消滅 VANISHING POINT の商品レビュー
空港という非日常空間での物語。 考えるということ、自分が何者かをどう証明するか、 実は深遠な課題なのかも。
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密室型の推理劇。見たことはないけど、舞台はこういう感じで芝居が進んでいくんだろう。長い話だったが、最後のオチがよくわからない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いろんな登場人物が入れ代わり立ち代わり登場し、推理小説を読むようにこの中にいるスリーパーは誰だろうと考えながら楽しく読んだ。成瀬の咳がひどくなった時は、騙された。これが推理小説なら、探偵役になる十時の独特で愛嬌のあるキャラクターが好きだ。小津のワンタンへの執着心、気の毒な大島凪人、飛行機好きの岡本喜良、ロボットを欲しいと思う三隅渓など変わり者ばかりだ。SFっぽさを感じさせてくれる、黒澤親子の存在は恩田陸ならでは。そして、題名の「消滅」の意味するものはなかなか深い。ベンジャミンの作り上げた、人と人との間の壁を壊し、双方を繋ぐものが日常的に使う生活用品であるところなんかが微笑ましい。この物語のキーマンであるキャスリンは、皆に好奇心と恐怖心をいだかせる。一般庶民の知らないところで彼女のような未知の存在が誰かによって動かされている、SFによくある話だが、近いようなことは現実にありそうで怖い。いろいろな要素が詰まっていて、スリルもありとても満足だ。
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ミステリかと思えば、ちょっとコメディのようでもあり、ひやっとする場面とのんびりした場面がそれぞれ面白かった。
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空港でテロリストの疑いから拘束された10人.AIのキャサリンや紛れ込んだ犬を含めて,それぞれの人物のいろいろな事情がユーモラスに展開されていく.軟禁という状況の中で,テロやら大型台風やら新型の肺炎などのトラブルを抱えながらの犯人探し.面白かった.
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帰国した直後の国際空港の入国審査で足止めを喰った11人。この中にテロリストがいると宣言されて、密室での心理劇が続く。11人が「胡麻塩頭の男」などの表現で、相互に名前も分からない状態での犯人捜しの推理合戦の臨場感が巧みな描写。これは読者にとっての推理という以上に11人の中での推理の...
帰国した直後の国際空港の入国審査で足止めを喰った11人。この中にテロリストがいると宣言されて、密室での心理劇が続く。11人が「胡麻塩頭の男」などの表現で、相互に名前も分からない状態での犯人捜しの推理合戦の臨場感が巧みな描写。これは読者にとっての推理という以上に11人の中での推理の面白さなのだ!その中での妙な連帯感が生まれてくるというのもありそうな話。ようやく最後に氏名が一致するが…。アンドロイドの精巧な人形、超能力の少年などと、近未来小説でもある。
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いやいや、長かった〜 科学や情報処理をチュッとかじってきた自分としては・・・「はあ??」って感じの内容でした。 申し訳ないけど、評価低いです。
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オチまでが長い、、、小説家ってのは色んなところからヒントを得て、それを小説にしなきゃいけない商売なんだな、、、
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前半とても面白かったが、オチがイマイチ。。 もっとどんでん返しを期待してたが、予想通りというか、想定内というか。。
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ありそうでまだ実現できていない人間型ヒューマノイド。見かけや動作が人間と全く同じで、人と見間違うほど完璧なヒューマノイド。しかし近い内に実現されるだろう。グローバル化された社会の言葉の壁を消滅させるバベルと言うソフトと耳栓とデンタルフロス。これもすでに実現しつつある。耳栓とデンタ...
ありそうでまだ実現できていない人間型ヒューマノイド。見かけや動作が人間と全く同じで、人と見間違うほど完璧なヒューマノイド。しかし近い内に実現されるだろう。グローバル化された社会の言葉の壁を消滅させるバベルと言うソフトと耳栓とデンタルフロス。これもすでに実現しつつある。耳栓とデンタルフロスも必要ではないが。しかし長いひたすら長い。話しの展開も遅い。しかし長い。長すぎる。
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