ロボットの脅威 人の仕事がなくなる日 の商品レビュー
・ソフトウェアはクラウドにホストされることが非常に多い。その観点から見れば、ソフトウェアはいずれほぼあらゆる職場に侵入し、コンピューターの前に座って情報を操作するようなほぼあらゆるホワイトカラー労働を呑み込んでいくだろう ・中国の直面している難題は、テクノロジーとの競争ではるかに...
・ソフトウェアはクラウドにホストされることが非常に多い。その観点から見れば、ソフトウェアはいずれほぼあらゆる職場に侵入し、コンピューターの前に座って情報を操作するようなほぼあらゆるホワイトカラー労働を呑み込んでいくだろう ・中国の直面している難題は、テクノロジーとの競争ではるかに後手をとっている貧困国にとってはまたさらに恐ろしいものだ。製造業の労働集約性が特に高い地域ですら自動化が進みはじめているいま、過去に存在した繁栄への道筋は、こうした国にとってはほぼ消えたも同然だ ・人工知能はやがて、自らのデザインを改良したり、ソフトウェアを書き換えたり、あるいは進化的プログラミングの技術を用いて自らのデザインを強化するものを作り出し、テストし、最適化するといったようなことに精力を傾けるようになるのだ ・人間の歴史において何か本質的なシンギュラリティ(特異点)が近づきつつあり、それを越えた先では我々が知るような人間生活はもはや持続不可能になるのではないか。カーツワイルは言う「本当の意味での知能機械は、2020年の末までに作られるだろう。そして、シンギュラリティ自体が起こるのは、2045年頃のいつかだろう」
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考えたらまぁ当たり前なことを説明するための辞書を読んでる気分だった。読むのは本文ではなく、目次だけでよい。
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ロボットが単純作業だけでなく、適用できる範囲が広がることでブルーカラーだけでなく、ホワイトカラーの仕事を奪うこと恐れがあり、高度な知識や教育をもたないと人間でしかできないことがなくなってしまうため、格差が広がる恐れがあるという主張がとても参考になった。
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ロボティクスによる自動化とAI(人工知能)の発展が雇用と経済にどんな影響を与えているか、統計を引き合いに現状を分析しつつ、将来の可能性を述べてます。 簡単に要約すると 1)機械化によって単純作業〜中程度のスキルの職は壊滅する。 さらに、MRIの画像診断や法律家などの専門性の高い...
ロボティクスによる自動化とAI(人工知能)の発展が雇用と経済にどんな影響を与えているか、統計を引き合いに現状を分析しつつ、将来の可能性を述べてます。 簡単に要約すると 1)機械化によって単純作業〜中程度のスキルの職は壊滅する。 さらに、MRIの画像診断や法律家などの専門性の高い職もAIに取って代わられる。 これは現在進行形で進んでいる。 2)機械化は企業の収益性を高めるが、雇用が崩壊しては消費者がいなくなるので経済は破綻するかもしれない。 3)なので、最低所得保証(ベーシックインカム)制度を国が作って最低限の購買意欲を維持しつつ、より質の高い生活を求める人にガンガン働いてもらえばなんとかなるだろう。 AIが普及したらルーティンワークは全部機械任せにできるじゃん!わーい! とか思ってたけど、取って代わられちゃうとわねぇ… 大企業ほど機械化の波は早いらしい。 職場は中小企業だけど、職を奪われた高学歴の人が来たら僕なんてお払い箱だわぃ 定年65歳に引き上げるとか言ってるし、僕がその年齢になったら定年は75歳とかになってるんじゃないか? 逃げていく定年と迫ってくる機械化。 しかも人工細胞とかできちゃって寿命がなくなった日にゃ、死ぬこともできずに働き続けるのか!? とにかく、ベーシックインカムが出来たら『おれは働くのをやめるぞ!ヒャハーッ!!』です。
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ロボットに職が奪われる日が遠からず訪れる。その時までに余剰人員をどうするか考えておかなければ、大クラッシュに見舞われるだろう。 私達の世代はいいが、子供達の世代にはどうなるのか心配だ!
