人生の道しるべ の商品レビュー
最初リズムに乗れず、読むのを断念しようと思ったけど、頑張って読み進めたら夢中になって1日で読破!吉本ばななさんは元々大好きだけど、宮本輝さんは著者をまだ未体験。宮本さんが1年に一度は必ず読み返すという3冊の中に赤毛のアンが!もうそれだけで、この人は信用できると思ったし、宮本さんの...
最初リズムに乗れず、読むのを断念しようと思ったけど、頑張って読み進めたら夢中になって1日で読破!吉本ばななさんは元々大好きだけど、宮本輝さんは著者をまだ未体験。宮本さんが1年に一度は必ず読み返すという3冊の中に赤毛のアンが!もうそれだけで、この人は信用できると思ったし、宮本さんの作品を読んでみたくなった。藤村と西行も。読んでよかった!
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https://www.instagram.com/p/DBI6a9EBHaE/ 野尻 千恵子さん 装丁に惹かれて手に取りました。 〜〜と 読書記録でご紹介
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おふたりの対談の中に流れる深さとしんしんとした温かさか身に染みる。 この短く浅い波に身を委ねる世の中で、もう一歩、膝まで浸かる心意気が私に必要なのではないか。 すぐに答えを示すような本や、表面をさらっただけのゆかいな話が蔓延している。それはそれで、その瞬間の癒しをくれる。それが低...
おふたりの対談の中に流れる深さとしんしんとした温かさか身に染みる。 この短く浅い波に身を委ねる世の中で、もう一歩、膝まで浸かる心意気が私に必要なのではないか。 すぐに答えを示すような本や、表面をさらっただけのゆかいな話が蔓延している。それはそれで、その瞬間の癒しをくれる。それが低俗だとは思わない。 けれどそれだけではダメだ、とおふたりは感覚的にとらえている。サクッとだけではいけない。人生はサクッといかないのだから。 ぬかるみにはまっても進む豪胆さと、ぬかるみを足の裏でひとつひとつ感じる繊細さを持ち合わせていきたい。 いつかやがて死んでしまうなら、爪を立てて何かを残してみたい。
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格段道しるべになるかっていわれたらそうじゃないけど、吉本ばななさん×宮本輝さんとの対談は他じゃ味わえない二人が織りなすハーモニーを感じた。 まだ人生先が長いからこそ、数十年後経った先で振り返ったときにどんな景色が見えているのだろうとわくわくさせてくれる一冊だった。
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親とのコミュニケーション、夫婦の会話、それさえあれば子どもはどんなことがあっても真っ直ぐ育つ。 わたしは、考えや気持ちも子どもたちに伝えていきたいと思う。 好不調は常に繰り返すし、浮き沈みはつきものだが、やるべきことを放棄しなければ思いもよらなかった大きな褒美が突然やってくる(...
親とのコミュニケーション、夫婦の会話、それさえあれば子どもはどんなことがあっても真っ直ぐ育つ。 わたしは、考えや気持ちも子どもたちに伝えていきたいと思う。 好不調は常に繰り返すし、浮き沈みはつきものだが、やるべきことを放棄しなければ思いもよらなかった大きな褒美が突然やってくる(宮本輝)
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【16/01/26】若い頃、宮本輝をよく読んでいた。最近では読まなくなったので、今どうなんだろうと思っていたところでこの対談があることを知った。「人の幸せは一様である」と文豪が語ったという。しかし、人間には、書かれたり語られたりすることを待っている幸福というものがあるのではないの...
【16/01/26】若い頃、宮本輝をよく読んでいた。最近では読まなくなったので、今どうなんだろうと思っていたところでこの対談があることを知った。「人の幸せは一様である」と文豪が語ったという。しかし、人間には、書かれたり語られたりすることを待っている幸福というものがあるのではないのか。宮本作品を読むとそう思う。図書館本で読んだので、文庫が出たら買い直して読みたいと思う。
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もともと好きだった吉本ばななさんと、友達のおすすめの作家さんである宮本輝さんの対談集ということで、気軽に読んでみようかなと手に取った1冊。 特段人生の道しるべになることもないけれど、宮本さんの以下の言葉は胸に響きましたね。 「最初から、これを人生に役立てようという読書はどこか...
もともと好きだった吉本ばななさんと、友達のおすすめの作家さんである宮本輝さんの対談集ということで、気軽に読んでみようかなと手に取った1冊。 特段人生の道しるべになることもないけれど、宮本さんの以下の言葉は胸に響きましたね。 「最初から、これを人生に役立てようという読書はどこかさもしい。でも無心に読んでいたことが、ふとなにか役立つときが来るんです。大きなフレキシビリティを与えてくれるんだと思う。つまらない人間ってフレキシブルじゃないんです」 How to 本とか、いかに効率的に生きていくか、ということに注目が集まりがちだけど、大事な部分ってそこではないよなぁ、と改めて思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宮本輝さんの小説はあまり読んだことがなかったのですが、尊敬する方がとても好きな小説家なので、ばななさんとの対談本があると知り手に取りました。 この対談を読んで、その尊敬する方がなぜ宮本輝さんを好きなのか少しわかった気がします。いくら歳を重ねても、硬くならず、決して若い人たちに向かっていばったり威圧せず柔らかな印象を受けました。 ばななさんのあえて息子さんを切り離すお話とか、細部に神が宿るおはなしとかがとても好きでした。
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宮本輝と吉本ばななの、本にかける思いについての対談。 吉本ばななの本がどんな思いで書かれているのかがよくわかった。 読後感もいい。人に親切にしようとか、自分にできることを丁寧にやろうと思える本。 札幌市の図書館で借りた本。
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内容ですが まえがき 宮本輝 第1章 作家の資質 第2章 人間の成長とは 第3章 人生の達人 第4章 父として、母として 第5章 心と体を健やかに 第6章 「死」はいつも身近にある 第7章 生きること、書くこと あとがき 吉本ばばば ということです。 読み終わって、とっても爽やか...
内容ですが まえがき 宮本輝 第1章 作家の資質 第2章 人間の成長とは 第3章 人生の達人 第4章 父として、母として 第5章 心と体を健やかに 第6章 「死」はいつも身近にある 第7章 生きること、書くこと あとがき 吉本ばばば ということです。 読み終わって、とっても爽やかさが残る対談集です。 二人の育ってきた環境、小説を書き始める動機、そして作家としての基本的スタンスがよく理解できる。 とにかく、小説を読んでもらう方々の人生がより生きやすくなることを願って書いている。 吉本さんが宮本さんを私淑し、そして、宮本さんが吉本さんを温かく見守りながらも、お互い、いい小説を書き続けて行こうと確認し合い、健康で長生きしようと誓い合う。 生きていく力をいただきました(感謝)。
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