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失われたものたちの本 の商品レビュー

3.9

23件のお客様レビュー

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2024/10/12

解説を読むとなるほど!と思う作品でした。理解力や想像力、本を色々と読んでいないと最後まで読み切るまでに飽きてしまいそうな気がします。 わたしはとても楽しめたので、新刊も早く読みたいです。

Posted byブクログ

2024/08/17

 このおどろおどろしさはいかにもイギリスのファンタジー(具体例がぱっと思い浮かびませんけど)だなと思ったのですが、作者はアイルランドの方なんですね。舞台はイギリスのようですが。  どことなくエンデの「はてしない物語」に出てくる異世界「ファンタージエン」を思わせます。

Posted byブクログ

2024/07/30

ファンタジーは苦手なので、前半はなかなかの苦行だった。なので、かなり読み終えるのに時間がかかってしまった。 だんだん物語に慣れてきた。 面白いし教訓がたくさんある。 ただ、やはりファンタジーは得意ではない。ジブリで観るのが一番だ。 ハリーポッターも映画はそこそこ好きだが、本は挫...

ファンタジーは苦手なので、前半はなかなかの苦行だった。なので、かなり読み終えるのに時間がかかってしまった。 だんだん物語に慣れてきた。 面白いし教訓がたくさんある。 ただ、やはりファンタジーは得意ではない。ジブリで観るのが一番だ。 ハリーポッターも映画はそこそこ好きだが、本は挫折した経験が…

Posted byブクログ

2024/07/28

ナルニア国物語のようなファンタジーでしたが、なかなかグロテスクな描写が多く、本当に子供向けなのかと疑った。続編があるようだが、そちらはもう良いかな。

Posted byブクログ

2024/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了、読み始めは中学時代に読んだ「果てしない物語」を思い出していたが、ジブリの君たちははどう生きるかだなと思い、そういえばこの本を知ったのは 、映画を見た後に検索した記事だったことを思い出す 。 児童書といっていいものか、なかなか残酷で悪臭は多いし薄暗い心情を見せつける。しかし物語の区切りで主人公が成長していく様がさわやかで冒険小説だった。 人生で起こることをどう捉えるか、岐路に立つとき幸せを感じる方を選んでいくか感じろと言われているようで、読めてよかったなと思った。

Posted byブクログ

2024/01/21

第二次対戦中のイギリスから陰鬱で不思議な世界に紛れ込む少年の成長譚。幼い嫉妬心が生んだ世界が覚めない夢あるいは悪夢のようにどんどんと繋がっていく。童話が実は怖いみたいにかなり残酷な描写は多いけど、覚めない夢はないように最後には美しくも悲しい場所に辿り着く。父親や家族、それにとどま...

第二次対戦中のイギリスから陰鬱で不思議な世界に紛れ込む少年の成長譚。幼い嫉妬心が生んだ世界が覚めない夢あるいは悪夢のようにどんどんと繋がっていく。童話が実は怖いみたいにかなり残酷な描写は多いけど、覚めない夢はないように最後には美しくも悲しい場所に辿り着く。父親や家族、それにとどまらない人との繋がりを少年が大人になるにつれて再認識していく、なんていうとあまりにも教訓的すぎるかもしれない。 宮崎駿の「君たちはどう生きるか」の元ネタ的な紹介をきっかけに読んだ。確かに戦争や母親の死をへて鳥に導かれて別の世界に迷い込むところなどはかなり踏襲している。ただこちらのほうがより悪夢的な世界(物語的には悪夢を元にした世界なのだから当然に)で暗く重い。とはいえ夢の中のように不思議とこのまま夢が続いてこの先を見たい、ど思わせられる緊張感とスリリングさ、ダーク目のファンタジーさがとてもよかった。

Posted byブクログ

2023/12/01

第二次世界大戦中のイギリス。ディヴィッドは、大学の数学の教師の父親と優しい母親のもとで暮らしていましたが、父親は政府の秘密の仕事(暗号解読?)に就きなかなか家に帰らず、母親は病気になり寝込んでしまいます。そしてとうとう母親は病気で亡くなってしまいました。頼りの父親は半年もしないう...

第二次世界大戦中のイギリス。ディヴィッドは、大学の数学の教師の父親と優しい母親のもとで暮らしていましたが、父親は政府の秘密の仕事(暗号解読?)に就きなかなか家に帰らず、母親は病気になり寝込んでしまいます。そしてとうとう母親は病気で亡くなってしまいました。頼りの父親は半年もしないうちに再婚し、腹違いの弟ももうけることになりました。家に自分の居場所が無いように感じるディヴィッドは、家にある母親の本を読むことで寂しさを紛らわします。長いことそうして暮らしていると、本がささやく言葉が聞こえてくるようになりました。そんなおり、物語の世界と現実の世界の壁が薄くなってきたのです。そうして、ある出来事で、ディヴィッドは物語の世界へ入っていってしまったのです…。ちょっと残酷な描写も出てくる物語。でも、ワクワクして先が読みたくて仕方がなかった。読み終わってから、この本が「僕たちはどう生きるか」のもとになっているということを知った。映画はまだ見ていないので、いつか見てみたい。

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2023/10/07

序盤はなかなか話に入り込めずに読み進め、 中盤から赤ずきんや白雪姫などおとぎ話の要素が入ってきてどんどん引き込まれた。 わりと生々しい描写も多いけど、 主人公の思考がどう影響してあの世界に反映されているのか考えたり、成長を感じたり、面白かった。 「君たちはどう生きるか」の制作の...

序盤はなかなか話に入り込めずに読み進め、 中盤から赤ずきんや白雪姫などおとぎ話の要素が入ってきてどんどん引き込まれた。 わりと生々しい描写も多いけど、 主人公の思考がどう影響してあの世界に反映されているのか考えたり、成長を感じたり、面白かった。 「君たちはどう生きるか」の制作のきっかけになった本ということで読んでみて、 共通する部分もあるけど、このお話自体ひとつの物語として楽しめた。

Posted byブクログ

2023/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

抑強扶弱っていう話。 庇護するべき者を庇護せず、自分の想像の世界に籠っていては大人にはなれない、と。 児童文学っぽいけど残虐な描写はしっかり残虐に表現されていて良かった。 p. 326取引。それはねじくれ男にその子供の名前を伝え、自らを破滅へと追い込むこと。本当ならば守ってやらなくてはいけない、か弱い弟妹や友だちのような、自分を頼もしく思い信頼し、尊敬し、いずれ少年時代が終わって大人になるまでずっとそばにいてくれる誰かを裏切ってしまった苦しみに付き纏われながら生きる、権力なき支配者になることなのです。一度その取引を交わしてしまえば、もう後戻りはできません。自分の犯したひどい過ちを知りながら、懐かしい暮らしに戻ったりすることは、誰にもできはしないのです。

Posted byブクログ

2023/09/08

スタジオジブリの「君たちはどう生きるか」を観て、原作は本作であると聞いたので読んでみた。 設定は映画とかなり近かったが、異界の表現は違った。異界の表現がかなりグロくて読むのが辛かったが、読んで良かった。

Posted byブクログ