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機械化やAIの活用が進み、どんどん人の仕事が奪われていく未来を描く。単純な仕事だけではなく、知的業務すら、機械に取って代わられていくのだ。 人間が行う仕事は何になるのだろう? この本で描く世界のさらに向こうにはマトリックスやターミネーターのような世界が待っているのではないだろう...
機械化やAIの活用が進み、どんどん人の仕事が奪われていく未来を描く。単純な仕事だけではなく、知的業務すら、機械に取って代わられていくのだ。 人間が行う仕事は何になるのだろう? この本で描く世界のさらに向こうにはマトリックスやターミネーターのような世界が待っているのではないだろうか。SFの世界が本当にやってくるのかもしれない。
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内容は極めて重要、ロボットの進化により 職はどう変わっていくのか? 人の仕事はどのように奪われるのか? 誰にも関わる部分です。 読むべき1冊だと思いますよ!!
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【ロボットの脅威】 A.テクノロジーは、ホワイトカラーの仕事をも奪いつつある。現在すでに、自らデータを収集し、スポーツ、ビジネス、政治など様々なニュース記事を書く人工知能が誕生している。 B. 今やコンピュータは創造性まで示しはじめ、楽曲を数分で作る機械が存在する。その技法は、...
【ロボットの脅威】 A.テクノロジーは、ホワイトカラーの仕事をも奪いつつある。現在すでに、自らデータを収集し、スポーツ、ビジネス、政治など様々なニュース記事を書く人工知能が誕生している。 B. 今やコンピュータは創造性まで示しはじめ、楽曲を数分で作る機械が存在する。その技法は、他分野でも再利用可能で、近い将来、コンピュータが法律戦略やマネジメントの問題への新しいアプローチを考え出したりするかもしれない。 C. 3D プリンティングと自動運転車は今後、労働市場だけでなく経済全般にも劇的な変化をもたらす可能性がある。 D.今、建設用3D プリンターの製作が進んでいる。それは良質で安い住宅を生む一方、多くの人の雇用を奪いかねない。 E.将来、自動運転車はスマートフォンなどでいつでも呼び出せるようになる。すると、車の共有が進み、駐車場や自動車ディーラー、ガソリンスタンドなどが大きな打撃を受ける。 F.2010 年1 月2 日付ワシントン・ポスト紙は、「21 世紀の最初の10 年が終わった結果、その間に新しい仕事は生み出されなかった」と報じた。まったくのゼロだ。こんなことは、大恐慌以降のどの10 年間にも皆無だった。実際に戦後の時代を10 年単位で分けた場合、労働者の勤め口の数が20%以上増加しなかった時期はない。今、米国経済は新時代に入ろうとしてい
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ゴルディロックスの時期=オーストラリアの移住者が最初に見た緑の土地の時期。20世紀のアメリカはテクノロジーの繁栄が社会の繁栄につながった。 ソフトウエアの自動化や予測アルゴリズムの精度の進歩により、ルーティンだけでなくホワイトカラーの仕事が代替されている。教育やスキルを更に身に...
