スター・ウォーズ論 の商品レビュー
こういう本って、たいていは知ってることが多く書いてて、新しい発見とかあんまりないことも多いんだけど、意外と知らなかったこともあった。 中でも『スターウォーズ』の「12部作」説っていうのは、初めて聞いた。これどのくらい有名なんだろうか? ともかく、僕としては『ザ・ライズ・オブ・...
こういう本って、たいていは知ってることが多く書いてて、新しい発見とかあんまりないことも多いんだけど、意外と知らなかったこともあった。 中でも『スターウォーズ』の「12部作」説っていうのは、初めて聞いた。これどのくらい有名なんだろうか? ともかく、僕としては『ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』を楽しみにしてる。
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著者の河原氏は同世代、スターウォーズ研究の第一人者らしい。黒沢明の映画にかなり影響されていることがこの本からもわかる。いつかは見ないといけないか。
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●ジョージ・ルーカスがなぜディズニーに「スターウォーズ」を売ったのかなどが興味深く書かれていてgood!
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映画『スター・ウォーズ』について、映画関係者が語った一冊。 『スター・ウォーズ』に精通してなくても映画史を含めて楽しむことができた。
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【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・あまり印象に残った箇所がない。ただ、「のべ10億」がその後、ずっと「スターウォーズ人口」として使われているのはいただけない。しかもこの人数、果たして映画だけなのかDVDなども含むのか。「のべ...
【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・あまり印象に残った箇所がない。ただ、「のべ10億」がその後、ずっと「スターウォーズ人口」として使われているのはいただけない。しかもこの人数、果たして映画だけなのかDVDなども含むのか。「のべ」ということはDVDを含めて平均2回見ればもう5億人に半減するわけで、それを最後までSW人口として使いまわしますかという感じ。 ・参考文献や出典などが記されていないのも物足りないが、「だと言う」「とのこと」という表現が多く、真偽のほどを確かめられないものがほとんどなのかも知れない。まさか直接ルーちんに会って聞いたわけでもないだろうし。 【目次】
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これ、『フォースの覚醒』の前に書かれている本だった。 論っていうよりトリビア的な内容なので、それなりのファンなら、そんなに目新しい内容でもないような気がする。 映画史のなかでスターウォーズが起こした新しいムーブメントとか、西部劇の影響とか黒澤明の影響だとか、そんなとこ。...
これ、『フォースの覚醒』の前に書かれている本だった。 論っていうよりトリビア的な内容なので、それなりのファンなら、そんなに目新しい内容でもないような気がする。 映画史のなかでスターウォーズが起こした新しいムーブメントとか、西部劇の影響とか黒澤明の影響だとか、そんなとこ。ちょっと面白いなと思ったところは、日本人が言うほど、黒澤明の映画ばかりではないということ。もちろん影響は受けてはいるが、それを言うなら、こっちの文化の影響も受けているし、あっちの文化の影響も受けているという感じで、幾多の要素の中のひとつでしかないということ。 あと面白かったのが、よく知られていることだが、大手の映画会社が企画をボツにしたため、後々、見る目がなかったとファンから軽蔑された点。 この辺は詳しく書かれていて、実は大手の映画会社もそれなりに評価をしていたのだが、いろいろプランニングもしてみたり、マーケティング調査もしてみたのだが、まあ、結局は採算が取れないだろうと、常識的な経営判断をしたということ。 つまりは、ルーカスの構想は想像を超えていたということだ。 経緯を知ると、まあしょうがないんじゃないだろうか、と思う。 ディズニー買収後の変化や時代の変化も書かれている 主人公が女性になったのは、時代の要請もあるのだが、実はクローンウォーズでアナキンのパダワンだったアソーカの影響が大きい。長期のTVアニメシリーズの影響もあり、アソーカの活躍で女性ファンが多くついた。 時代の流れを考えるとアソーカはシスによるオーダー66で死んでしまうのが自然な流れなのだが、女性ファンの増加を受け、アニメの「反乱者たち」ファーストシーズン最終話で、なんと大人になったアソーカが登場した。これによりアソーカはあの壊滅的な危機を乗り越えていたことがわかった。 個人的にこのシリーズ、子供向け過ぎて面白くなかったので途中から見るの止めてしまったから、アソーカが出てくるのを知らなかった。ちょっと続きを見てみようかな・・・ こんな感じで、時代の要請にも応えられるし、いくらでもサイドストーリー、アナザーストーリーを作り出せるところがスターウォーズが人気が衰えない秘密かもしれない。 ルーカスの当初の構想ではエピソード12まであったらしいけど、彼の手はもう離れているのでディズニーがどこまでやるかは不透明。でも、ここまで育ったコンテンツを終わらせるという経営判断は相当先だろう。 このまま終わらないと、自分が生きてるうちには終わらないから困るな。
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ローグワンの広告を見てなんとなく購入。ルーカスふいるぎディズニーに売却されていたとか、知らなかった事も載っていて、一通り読むとおおよそのスターウオーズが分かります。 初心者向けかな?
