アンソロジー 捨てる の商品レビュー
「アミの会(仮)」メンバー。(敬称略) 大崎梢・松村比呂美・福田和代・篠田真由美 光原百合・新津きよみ・永嶋恵美・近藤史恵・柴田よしき。 なんと豪華な顔ぶれ! 印象的だったのは、 大崎梢さん「箱の中身は」 夕方の公園のベンチに一人で座っている女の子。 ママに捨ててきなさいと言わ...
「アミの会(仮)」メンバー。(敬称略) 大崎梢・松村比呂美・福田和代・篠田真由美 光原百合・新津きよみ・永嶋恵美・近藤史恵・柴田よしき。 なんと豪華な顔ぶれ! 印象的だったのは、 大崎梢さん「箱の中身は」 夕方の公園のベンチに一人で座っている女の子。 ママに捨ててきなさいと言われた箱を持っていて…。 これは、なんだかほのぼのしました。 福田和代さん「捨ててもらっていいですか」 祖父の遺品整理をしていたら、太平洋戦争当時の拳銃が出て来た! 本物の拳銃を前にあわてふためきながらも、 「おじいちゃんのいたずら?」なんて思えちゃう家族が好き。 篠田真由美さん「forget me not」 両親の遺した実家の片づけに、振り回される娘の姿が切実。 ”過去の名残、整然としていても内実はゴミ屋敷…” この描写がなんとも…。 永嶋恵美さん「ババ抜き」 社内旅行の夜、三人の女性たちがトランプを始め、 負けた人は秘密を一つ告白する。 あ~、こわい!これは何とも言えず怖かった。 一番のお気に入りは、柴田よしきさん。 「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」 ベランダで植物を育てることが趣味の主婦・花子。 ゴミの日に植木鉢を捨てに来た男性を見かける…。 事件の謎は痛々しいんだけど、 花子と、夫のたくちゃんの雰囲気が和ませてくれる。 『捨てる』がテーマなので、読後感がいいとはいえませんが、 ほわっとしたものから、ゾクッ、ドロドロとバラエティー豊かでした。
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怖い話だった。 捨てる=悪いこと? 戻る人形とか、典型的な、物に魂がある的な 私はなんでも普通に捨てる派だけど、捨てられない人は大変だなー。 こんな本読んだらよけい捨てられなくなりそう〜。
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大崎梢さんと柴田よしきさんのが面白かった 女性作家によるアンソロジーというだけあって女の淀んでいる内情に迫る話が多かった。けして読後感はよくない。
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好きな作家さん、初読みの作家さんの短編アンソロジー。 今流行りの「断捨離」なのかと思いきや、そうは簡単に行きませんでした。サスペンス、というか、人の性格のねじれを現した作品だと思いました。 柴田よしきさんのお話が良かったな。
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アンソロジーなので、普段手に取らない作家さんの作品も読めるので楽しかったです。 「捨てる」というテーマで書かれた作品ですが、やはり好みのものとそうでもないものはありました。 「蜜腺」や「ババ抜き」などが楽しめたにはいかにも私っぽいと思いますが、「箱の中身は」や「花子さんと、捨てら...
アンソロジーなので、普段手に取らない作家さんの作品も読めるので楽しかったです。 「捨てる」というテーマで書かれた作品ですが、やはり好みのものとそうでもないものはありました。 「蜜腺」や「ババ抜き」などが楽しめたにはいかにも私っぽいと思いますが、「箱の中身は」や「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」も好きです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。 大崎梢さん、近藤史恵さん で登録してあるのでネット書店から情報がきて 読みました。 柴田よしきさんも1作だけ読んだことがありますが 他の方の作品は初めてで 面白い作品と、ちょっとムリな作品が半々くらい。 「捨てる」といっても、ごみ収集に出すようなモノばかりでなくて 色々な話になるもんだな、と思いました。
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女性作家の集まり「アミの会(仮称)」による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。「雨の会」へのリスペストを込めて、とりあえず「アミの会(仮称)」としたとのこと。 「箱の中身は」大崎梢、 「蜜腺」松村比呂美、 「捨ててもらっていいですか?」福田和代、 「forget me not...
女性作家の集まり「アミの会(仮称)」による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。「雨の会」へのリスペストを込めて、とりあえず「アミの会(仮称)」としたとのこと。 「箱の中身は」大崎梢、 「蜜腺」松村比呂美、 「捨ててもらっていいですか?」福田和代、 「forget me not」篠田真由美、 「四つの掌編 戻る人形・ツバメたち・バー・スイートメモリーへようこそ・夢捨て場」光原百合、 「お守り」新津きよみ、 「ババ抜き」永嶋恵美、 「幸せのお手本」近藤史恵、 「花子さんと、捨てられた白い花の冒険」柴田よしき 福田和代さん初読み。 穏やかな話が多いかとおもいきや、ミステリー仕立て、意外に激しいものが多かった。全体的に手抜き気味? 古参女子社員3人が秘密を暴露しあう「ババ抜き」(永嶋恵美)、姑との攻防を描いた「蜜腺」(松村比呂美)、ショートミステリー「四つの掌編」(光原百合) が面白かった。 「アミの会」はこの先も活動続ける予定とのこと、今後に期待。 (図書館)
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大崎梢さん、近藤史恵さん、篠田真由美さん、柴田よしきさん、長嶋恵美さん、新津きよみさん、福田和代さん、松村比呂美さん、光原百合さん 捨てるをテーマにしたアンソロジー。
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9人の女性作家による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。 後書きで近藤史恵氏も書いていますが、アンソロジー、短編が読めるし、未読の作家さんを知るいいきっかけになったりもするので、私も好きです。 「捨てる」でもいろいろあっておもしろい。 大崎梢さんや柴田よしきさんの作品は、あ...
9人の女性作家による「捨てる」をテーマにしたアンソロジー。 後書きで近藤史恵氏も書いていますが、アンソロジー、短編が読めるし、未読の作家さんを知るいいきっかけになったりもするので、私も好きです。 「捨てる」でもいろいろあっておもしろい。 大崎梢さんや柴田よしきさんの作品は、あぁ、らしいなぁ…と思いました。 他の作家さんも、いつか、あれ、この作家さん…って思ったりする気がします。
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2016.3.6 捨てるをテーマにしたアンソロジー 物だったり、人だったり、捨てるものは人それぞれ。 私も捨てなければならないものを抱えてるので、今読むべき本だった気がする。
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