夜の底は柔らかな幻(下) の商品レビュー
久しぶりの恩田ワールドにクラクラしました。不思議感は一杯だったけど、靄の中にずーっといる感じ。うーん、もう少しスッキリしたかった。
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特殊な能力「イロ」を持つ実邦は、日本の別国「途鎖」へ向かっていた。別れた夫を殺すために…。 全体的に陰鬱で独特な世界観に浸ることができれば、登場人物のキャラは相当立っているし(むしろ個性を活かし切るには短く感じるほど)なかなか面白いと思う。葛城が怖いし最低だけどちょっと好きかも。 最後はスッキリ纏めずに、読者に「その後」を想像する楽しみを敢えて残した感じが恩田節?
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再読。映像化できそうなくらい描写が緻密でエンタメ感満載。最強キャラたちのバトルは次々と起こり、死者も山積み。一体誰が生き残るんだ?恩田さんらしいラストで、これでいいのだ。くっきりはっきりしたラストなんて薄っぺらいんだよ、と自分を納得させる。しかしあとがきを読むまで高知が舞台とは気づかなかったのがショック。
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恩田さんの本は事前にあらすじすら読まずに読み始めるのが常なのだけど、今回も世界観に引きずり込まれた~。 ジャンル的にはサイキックホラーアクション? ラストは意外だったなぁ。 ちょびっと氷解したかな?と…。 でもタミさんのことを知ったら、絶対許さないと思うんですけどそれは。 葛城の執着は消えなそう。ダメ押しの一手だったね。
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ギリギリまでどう畳むのだろうかという期待があった。さんざん煽り、盛り上がってきた上下巻構成だけに。 でもがっかりです。 良い恩田、悪い恩田とかファンの間では色々揶揄されている作者ですがこの物語は最初から畳む気がなかったんじゃないかな。この終わり方はあまりにも酷すぎる。
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