アンソロジー 捨てる の商品レビュー
手軽に読めて隙間時間にも、ぴったり。最近アンソロジーが、好きで読むようになった。3分間ミステリーとか。近藤史恵さんがすきで、見つけた本。はじめての作家さんにも会えてうれしい。捨てる。という題名にもひかれた。いい意味でも悪い意味でも、つながる言葉。 蜜腺、幸せのお手本がおもしろかっ...
手軽に読めて隙間時間にも、ぴったり。最近アンソロジーが、好きで読むようになった。3分間ミステリーとか。近藤史恵さんがすきで、見つけた本。はじめての作家さんにも会えてうれしい。捨てる。という題名にもひかれた。いい意味でも悪い意味でも、つながる言葉。 蜜腺、幸せのお手本がおもしろかった。
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「アミの会」なる女性作家の書き下ろし短編集。 ミステリー、ファンタジー、ホラー、様々なジャンルなれど、「捨てる」がテーマなだけに、やるせないものが多かった。
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アミの会のアンソロジーを読むのはこれで2冊目。今回は「捨てる」をテーマにしたお話が9篇。松村比呂美さんの『蜜腺』と長嶋恵美さんの『ババ抜き』がとってもインパクが強くて面白かったです。そして光原百合さんの『戻る人形』は怖かった。お人形には魂が宿ると誰かが言っていたような…このお話読...
アミの会のアンソロジーを読むのはこれで2冊目。今回は「捨てる」をテーマにしたお話が9篇。松村比呂美さんの『蜜腺』と長嶋恵美さんの『ババ抜き』がとってもインパクが強くて面白かったです。そして光原百合さんの『戻る人形』は怖かった。お人形には魂が宿ると誰かが言っていたような…このお話読んだらお人形を簡単に捨てるなんて出来ません。もし捨てるにしてもゴミ捨て場にポイッと捨てるのはやめましょう。捨てても戻って来ますからね(*﹏*;)
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9人中7人が初めましての作家。こういう新しい出会いがあるのでアンソロジーは楽しい。それぞれどういう「捨てる」が出てくるか楽しみに読んだ。 「捨てる」と言えばまず遺品整理が思い浮かぶ年頃なので、それを題材にした3篇が気になった。 永島恵美「ババ抜き」 ババ抜きは究極の捨てる。裏...
9人中7人が初めましての作家。こういう新しい出会いがあるのでアンソロジーは楽しい。それぞれどういう「捨てる」が出てくるか楽しみに読んだ。 「捨てる」と言えばまず遺品整理が思い浮かぶ年頃なので、それを題材にした3篇が気になった。 永島恵美「ババ抜き」 ババ抜きは究極の捨てる。裏があり過ぎて恐ろしかった。 柴田よしき「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」 捨てられるパンジーをもらった理由がわかるわかるで、花好き虫好きにはツボだった。ほんわかしつつもミステリーでおもしろかった。
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近藤史恵さんからたどり着いたアミの会(仮)のアンソロジーだったけど、予想以上にどれも好みだった。好きな作家さんと気の合うお仲間さんの作品だから、やっぱりどこか雰囲気似てたりするのかな。ゾッとするようなものからライトなものまで楽しめて満足。装丁もとても素敵。
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女性作家のみのアンソロジー。 テーマは本のタイトルの通り。 ほとんどはネガティブな作品が多いけど ある一人の少女の「捨てる」をテーマにした 「箱の中身は」にはすごくぎゅっとくるものがありました。 これは実は彼女の初恋なのです。 でもその恋は、立場の相違上絶対に かなうものではなかったのです。 (実際彼の親に彼女は嫌われています) そういう都合上、持っていてはいけないもの 彼女はそれを捨てたわけです… いろいろこの作品は考えることがあると思いますよ。 あとは嫁姑問題のおっかなーい作品の 「蜜腺」という作品があります。 まあ、これは「縁のあった夫関係すべて」を 捨てる作品ですが… まあね、どう頑張っても夫側が悪いです。 ママンダンナだしな(笑) マジこうなったらおしまいだかんね。 ネガティブ系のやつはやっぱり面白かったです。
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「捨てる」がテーマの、短編×9のアンソロジー本。 全員女性作家で、この会を「アミの会(仮)」と言うらしい。名だたる作家の集まり「雨の会」へのリスペクトを込めた会だとか。 9人のうち作品を読んだことがあったのは多分、近藤史恵さんと新津きよみさんだけ。こういうアンソロジーは、新たに気...
