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アンソロジー 捨てる の商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

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2016/06/16

「アミの会(仮)」メンバー。(敬称略) 大崎梢・松村比呂美・福田和代・篠田真由美 光原百合・新津きよみ・永嶋恵美・近藤史恵・柴田よしき。 なんと豪華な顔ぶれ! 印象的だったのは、 大崎梢さん「箱の中身は」 夕方の公園のベンチに一人で座っている女の子。 ママに捨ててきなさいと言わ...

「アミの会(仮)」メンバー。(敬称略) 大崎梢・松村比呂美・福田和代・篠田真由美 光原百合・新津きよみ・永嶋恵美・近藤史恵・柴田よしき。 なんと豪華な顔ぶれ! 印象的だったのは、 大崎梢さん「箱の中身は」 夕方の公園のベンチに一人で座っている女の子。 ママに捨ててきなさいと言われた箱を持っていて…。 これは、なんだかほのぼのしました。 福田和代さん「捨ててもらっていいですか」 祖父の遺品整理をしていたら、太平洋戦争当時の拳銃が出て来た! 本物の拳銃を前にあわてふためきながらも、 「おじいちゃんのいたずら?」なんて思えちゃう家族が好き。 篠田真由美さん「forget me not」 両親の遺した実家の片づけに、振り回される娘の姿が切実。 ”過去の名残、整然としていても内実はゴミ屋敷…” この描写がなんとも…。 永嶋恵美さん「ババ抜き」 社内旅行の夜、三人の女性たちがトランプを始め、 負けた人は秘密を一つ告白する。 あ~、こわい!これは何とも言えず怖かった。 一番のお気に入りは、柴田よしきさん。 「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」 ベランダで植物を育てることが趣味の主婦・花子。 ゴミの日に植木鉢を捨てに来た男性を見かける…。 事件の謎は痛々しいんだけど、 花子と、夫のたくちゃんの雰囲気が和ませてくれる。 『捨てる』がテーマなので、読後感がいいとはいえませんが、 ほわっとしたものから、ゾクッ、ドロドロとバラエティー豊かでした。

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2016/06/06

怖い話だった。 捨てる=悪いこと? 戻る人形とか、典型的な、物に魂がある的な 私はなんでも普通に捨てる派だけど、捨てられない人は大変だなー。 こんな本読んだらよけい捨てられなくなりそう〜。

Posted byブクログ

2016/06/01

大崎梢さんと柴田よしきさんのが面白かった 女性作家によるアンソロジーというだけあって女の淀んでいる内情に迫る話が多かった。けして読後感はよくない。

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2016/05/27

好きな作家さん、初読みの作家さんの短編アンソロジー。 今流行りの「断捨離」なのかと思いきや、そうは簡単に行きませんでした。サスペンス、というか、人の性格のねじれを現した作品だと思いました。 柴田よしきさんのお話が良かったな。

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2016/05/19

アンソロジーなので、普段手に取らない作家さんの作品も読めるので楽しかったです。 「捨てる」というテーマで書かれた作品ですが、やはり好みのものとそうでもないものはありました。 「蜜腺」や「ババ抜き」などが楽しめたにはいかにも私っぽいと思いますが、「箱の中身は」や「花子さんと、捨てら...

アンソロジーなので、普段手に取らない作家さんの作品も読めるので楽しかったです。 「捨てる」というテーマで書かれた作品ですが、やはり好みのものとそうでもないものはありました。 「蜜腺」や「ババ抜き」などが楽しめたにはいかにも私っぽいと思いますが、「箱の中身は」や「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」も好きです。

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2016/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。 大崎梢さん、近藤史恵さん で登録してあるのでネット書店から情報がきて 読みました。 柴田よしきさんも1作だけ読んだことがありますが 他の方の作品は初めてで 面白い作品と、ちょっとムリな作品が半々くらい。 「捨てる」といっても、ごみ収集に出すようなモノばかりでなくて 色々な話になるもんだな、と思いました。

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2016/03/29

女性作家の集まり「アミの会(仮称)」による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。「雨の会」へのリスペストを込めて、とりあえず「アミの会(仮称)」としたとのこと。 「箱の中身は」大崎梢、 「蜜腺」松村比呂美、 「捨ててもらっていいですか?」福田和代、 「forget me not...

女性作家の集まり「アミの会(仮称)」による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。「雨の会」へのリスペストを込めて、とりあえず「アミの会(仮称)」としたとのこと。 「箱の中身は」大崎梢、 「蜜腺」松村比呂美、 「捨ててもらっていいですか?」福田和代、 「forget me not」篠田真由美、 「四つの掌編 戻る人形・ツバメたち・バー・スイートメモリーへようこそ・夢捨て場」光原百合、 「お守り」新津きよみ、 「ババ抜き」永嶋恵美、 「幸せのお手本」近藤史恵、 「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」柴田よしき 福田和代さん初読み。 穏やかな話が多いかとおもいきや、ミステリー仕立て、意外に激しいものが多かった。全体的に手抜き気味? 古参女子社員3人が秘密を暴露しあう「ババ抜き」(永嶋恵美)、姑との攻防を描いた「蜜腺」(松村比呂美)、ショートミステリー「四つの掌編」(光原百合) が面白かった。 「アミの会」はこの先も活動続ける予定とのこと、今後に期待。 (図書館)

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2016/03/11

大崎梢さん、近藤史恵さん、篠田真由美さん、柴田よしきさん、長嶋恵美さん、新津きよみさん、福田和代さん、松村比呂美さん、光原百合さん 捨てるをテーマにしたアンソロジー。

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2016/03/09

9人の女性作家による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。 後書きで近藤史恵氏も書いていますが、アンソロジー、短編が読めるし、未読の作家さんを知るいいきっかけになったりもするので、私も好きです。 「捨てる」でもいろいろあっておもしろい。 大崎梢さんや柴田よしきさんの作品は、あ...

9人の女性作家による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。 後書きで近藤史恵氏も書いていますが、アンソロジー、短編が読めるし、未読の作家さんを知るいいきっかけになったりもするので、私も好きです。 「捨てる」でもいろいろあっておもしろい。 大崎梢さんや柴田よしきさんの作品は、あぁ、らしいなぁ…と思いました。 他の作家さんも、いつか、あれ、この作家さん…って思ったりする気がします。

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2016/03/06

2016.3.6 捨てるをテーマにしたアンソロジー 物だったり、人だったり、捨てるものは人それぞれ。 私も捨てなければならないものを抱えてるので、今読むべき本だった気がする。

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