頭の回転が速い人の話し方 の商品レビュー
Kindleアンリミテッド対象です。 自分的には話し方というのはあまり興味のないテーマなんですが、この本は話し方について書いている部分よりも、頭の使い方について書いているところが面白いですね。 岡田さんが作ったという言葉「戦闘思考力」という概念が真実を突いていながらわかりやすくて...
Kindleアンリミテッド対象です。 自分的には話し方というのはあまり興味のないテーマなんですが、この本は話し方について書いている部分よりも、頭の使い方について書いているところが面白いですね。 岡田さんが作ったという言葉「戦闘思考力」という概念が真実を突いていながらわかりやすくて参考になりました。 戦闘思考力というのは、頭の回転速度を自動車の変速装置である「ギア」に例えて考えていく、という事です。 車と同じように頭の回転速度も「トップギア」「ミドルギア」「ローギア」があるという考え方です。 普通、あの人、頭が良いよねー!っていうのは、頭の回転が速い人の事を指すことが多いですね。 これはギアが「トップ」の状態が続いている人のことですね。 ところが、岡田氏によれば、頭の回転が速い=頭が良いではない、ということです。なぜなら回転の速さだけでは問題に解決にはつながらないから、だそうです。 高速道路を走る時にはトップギアが必要だし、ぬかるみから脱出するにはローギアがなければならないという事です。 つまり頭の良さとは臨機応変に頭の中の回転数を切り替える事をいかに自在に出来るか?という事です。 そして車と同じように速さに加え「パワー」「使いやすさ」「丈夫さ」も大事だという事です。ちょっと頑張って頭を使ったら、すぐに疲れて使い物にならなくなる、て事ではなかなかうまくないですからね。 このあたりは自分も前から感じていたことですが、頭の回転が速いなあ、と思える人の話す事や書いている事が、なんかスカスカというか、深みがなさ過ぎて面白くないなあ、ということは結構あったりします。 どうしてそうなんだろうなあ、と思う事があったんですが、その辺りの理由を「戦闘思考力」の考え方を使うと理解できますね。 そういえば春樹さんも頭が良すぎる人には小説が書けない、という意味合いのことを書いていましたね。 という事で例えば誰かの話を聞いている時、または自分が誰かに話をしている時、今どのギアで頭が回転しているのか?そして適切なギアに入っているのか? その辺りを考えながら話したり聞いたりすると、より良いコミュニケーションが取れるようになるかもしれません。ちなみに岡田氏は相手を言い負かすのはよろしくない、勝ちを狙うのではなく、新たな答えを見つける、つまり共通の利益を創り出す事こそ、話し合いの目的にするべきだ、とも書いています。 一癖も二癖もありすぎる(笑) 岡田氏の人間性が好き嫌いというのは置いておいても、この本は読んで損のない、なかなかのスゴ本認定させてもらいました。オススメです。 2017/03/19 17:34
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朝日新聞の人生相談「悩みのるつぼ」で、岡田さんの回答がロジカルで説得力あるので毎回感心させられます。 この説得力ある岡田さんの会話術とはどんなものだろうと読んでみました。 確かにあのロジカルな調子で 「ユニバーサル・トーク」 「戦闘思考力」 について説明されています。...
朝日新聞の人生相談「悩みのるつぼ」で、岡田さんの回答がロジカルで説得力あるので毎回感心させられます。 この説得力ある岡田さんの会話術とはどんなものだろうと読んでみました。 確かにあのロジカルな調子で 「ユニバーサル・トーク」 「戦闘思考力」 について説明されています。 第5章「あなたの頭の回転を倍速化するレッスン」はすごい。 クラウドシティSNSの「FREEexスクール」の「戦闘思考塾」の段位認定を駆け足で紹介したもの。 確かにこれをやると力がつきそう。 特に 七級:ミドルギアを鍛える 本の内容を2ページごとに1行でまとめる 三級:トップギアを鍛える ミニッツライナー(映画を1分ごとに1行でまとめる) は、会話のみならずクリエイティブ思考の養成によさそう。学生時代の夏休みなどの時間があるときに毎年1回行うと力が付きそう。 小学校や中学校で読書感想文の代わりに毎年これをやっても良いのではないか。 ただ、ユニバーサル・トークの実践例として挙げられた原発再稼働についてでは、再稼働賛成の立場に立って挙げられています。 お前も原子力神話の神官かい! 全然説得力ないので星一つ減点。 続いて、会話力のポジショニングマップに安倍晋三が「公共的社交」ができる珍しいタイプとしてマッピング。 安倍晋三など言論統制で演出されて粉飾されて水増しされて見えているだけ。 肩書きなしでそのまま見たら、漢字も読めないし箸は使えないし社会的常識もないし、そもそも会話術の本であの頓珍漢な答弁でかみ合っていない馬鹿を評価するってどうよ。 お前も安倍晋三の神格化・独裁化の協力者かい! さらに星一つ減点。 http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170530/p1
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ユニバーサルトークと戦闘思考力。なんというかまさに岡田斗司夫チックなポイントの有効的な話し方の本。序盤は首かしげながら読みつつも最後にはなんとなくスッキリした感じになるのは流石。
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話すことが苦手だと思っている人、もっと得意になりたいと思っている人に、どこに問題があるのか、どう鍛えれば上達するのか、非常に具体的に分かりやすく解説している。話の上手さには性格的な要素も関与するのだろうと半ば諦めていたが、鍛えようによってぐんぐん改善できると分かり、是非ともスキル...