「捨てる」がテーマの、短編×9のアンソロジー本。 全員女性作家で、この会を「アミの会(仮)」と言うらしい。名だたる作家の集まり「雨の会」へのリスペクトを込めた会だとか。 9人のうち作品を読んだことがあったのは多分、近藤史恵さんと新津きよみさんだけ。こういうアンソロジーは、新たに気になる作家を見つけるという意味でもとても良い形態の本だと思う。 「捨てる」にも様々あるなぁ、と。 人であったり物であったり思いであったり。 意味合いとしてはその3つ全てである場合もある。人の思いが籠もった物を捨てる。そういうことは、現実にもたまにある。 女性作家ならではの怖さがある作品もちらほら。女が何かを捨てる時って、思い残すことのないように残酷にすっぱりと…というイメージがある。未練を残すのは男の方が多いような。 既に読んだことのある作家さん以外では、永嶋恵美さんと柴田よしきさんのがとくに好きだった。 生きていると何かを捨てて次のステップに進まなきゃいけない時が必ずある。その時の罪の意識を覚えることもまた、人生には必要な痛みなのかもしれない。
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日常ミステリー、嫁姑の確執、遺品整理 忘れな壺、短編のさらに短編、お守りの効力 罰ゲーム付ババ抜き、お手本、捨てられた花。 最初が子供登場の、親子でよくありそうな話で 次が嫁姑の確執…かと思ったら、すごい確執でした。 楽して金が入れば、確かにこうなりますけど それにしてもすごす...
日常ミステリー、嫁姑の確執、遺品整理 忘れな壺、短編のさらに短編、お守りの効力 罰ゲーム付ババ抜き、お手本、捨てられた花。 最初が子供登場の、親子でよくありそうな話で 次が嫁姑の確執…かと思ったら、すごい確執でした。 楽して金が入れば、確かにこうなりますけど それにしてもすごすぎる。 遺品を片付けていたら、というのは良く聞く話ですが 出てきたらびっくりするのは確かです。 しかもそれを持って行って売ろう、とかしている方が よっぽど犯罪です。 忘れは壺は、王様の耳はロバの耳? 短編なのに、さらに短編、というのは お得な感じがして良かったです。 お守りは、自分が祈ってすがりたいもの、の象徴。 何故中身が変わったのか、それなのに大丈夫なのか。 おばあちゃん、という事でしょうか? その後の短編のババ抜きの、最後に向かっていく怖さ。 リアルすぎてすごいですが、どう対処するつもりか そこも知りたい。 お手本にすべき人は誰ですか? ですが 勤務先の上司、平等なのはいいですが 給料に反映しているので、そこは考えないと。 そしてそこは見習ってはいけないような。 いや、主人公の旦那もあれですけど。 最後の話は、普通のご近所交流、かと思ったら。 考えもつかない方へ話が進んで、驚きの結末。 相手がどんな人か、一旦入らねば分かりませんし。 とはいえ、これは…ちょっと…な事件でした。
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やっぱり「捨てる」というテーマだと、遺産整理の話が多くなるんだろうか。 「花子さんと捨てられた白い花の冒険」(柴田よしき)が面白かった。
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テーマのせいか、結構暗めのお話が多く。。 箱の中身は 大崎 梢 →こちらはほっこり。10代で禁止されたものに、大人になってからハマるとヤバいと言われるけれど、子供に与える娯楽のバランスって難しそうだ。。 蜜腺 松村 比呂美 →夫への衝撃が薄らぐほどの女性同士のドロドロ。。主人公は大人な対応だけれど、職場でも、家庭でも問題を抱えるって。。。 捨ててもらっていいですか? 福田 和代 →落語みたい。コメディタッチ。 forgét me nòt 篠田 真由美 →骨董の女主人はシリーズ化?形見って思うと、何となく質量が増える気がする。。 戻る人形 光原 百合 →これ、ラストは彼女天然の結果なのか、計算なのか。。。どっちだろう。。布団も火が付いたら暫くの間干すのは危険というし。。 ツバメたち 光原 百合 →王子様がヤンデレ?確かに、子ども心にも燕でなくても良かったのではと思った記憶が。面白い解釈。。 バー・スイートメモリーへようこそ 光原 百合 →大人な会話。。 夢捨て場 光原 百合 →寓話チック。どういう事だろう。。 お守り 新津 きよみ →意外に持ち続けた。。。現実ってそうかも。決断に時間はかかる。 ババ抜き 永嶋 恵美 →まさかの展開。。同僚って、友人でもないし、でも家族以上に一日一緒だし、こじれると恐い。。 幸せのお手本 近藤 史恵 →友人の指摘が痛かった。本人目線と、周りでは見えている世界が違う。。。 花子さんと、捨てられた白い花の冒険 柴田 よしき →近藤氏の作品の夫婦とは違ってある意味サスペンスなのにほっこり。。
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