必ず何かがあります。」 まさにこれ。 「旅先で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない」 ほんとそれ。

Posted byブクログ

2016/05/19

紀行文であっても、村上春樹節。 読んで活きたくなるというよりも、ああ、村上春樹はこういう風にこの国を見るのね、という感想を抱いた。 ボストンは土地勘があるので、読んでいて納得したり、村上春樹独特の表現に苦笑したり。 アイスランドの「すかすか感」と苔と温泉が好きだった。

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2016/05/08

旅っていいものです。ーそこには必ず何かがあります。さあ、あなたも腰を上げてどこかに出かけて下さい。 たくさんの水を日常的に目にするとにうのは、人間にとってあるいは大事な意味を持つ行為なのではないだろうか。ーラオスにいつたい何があるというんですか?村上春樹著

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2016/05/05

ボストン・マラソンに6回出場し、同じ大会を好んで複数回走ることを精神的なふるさとという表現にしているところがボストン・マラソンは走ったことがなくても、マラソンをする者として、とても良く理解できます。また、コースだけでいえば、もっと素晴らしい大会があるし、すでに走る前からコースがす...

ボストン・マラソンに6回出場し、同じ大会を好んで複数回走ることを精神的なふるさとという表現にしているところがボストン・マラソンは走ったことがなくても、マラソンをする者として、とても良く理解できます。また、コースだけでいえば、もっと素晴らしい大会があるし、すでに走る前からコースがすべて思い出せにもかかわらず、この大会を好む点がふるさと感なのかなと思いました。

Posted byブクログ

2016/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

村上春樹の紀行文集である。ラオスはこの紀行文集の中に収められた一編である。ラオス以外は面白くない紀行文である。

Posted byブクログ

2016/04/27

タイトルにある、ラオスに行ってみたいと思っていて 村上さんがみたラオスの話を聞いてみたくて読んだ。 ラオスだけじゃなく、ギリシャやフィンランド、熊本の話もおもしろかった。 村上さんの書く文章は非日常に連れて行ってくれるから好きだわー。

Posted byブクログ