ゴルディロックスの時期=オーストラリアの移住者が最初に見た緑の土地の時期。20世紀のアメリカはテクノロジーの繁栄が社会の繁栄につながった。 ソフトウエアの自動化や予測アルゴリズムの精度の進歩により、ルーティンだけでなくホワイトカラーの仕事が代替されている。教育やスキルを更に身につけることでは対抗できない。ブルースカイ思考に携わる人数はごく少数。 マックジョブ、くら寿司のようなファストフードでの仕事も減少。ロボットのメンテナンスなどの仕事は自動化でさほど大きくならない。 キング牧師の演説も、オートメーションの影響で職が奪われることが懸念された。1812年、イギリスのラッダイト運動。 賃金は、インフレを考慮すると1973年がピーク。労働分配率は低下、企業収益は拡大。 今度ばかりは事情が違う、という意見を無視する声がある。 比較優位=いくらかまし、であれば仕事はある、という考え方。ソフトウエアは複製可能なので、機会費用の概念はなくなり能力が劣っているヒトは要らなくなる。 ロングテール分布は、勝者独り占め、の世界でもある。インターネットの世界では、結果は不平等。 新聞記事もコンピュータが書く時代。ライティングに特別な能力はいらない。 IBMのワトソン、フェイスブックのサイボーグ=監視ソフト コンピュータはプログラムされたことしかできない、というのは、今や誤った信念。プログラムを自分で作り出す。学習する。絵を描く。作曲する。芸術を作り出す。株式市場で超高速で取引する。 労働者は、機械と競争するのではなく、機械とともに競争しろ、といわれる。しかしテクノロジーの発達で、それすら間に合わないかもしれない。 ディープブルーがチェスの王者を破って以来、人間の得意分野で人間に勝つことができるようになった。 大学でもオンライン授業などで無料化の波が押し寄せている。 教育と、証明書発行システムの分離。 医療現場でテクノロジーの進展から現場の臨床医が不要になる。 高齢者介護の現場はまだ近未来。 医療の分野は、まだ難問が多い。 3Dプリンティングで製造業も変化する。家まで作れるようになったら。 フードプリンティングでシェフの仕事がなくなる。 自動運転=クルマを所有しない社会。 機械は消費しない。仕事を失えば消費できない。 テクノロジーの指数関数的進歩を見逃している。 サービス業の生産性は生産高が大事。仕事をしていなければ、生産性が高くても意味が無い。 ファストフードでの自動化。スマホで注文決済し、取りに行くだけ。 新興国で外国人が土地を買えないのは、投資によって高騰しないようにするため。値の張るものは値下がりしないが、日常品は値下がりが続く。 テクノロジーと労働力の高齢化=日本で労働力不足が起きていない。 中国は、より早く先進テクノロジーによる雇用の崩壊が起きる。 ケネディー大統領のころも職を生み出すことの困難がいわれていた。 教育のもたらすリターンが減少。大卒の仕事が機械に奪われている。 人間のスキルが、機械によって失われている。イヌイットとGPS。パイロットと自動操縦。 ベーシックインカムの必要性。 共有地の悲劇を起こさないための当局の介入が必要。 ベルツマン効果=安全にしたために、危険度の高いことをしようとする結果、事故は減らない。 革新的なことをしようとすれば失敗は避けれれない。ベーシックインカムで、最低保証をする。動的な社会を作る。 一定数の怠け者は覚悟する。全体ではいいこと。 制度設計のミスの修正を機敏に。 生産は大事だが、消費もなくてはならない要素。
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※このレビューにはネタバレを含みます
テクノロジーよりは経済学的な話。あまり飛躍がないのはよいとも言えるし面白みに欠くともいえるか。 オックスフォード大学の研究によると現在の、700を超える職種の約半分が機械による完全自動化に向かっているという。高等教育と医療の分野は機械による代替を拒んできたが、そのツケが高いコストとして現れつつある。 比較優位の根底にある考え方は、一番得意なものをする、ということだが、これは機会費用が存在するためだ。つまり、人が何かをやろうとすれば別の何かをやる機会を諦めないといけない。同時に二つの場所にいて2つのことをするわけにはいかず、時間と空間には限りがあるためだ。機械、特にアプリケーションは複製が容易なので比較優位の考え方はあてはまらない。人間よりも機械が優位になってしまうと、その領域は全てが置き換わってしまう。 ロボットによって先進国内での単純作業(ファストフードとか)が置き換わってしまうことは問題だが、グローバルにみても労働集約性の高い製造業というのはかつては繁栄に至る道であったが多くの途上国ではそれも消えるかもしれない。 また、農業はますます効率的になり、人々は都市に追いやられる。
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