夜の底は柔らかな幻(下) の商品レビュー
「理解したいという欲望は、不幸だな」 神山が文献を読み漁る実邦を見て何気なく漏らした一言だそうだ。 まさにその通りであるような気がする。 本作、理解したい事柄が多すぎて、読了後、 「で、どうするの⁈」 と強く強く感じてしまった。 私にとっては、それだけデッカく、詳細な世界だっ...
「理解したいという欲望は、不幸だな」 神山が文献を読み漁る実邦を見て何気なく漏らした一言だそうだ。 まさにその通りであるような気がする。 本作、理解したい事柄が多すぎて、読了後、 「で、どうするの⁈」 と強く強く感じてしまった。 私にとっては、それだけデッカく、詳細な世界だったのかもしれない。 でも、あまりにも殺伐としていてちょい疲れてしまったから、次はなんか柔らかい本を読もうσ^_^;
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勝手な願いは届かず、超能力を残虐なシーンて多用し過ぎてホラーの領域に入ってしまっている。 途中でイロを使ってさんざん残虐な殺人シーンを繰り広げておいて、最後に能力の戦いを勝手に期待したののに、それもなく。。。 すごい作品だと思うものの、希望が見えないファンタジーは好みではない。
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オールスターキャストと称されるだけあって、主人公が最早主人公じゃないくらい各キャラクターに焦点が当てられ、主観がめまぐるしく変わっていく。 そうすることで各キャラに愛着が湧いてくるし、全員死なずにいてほしいとさえ思えてしまう。 ただ、読み進める内に「これ残りのページで完結するの?」という疑問がわき始め、終対決の読み応えを期待していただけに、読んでも読んでもたどり着かないジレンマを感じてしまった。 やや消化不良なのは恩田さんの作品にありがちだけど、途中までスケールが大きかっただけに尻すぼみ感が否めない。 あとは余計なお世話だけど実邦と葛城がいい感じになるといいなという邪な願望が…w
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再読2回目。 好きになれないまま終わっちゃったなぁ...。いろんな設定が飲み込めなくて、自分の中で消化しきれなかった。読書力、落ちたかなぁ。年取ったのかなぁ。。 久々に再読したら、心臓鷲掴みにされた。
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上巻を読了してからから6ヶ月経ったが、やっと下巻を読み終えた。グロテスクな描写や、水晶の中にいる「ほとけ(?)」と呼ばれているものの描写にちょっと抵抗があったが、素直に面白いと思えるような作品だった。満足。曖昧ですっきりしない終わり方だが、それも嫌な感じはしない。怖いけどストーカー気質で可愛い感じもある葛城(笑)を、個人的にちょっと応援してたのでこの結末は嬉しい。黒塚と先生はどうなったのだろう?あと淳一はともかく、勇治には生きてほしかった。やっぱり恩田さんの作品は面白ろい。
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恩田作品大好きなんだけど、たまにこういう「あれ?」というSF感があってがっかり。話があっちにもこっちにも飛んでいくし、設定も世界観も大好物なんだけど、伏線回収が足りない。え、あれ?終わり?そこと?みたいな終わり方。即手放した。
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おもしろかった!!ホラー、SF、ミステリー、ロードノベル…恩田陸さんのエッセンスが詰まった作品。説明的な説明がなく、読み進めていくにつれ少しずつ設定を理解させる展開も、最後のオチのつけ方も恩田さん。 高知がモデルにしているとはいえ、舞台はあくまで架空の「途鎖国」なのに、高知を旅し...
おもしろかった!!ホラー、SF、ミステリー、ロードノベル…恩田陸さんのエッセンスが詰まった作品。説明的な説明がなく、読み進めていくにつれ少しずつ設定を理解させる展開も、最後のオチのつけ方も恩田さん。 高知がモデルにしているとはいえ、舞台はあくまで架空の「途鎖国」なのに、高知を旅したいと思わせるのはさすが。
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闇月の山の奥深く。そこに待っていたのは、未知の存在。 得体のしれない力。それぞれの思惑で、山中深くに集まった在色者。超人的な彼らでさえ、抗うことのできない力の存在。 岸壁の割れ目を抜け、体育館に潜り、それが姿を現すまで。その瞬間にたどり着くまでの恐怖感と好奇心。相変わらず、恩田陸...
闇月の山の奥深く。そこに待っていたのは、未知の存在。 得体のしれない力。それぞれの思惑で、山中深くに集まった在色者。超人的な彼らでさえ、抗うことのできない力の存在。 岸壁の割れ目を抜け、体育館に潜り、それが姿を現すまで。その瞬間にたどり着くまでの恐怖感と好奇心。相変わらず、恩田陸に引き込まされてしまいます。 それを見たらよくないことはわかってる、だけど見ないわけにはいかない。でも怖い。でも見たい。で、読み進まされてしまう。 エンディングは、集合的無意識になってしまいました。でいいのかな。夢違でも同じこと感じました。
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この小説の中の『世界の真実』のグロさに圧倒された。 ラストの決戦シーンも想像が追いつかないくらい。(笑) 自分の想像力のなさにがっかり。
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この2人がこういう形で残ったのか。。。 という感じ。 ゆっくり走って物語を紡いできたのに最後で3倍速くらいのスピード感で終わりに向かった印象です。 2017.9.6
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