消滅 VANISHING POINT の商品レビュー
2015年9月の刊行。コロナ前だが、文中で出てくる「孤独な肺炎」という未知のウィルス性感染症の描写(世界で同時流行、感染者の隔離、検査結果陰性など)が、数年後に訪れる大惨禍を予言しているようでもある。
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好きなタイプの恩田陸作品に出会えて嬉しい! ドミノが好きな方はハマると思います 楽しくて一気読みしちゃいました
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日本に帰国する為、入国審査を待っていた人達がテロリストの容疑で足止めされる。 ばたばたで緊張感の溢れるなか、個性豊かな人達が右往左往する様子がおもしろかった! キャスリンの癖のある日本語にくすっと笑いながら読んだ。
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途中の感染症のくだりは、まるで新型コロナの話のようだった。コロナ禍の前に書かれた作品なのに…と鳥肌が立った。 総じて面白かったけど、前半、話が動き出すまでが長かった。
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最後で、怒涛のように繋がっていった。 細かく読み返すと、まだ自分の中で疑問が解決されない部分もあったけど、伏線回収はおもしろい。 だれも傷つかないラストは好みだった。
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途中の緊密な感じ、たのしい! 202x年を2012年に刊行している。つまり近未来を描いているんだけど、そこにスマホもSuicaも出てくるが、スマホにSuicaがアプリとしては入っている現在のようには描かれてないのが面白い。Suicaを部下に渡して人数分のコーヒー買って来てもらうエ...
途中の緊密な感じ、たのしい! 202x年を2012年に刊行している。つまり近未来を描いているんだけど、そこにスマホもSuicaも出てくるが、スマホにSuicaがアプリとしては入っている現在のようには描かれてないのが面白い。Suicaを部下に渡して人数分のコーヒー買って来てもらうエピソードがでてきて、なるほど、いまはもうそんなことできないな、携帯わたしてもロックかかってるしね、と思った。笑
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行き先もどこに向かっているかわからない。普段の暮らしも世の中すさまじいスピードで加速している。豊かになりたいという欲望だけが地球をおおいつくしている。 豊かさという幻想。どこに向かっているか最終的にはどうしたいのか豊かという言葉だけに向かって。 考えさせられる内容と人の心理状...
行き先もどこに向かっているかわからない。普段の暮らしも世の中すさまじいスピードで加速している。豊かになりたいという欲望だけが地球をおおいつくしている。 豊かさという幻想。どこに向かっているか最終的にはどうしたいのか豊かという言葉だけに向かって。 考えさせられる内容と人の心理状態や観察眼が詳細に書いてあり500ページ全てが1日の出来事。会話で成り立っているのを感じさせない転回で惹きつけられる内容だった。 人の頭の中を覗くのが好きなのでこの消滅は読み応えがあった。
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一気に読んだ。恩田陸さんの本はやっぱりおもしろいなぁ。 2015年の本とは思えない内容。感染症のところとか。最後はちょっとものたりなさを感じたのはなぜだろう。
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最後まで目の離せない展開でした。 いわゆる人狼ゲームですね。 誰がテロリストなのか、読者である自分も登場人物たちの言動から推測しながら読んでいくため、臨場感を感じました。読んでいない時も「あの人は〇〇と言っていたし、、、」などと考えてしまっていました。 読書の新しい体験をした一冊...
最後まで目の離せない展開でした。 いわゆる人狼ゲームですね。 誰がテロリストなのか、読者である自分も登場人物たちの言動から推測しながら読んでいくため、臨場感を感じました。読んでいない時も「あの人は〇〇と言っていたし、、、」などと考えてしまっていました。 読書の新しい体験をした一冊でして。
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近所の図書館の、「消毒するから30分休憩。みなさん、一度出てください」のアナウンス前に掴んだ一冊。ずっと、タイトル見て気になってたんだと思う。ぶ厚くて、なかなか手に取れなかった。ほぼ一日で読了。 想像していた展開と全く違った。密室もの?と言って良いのだろうか。映像化はしにくいと思...
近所の図書館の、「消毒するから30分休憩。みなさん、一度出てください」のアナウンス前に掴んだ一冊。ずっと、タイトル見て気になってたんだと思う。ぶ厚くて、なかなか手に取れなかった。ほぼ一日で読了。 想像していた展開と全く違った。密室もの?と言って良いのだろうか。映像化はしにくいと思うけど、登場人物の心理戦がじわじわと伝わってきて楽しめました。これって、新聞連載小説だったみたいですね。ちまちま読むより一気にいきたいな、私なら。
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