境遇 の商品レビュー
生まれ育った土地や自身の境遇はそんなに大事なのかと考えさせられた。 誰しも痛みを持ち、時には他人を僻み、考えてもないような恐ろしいことをするのが人間ということも感じられた。 後半に進むにつれ、物事が繋がってきてより面白さを感じるた1冊。
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正直星4.5。 題名でもある境遇という言葉が何度も出てきた。 色々なことが明らかになり、終盤にかけておもしろくなった。 本の構成も良かった。 真実がわかったと思ったら、本当の真実は真逆なことだったり、予想が当たったと思ったら違ったりと結構惑わされた。 けど、おもしろかった。 読後感も良い。ハッピーエンドかな。
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息子が誘拐され、「息子を返してほしければ、真実を公表しろ」という脅迫状が届くが、真実とは何なのかを捜していく! 現実的ではないなぁ、と思う部分があり少し引っかかるところがあったが、それでも面白かった!特に全く想像のつかなかった結末には驚き、それがさらに面白さを増していたと思う!
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先が気になって一気に読んで、最後は二度見ならぬ二度読みした。 ただ最後なんだか消化不良。私の読解力が足りないだけかも。ドラマのための書き下ろしということで、ドラマをいつか観てみたい。
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なんか、台本みたいなところがあるなって思って読んでいたら、後書きを読んで、なるほどと。 これもイヤミスじゃなかった。 湊かなえさんなので点数は3。湊作品への期待が大きいので。
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3日で読んだ。止まらない。最終的にある程度予想が当たったけど驚かされる展開だった。ドラマ化しているようなので、そのうち見たい。それにしても親が誰がによって人生が変わる悲しい話だ。偏見なしでいきたいものだ。
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『告白』に代表される、なんともいえないとろりとした重苦しさに胸がつまる感覚を勝手に期待していたので、正直読後感は湊かなえっぽくないなと思ってしまった。制限の多いテレビドラマありきで描かれた作品のせいだろうか。 それでも、限られた登場人物と極めて狭い空間設定にも関わらず、「こうだろうな」という予想をさらにひとひねりで超えていくストーリー性は流石だ。 新聞記者の晴美はひとつひつ証拠を積み重ねて安易に判断しない慎重さがあるのに、ずいぶんと見通しの甘い計画を立てたものだなと思う。扱いやすい子供だったと自負しているが、陽子に気づいてほしいと願う姿は、まるで構ってほしいと問題行動を起こす子供のようだ。緻密さがないのは、動機が心底の悪意とは程遠いからだろうか。誰もがその境遇なりに大切に思い守りたいものがある。ただそれだけ。 陽子にりぼんを結びながらかけた台詞とは裏腹に、境遇にずっと囚われていた晴美。陽子はまさに"茶色坊や"なのだろう。でもその陽子も、親友である晴美が結んでくれたりぼんを、まさにダンボのカラスの羽のようにして新しい境遇へと飛んだのだ。 絆だのと語るのは苦手だ。 それでもとろりとした重苦しさのかわりに、風に揺れるりぼんにふわりと頬を撫でられたような、そんな心地も悪くない。 遥かモロッコの土地で、「また戻ってこられるお守りがわりだよ」と手首に巻かれた毛糸の紐を思い出した。
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あんまおもろくなかった。 告白とか、少女とかは最後え、そうなるんやってびっくりがおもろかったけど、これは最初から最後までずっと何も特に起きないゆるいミステリー的な。登場人物の変化?的なのも全くなく終わった。
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湊かなえ作品の物語への没入感、きっちり伏線回収感、大どんでん返し感が大好きな私。 今回の作品は、物語への没入感はあるものの、大どんでん返し感は控えめ。 ミスリード感が分かってしまったからかも。 物語の終盤に近づくにつれ、だんだん予想がついていき…あぁやっぱりかという感じ。 それ...
湊かなえ作品の物語への没入感、きっちり伏線回収感、大どんでん返し感が大好きな私。 今回の作品は、物語への没入感はあるものの、大どんでん返し感は控えめ。 ミスリード感が分かってしまったからかも。 物語の終盤に近づくにつれ、だんだん予想がついていき…あぁやっぱりかという感じ。 それに加えて、結末を読んでも理解しきれない部分もあり(登場人物の言動面で)、この部分で評価が分かれそう。 一方で、湊かなえ作品のどんでん返し系には珍しく、心温まる部分もあり、読み応えがあった。
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なんかあんまり湊かなえらしくないような 最後のオチも結構早めから読めたので残念 誘拐の緊迫感があまりない いい人ばかりが悪いわけではないけど きれいごと過ぎな とにかく私の愛する湊かなえさんは この人じゃない!!
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