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なぜこの映画シリーズが爆発的にヒットし、そして今もしているのか。その魅力を力いっぱいに主張する。7作目が昨年公開されたが、今後の8,9作品目の方向性も占う内容になっている。西部劇、戦争映画、日本の時代劇映画、歌舞伎と関連を幅広く紹介する。有名な「砦の三悪人」の状況設定の導入だけで...
なぜこの映画シリーズが爆発的にヒットし、そして今もしているのか。その魅力を力いっぱいに主張する。7作目が昨年公開されたが、今後の8,9作品目の方向性も占う内容になっている。西部劇、戦争映画、日本の時代劇映画、歌舞伎と関連を幅広く紹介する。有名な「砦の三悪人」の状況設定の導入だけではなく、「片手を落とされる場面」が極めて多いことも日本の黒沢映画の影響!この他レニ・リーフェンシュタール「意志の勝利」からナチ党大会の場面が参考になったとの紹介もある。映画の中である惑星の言語として登場するにタンザニヤのハヤ族の言葉があり、ハヤ族が喜んで映画を見た!などは楽しいエピソードの紹介。(P146)フィリピンのカルムイク語とタガログ語も登場するらしい。今回、作品がルーカスフィルムから大資本を有するディズニーに買収されたことによる効果としてディズニーランドなどのテーマパークでのアピール、そして間をつなぐスピンオフ作品(同じキャラが登場する実写版番外編)が多く作成される見通し!が非常に嬉しいニュースである。
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データ集の抄本として良し。ところどころ見受けられる著者の見解はSWファン以外の読者からも軽薄に、多少の嫌悪すら感じるのではなかろうか。ファンの排他性を非難しているのだが、そのこと自体がが著者の文脈から感じられてしまうのだ。この辺の天に唾して己が顔に降りかかるダサさがSWマニアには...
データ集の抄本として良し。ところどころ見受けられる著者の見解はSWファン以外の読者からも軽薄に、多少の嫌悪すら感じるのではなかろうか。ファンの排他性を非難しているのだが、そのこと自体がが著者の文脈から感じられてしまうのだ。この辺の天に唾して己が顔に降りかかるダサさがSWマニアには頻繁で、しばしばその辺が嫌われるのだよな。
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「スター・ウォーズ」シリーズが映画史上にどう位置づけられるのか、ジョージ・ルーカスが描こうとしたもの、「ポスト・ルーカス」の行方、「スター・ウォーズ」が世界に与えた影響、といった点が解説されている。当然ながら、「スター・ウォーズ」を見たことがないという人は、この本を読むのはきつ...
「スター・ウォーズ」シリーズが映画史上にどう位置づけられるのか、ジョージ・ルーカスが描こうとしたもの、「ポスト・ルーカス」の行方、「スター・ウォーズ」が世界に与えた影響、といった点が解説されている。当然ながら、「スター・ウォーズ」を見たことがないという人は、この本を読むのはきつい。「スター・ウォーズ」の中身についての話は半分もなく、製作も含めた興行の話がメインなので、ストーリーとか中身にしか興味のない人は十分に満足できないかもしれない。 おれはこの冬初めて「スター・ウォーズ」のシリーズを見て、本当に面白いと思った。エピソード7が終わらないうちに、早く観に行こうと思っている。この本は著者が屈指のスターウォーズファンなので、読者がそのテンションについていけるかどうかが問題だし、スターウォーズのファンの人がこの本をどう評価するのかは分からない。 一番面白いと思ったのは、スターウォーズファンによるチャリティーの話。「いい話に共感することで、自分が『いい人間なんだ』と錯覚することは自由だが、それはあくまで錯覚でしかないことに気づかないほど、我々はもう子供ではない。」(p.69)なんていう部分は印象的だった。(英語の教師としては、ここを英訳せよ、という問題を出してみたい。"501st Legion"という団体が病院に行って子供を見舞う話とか、リーディングで読ませたいと思ったり、スター・ウォーズを授業で見せたら、いろんな活動の可能性が拡がりそうだ、と想像してしまった。)あと、ニエン・ナン(誰?)が話す言語というのが、「ハヤ族が使うハヤ語」(p.146)で、「ハヤ語を理解できる観客たちが大喜びしたそうだ。」(同)というのも、面白いと思った。 「スター・ウォーズ」シリーズは完成したものではなく、技術の変革とともに、常に次の可能性が開かれるというところが魅力なんだと思った。(16/01/25)
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