図書室で暮らしたい の商品レビュー
辻村さんのエッセイ。エッセイとは思えない感じでした。何て言ったら良いのか。エッセイ以上小説以下という印象の内容でした。文章からしてとても真面目な方なのかなぁ、と。作家さんなので当たり前の事かもしれませんが、本がとてつもなく大好きな方なのですね。その熱量が文体から読み手に伝わるくら...
辻村さんのエッセイ。エッセイとは思えない感じでした。何て言ったら良いのか。エッセイ以上小説以下という印象の内容でした。文章からしてとても真面目な方なのかなぁ、と。作家さんなので当たり前の事かもしれませんが、本がとてつもなく大好きな方なのですね。その熱量が文体から読み手に伝わるくらいパワフルで楽しく読了しました。
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エッセイ集。辻村さんがどんな思いで執筆をされているのかや、日頃の思いが良くわかりました。 存在が身近になった感じです。 「本の向こうからの手紙」と、「うちの子へ」と、 「女子と文庫」が、特に好きです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
実を言うと、私は辻村深月が好きだと胸を張って言えなかったことがある。自分がこういった、ややこしくて自意識の強い女だと知られたくなかった。けれど今、はっきりと言える。私は辻村深月が好きだ。大好きだ。辻村さん、作家になってくれて本当にありがとうございます。このエッセイを読んで「輪るピンクドラム」を観始めた。「Ⅴ 自作解説」で、浅葱にまた会えるかも、と思って胸が震えた。あんなに幸せになってほしい主人公はいない。首を長くして待っているから、彼の幸せになった未来を、教えてほしい。
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なんつーか・・・いろいろ、圧倒されます。辻村さんというのは、オタクなだけあって(?)、非常にピュアで、まっすぐで・・・そのひたむきさがイタく感じられて、ちょっと引いてしまうくらいである。 とはいえ、いやだからこそ、気になってしまう作家さんでもあるんですけどねw 作家さんの書くエッ...
なんつーか・・・いろいろ、圧倒されます。辻村さんというのは、オタクなだけあって(?)、非常にピュアで、まっすぐで・・・そのひたむきさがイタく感じられて、ちょっと引いてしまうくらいである。 とはいえ、いやだからこそ、気になってしまう作家さんでもあるんですけどねw 作家さんの書くエッセイというものは、そこに滲み出てくるものが非常に面白いですよね。 本書の中で一番よかったのは「自作解説」です。こういう思いをつづってしまうことが、好ましくもあり、小説を読む側にとっては邪魔でもあり・・・読みたくはなるんだけど、感情を引っ張られてしまいますからねぇw 困ったもんですwww
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辻村さんって「相棒」ファンでしたか。収穫はそれだけかな。 標題とジャケ絵に反して、図書館に泊ったり暮らしたりする話はほとんど出てこないエッセイ集でした。
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エッセイの底に一貫して流れているのは「感謝」。辻村さんの誠実で謙虚なお人柄ほんわか伝わってくる。ミーハー時代のサイン会。直木賞を受賞した時の素直な喜び。一人の母として保育園に送り迎えをする今・・・・。いささかも隠し立てすることなく思いの一切そのままが綴られている。それぞれの作品以...
エッセイの底に一貫して流れているのは「感謝」。辻村さんの誠実で謙虚なお人柄ほんわか伝わってくる。ミーハー時代のサイン会。直木賞を受賞した時の素直な喜び。一人の母として保育園に送り迎えをする今・・・・。いささかも隠し立てすることなく思いの一切そのままが綴られている。それぞれの作品以上に著者自身そのものの魅力に抗いがたく心ひかれた。
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辻村さんはエッセイでも涙腺を刺激してくるのかチクショウ…! 『輪るピングドラム』観なきゃ。 「十七歳のサイン会」は何かで読んだが、何度読んでもいいなあ。 装丁かわいいよう。図書館か本屋さんで住み込みで働きたいなあ。つ、つくればいいのか。
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2011年以降に書かれた文章をまとめたエッセイ集。 エッセイは苦手ですが、時々あたりもあるので読んでみましたが、今回はだめな方でした。
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(2015/12/22読了) 辻村さんは、私より娘に近い年代。題材が自分の年代とは違いすぎて、読んでいない本もたくさんあります。 どんなエッセイなのか。。。年代が違っていても、小さい頃から大人に至るまで本が好き、妄想好き(三浦しをんさんとは違う妄想)、そして働く母として、共感でき...
(2015/12/22読了) 辻村さんは、私より娘に近い年代。題材が自分の年代とは違いすぎて、読んでいない本もたくさんあります。 どんなエッセイなのか。。。年代が違っていても、小さい頃から大人に至るまで本が好き、妄想好き(三浦しをんさんとは違う妄想)、そして働く母として、共感できることも多くありました。 本を入れたがために、お気に入りのバッグを壊したクダリには、私の他にもいたんだ!と思わず笑ってしまいました。 本の紹介には、元気になれるエッセイとありますが、優しい気持ちになれるエッセイでした。 私も図書館で暮らしたい! (内容) 作家になる前から、作家になってから、夢中で追いかけてきた小説、漫画、アニメ、音楽、映画、美味しいもの…etc.すべてが詰まった、読むと元気になれるエッセイ集! (目次) Ⅰ.週刊エッセイ Ⅱ.好きなもの あっちこっちめぐり ー 本と映画、漫画やアニメ、音楽も。 Ⅲ.女子と育児と、もろもろの日々 Ⅳ.特別収録 おじいちゃんと、おひさまのかおり Ⅴ.自作解説 (というほどではないけれど、思うことあれこれ) Ⅵ.直木賞に決まって あとがき
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文章はエッセイにしては堅めだけど、性格の合わない感じの人のエッセイ?を読んだ後だったので、温かい気持ちになれた。 年が近いから感覚が似ていて、読んでいて、共感できるところがたくさんあった。こういう風に気持ちとか感覚を文章で表現できるのって良いなぁ。 グチグチ思ったりするより、週刊...
文章はエッセイにしては堅めだけど、性格の合わない感じの人のエッセイ?を読んだ後だったので、温かい気持ちになれた。 年が近いから感覚が似ていて、読んでいて、共感できるところがたくさんあった。こういう風に気持ちとか感覚を文章で表現できるのって良いなぁ。 グチグチ思ったりするより、週刊エッセイの「なりたい大人」のような人な心配りできる人になりたいと思った。
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