話すことが苦手だと思っている人、もっと得意になりたいと思っている人に、どこに問題があるのか、どう鍛えれば上達するのか、非常に具体的に分かりやすく解説している。話の上手さには性格的な要素も関与するのだろうと半ば諦めていたが、鍛えようによってぐんぐん改善できると分かり、是非ともスキルを磨きたいと意欲が高まった。取り組みやすいトレーニングがたくさん紹介されているのが嬉しい。
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全体を通して読みやすかったです。 1番参考になったのは、第5章のトレーニング事例です。 他の章も参考にはなりますが、他の話し方書籍と重複している部分も多く、他の書籍を読まれている方には、あまり参考にならないかと思います。
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色々と盛りだくさんだが、う~ん、なんだろ、非常にまとまりがなく分かりづらい。 一番興味深かった点かつ実践したい点 やってはいけないルール⑤「悩ませない」 お説教するときにやってしまいがちな、 「もっと考えろ」など議論の最後に「宿題」を出しちゃうこと。善意から出ている言葉だが、...
色々と盛りだくさんだが、う~ん、なんだろ、非常にまとまりがなく分かりづらい。 一番興味深かった点かつ実践したい点 やってはいけないルール⑤「悩ませない」 お説教するときにやってしまいがちな、 「もっと考えろ」など議論の最後に「宿題」を出しちゃうこと。善意から出ている言葉だが、これが相手を「悩ませる」 そうではなく: ルール⑥相手をマッサージするように「すっとさせる」 相手に問題があったとしてもそれを直させるのではなく2人で何とかできる方法を考えてみる。たとえ答えが見つからなくても「今日は問題が話し合えてよかった」と確認し合って終わりにする。
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最近の大学では授業外学習の必要性が言われ、学生に「考えさせる」ことが推奨されている。しかし、岡田氏は「こういう善意のおじさんはめちゃくちゃ嫌われる」として、「変なお土産を置いていかない」と切って捨てている。まことに、痛快である。また、頭の回転の「トップギア」「ミドルギア」「ローギ...
最近の大学では授業外学習の必要性が言われ、学生に「考えさせる」ことが推奨されている。しかし、岡田氏は「こういう善意のおじさんはめちゃくちゃ嫌われる」として、「変なお土産を置いていかない」と切って捨てている。まことに、痛快である。また、頭の回転の「トップギア」「ミドルギア」「ローギア」の区別は面白い。「ニセ写真云々」「岡田債云々」の時は「トップギア」で対処してしまったのかな。
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岡田さんの本にしては「おお、なるほど」感がイマイチなかった。「これをすれば自分は成長できる」という確固としたものをつかめなかった、というか。 とはいえ、参考になる記述が多いことは確か。特に「頭の強さ」というような概念は、僕が以前から思っていたこととぴったり。そう、頭の回転が速すぎ...
岡田さんの本にしては「おお、なるほど」感がイマイチなかった。「これをすれば自分は成長できる」という確固としたものをつかめなかった、というか。 とはいえ、参考になる記述が多いことは確か。特に「頭の強さ」というような概念は、僕が以前から思っていたこととぴったり。そう、頭の回転が速すぎると、物事をじっくり考えることができなくなっちゃいがちなんだよね。同意。
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トークにおける自分のポジショニングを意識。 相手の言い分を一度受け入れる。 それがユニバーサルトーク。 口数の多い人は 相手の言葉を遮らない。 具体的に共感する。 相手が心を開いたらさらによく聞く。 の3つを意識すべし。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1. 総論 著者独自の概念として、ユニバーサルトークと戦闘思考力について記述している。ユニバーサルトークを極めれば誰にでも伝わる説明や誰とでも合意形成が可能となる。戦闘思考力にはトップギアとローギアがあり、夫々得意・不得意が分かれる。頭の良い人はその2つを訓練し、場面に応じて使い分ける。 2. ユニバーサルトーク ユニバーサルトークとは、まず聞く、共感する、場にいる他者の意見を自分の意見に取り入れて新しい結論を創ること。ポジショニングマップで自分と相手の立ち位置を明確にする。自分の意見はブレてもよい。自分の考えていることを一つの立場として、そのほかの人が考えるであろうことを全部混ぜて結論を出す。プレゼンにも応用できる。 「プロのお笑い芸人ですら、話せるようになるための最初の訓練は『見られること』『声を出すこと』ここが抜けて、発声法とか、話の組み立てとか、声の出し方を学んでも仕方ありません。話し方の基礎力として、どのレベルにいようとも「強いハート」は必須です」 3. 戦闘思考力 戦闘思考力はハイパワーの思考力、誰にでも合わせられる応用力、強く誇れる自己の3つでできている。結局誰の考え方も間違っている。いつもの4倍喋ってトップギアを強くする。 「①出されたテーマに関して、どんどん答える。② フランス式の「理由は3つある法」を使って話す③デッサン法」 「前提として、自分のことを「正しい」と信じて疑わないこと。他人に寄りかかろうとしたり、ブレないために、脳天から足裏まで通った1本の芯を持つ必要があるということです。これが思考するときに大事。結局誰の考えも間違っているからです。僕は世の中をどのように見ているかというと、僕以外の人間を犬や虫みたいに見ています。」 ・10級~1級までエクササイズが用意されているので、やってみる
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