幻想古書店で珈琲を の商品レビュー
「司、亜門と邂逅す」 珈琲の代わりに頂く物は。 自分の人生を書き記される本が空白だった時、今までの人生が微妙であったとしても何だか悲しくだろうな。 彼の行動は許し難い事が多いだろうが、あの時の先生の言葉通り相手の話を聞いたからこその結果だろうな。 「夜の珈琲」 店に似つかない突...
「司、亜門と邂逅す」 珈琲の代わりに頂く物は。 自分の人生を書き記される本が空白だった時、今までの人生が微妙であったとしても何だか悲しくだろうな。 彼の行動は許し難い事が多いだろうが、あの時の先生の言葉通り相手の話を聞いたからこその結果だろうな。 「夜の珈琲」 店に似つかない突然の来客。 知識を借りた返しに宝石をあんな簡単に置いていくなど、彼等の中での価値は低いのだろうか。 「司、亜門のもとで働く」 彷徨い目玉を求める亡霊は。 いくら売れない作家だったとしても自分が送り出した子が、その後どうしているのか気になるよな。 自らの目で探す事が出来なくなった以上、幾ら手の感覚で分かろうが捜索は困難を極めるばかりだったろうな。 「丘の上の珈琲」 二人で訪れた店のメニューに。 手間暇かけて抽出する物もあるのは何となく知っていたが、そんな長時間かかるだなんて驚きだな。 「司、亜門の正体を知る」 夢に出てくる梟と彼の関係は。 悪魔が雇い主だと気付いた時、先入観を捨て慌てずに和解しようとする人は極僅かだろうな。 悲劇から少しだけでも前向きな物語に変わった事により、新たな魔法に働き表紙等が美しくなったのだろうな。
Posted by
図書館で。 もっと本に絡んだ話なのかと思ったら違ってた。そして本を読まない人間って「ハイ」と渡された程度で本を読まないと思うけどな~ 主人公がわからない。 魔法使いなんてキテレツな言い分はすんなり納得する癖に、悪魔かもしれないという疑問で拒否反応を起こすのは何故だ。しかも友人の...
図書館で。 もっと本に絡んだ話なのかと思ったら違ってた。そして本を読まない人間って「ハイ」と渡された程度で本を読まないと思うけどな~ 主人公がわからない。 魔法使いなんてキテレツな言い分はすんなり納得する癖に、悪魔かもしれないという疑問で拒否反応を起こすのは何故だ。しかも友人の指摘から疑問を持つし確認方法も随分おざなりだし。拒否するなら人の人生をもらうなんて言ってる時点で回れ右でサヨナラしてないかなぁ? それでアレだけの付き合いで親友ってのも…なんか違和感。本屋勤めの同期君の方がずっと主人公と親友じゃないのか?だったら。 なんか漫画っぽい設定なので漫画だったらソウナンダーで軽く読み流せたかもしれないなぁなんて思いました。 これ、三省堂が舞台なのかなぁ。そういえば変な作りで奥に喫茶室あったっけ。古本屋の奥にカレー屋がある店もあったなぁと神保町には行きたくなりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
普段は好んで読まないファンタジーの要素があるストーリー。 古書店の店主は魔法使い...魔神...悪魔...いや、純粋に人としての心を持つ優しい店主。 少し切なく、でも爽快に読み進めれる一冊です。 説明 内容(「BOOK」データベースより) 大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。そこには、自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門がいた。この魔法使いによると、『止まり木』は、本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店らしい。ひょんなことからこの古書店で働くことになった司だが、ある日、亜門の本当の正体を知ることになる。切なくも、ちょっぴり愉快な、本と人で紡がれた心がホッとする物語。
Posted by
コーヒーと古書店と魔法使い、なんとロマン溢れる設定だろう… 失職した主人公と魔法使いが出会い、本に関する問題を解決していく、よくありそうな内容ではあるが、魔法使いが英国紳士風であることで想像が楽しい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
このレーベルってライトノベルのレーベルだっけ?? 初めからそのつもりで読んでいたらよかったけど、「ラノベ今から読むぞ~脳」じゃない状態で読んだので最初はちょっとしんどかった。あと、主人公が亜門と話すときのそつのなさすぎ具合がちょっと違和感。 てか、シリーズ7冊も出てんの!?1冊目の終わり方で割と満足でしたよ。 続き読むかは微妙…
Posted by
神保町の某書店にて見つけた本です。神保町周辺を舞台にした心温まるファンタジー。 ボリュームはないので物足りなさはありますが、気軽に読めるのでふとした時に読むのにお勧めの一冊。
Posted by
大好きな街、本好きの聖地、神保町が舞台。 文体は非常に読みやすく、ページ数も多くないので、さらさらと読めました。 職を失ってしまった青年・司が、神保町で不思議な古書店『止まり木』を経営する店主・亜門と出会い、そこで働くと言う話です。 本を読むときには、お供に甘味と飲み物が欲し...
大好きな街、本好きの聖地、神保町が舞台。 文体は非常に読みやすく、ページ数も多くないので、さらさらと読めました。 職を失ってしまった青年・司が、神保町で不思議な古書店『止まり木』を経営する店主・亜門と出会い、そこで働くと言う話です。 本を読むときには、お供に甘味と飲み物が欲しいタイプの人には、ぜひおすすめします。 読書と喫茶って親和性高いですよね。 作中出てくる古書店『止まり木』は、喫茶店も兼ねた古書店であり、作中にもちょくちょく、色んな種類の珈琲や、ケーキなどの甘味が出てきます。 ぎっしりと詰まった高い本棚に囲まれ、一杯の薫り高い珈琲を味わう…。うわぁ、本当にこんな古書店あるなら超行きてえ。 舞台のせいもあるかもしれませんが、全体的にどことなくレトロな空気の漂う作風です。この作品で珈琲を語るときは、『コーヒー』ではなく、『珈琲』と記述されなければならない。 もし仮に、あなたが神保町に行ったことがあり、あの場所漂う、古書の香りが好きだとするなら、どうか一度、手にとっていただきたい。
Posted by
神保町・三省堂書店が舞台の作品。 大好きな神保町に、珈琲にまつわる話など読んでて心地良い。 できれば短編よりも、話全体をもう少し掘り下げてストーリー展開してほしい。司の白紙の本は、今後どのように付け加えられていくのかとても楽しみだ。
Posted by
話の設定は嫌いじゃなかったのですが、キャラ設定やたまに言葉のチョイスが馴染めず…いや、全然違うんですけども、なぜか、どこか、BL臭がするというか… 最初諦めそうになりましたが、読んで損はなかったのかなと。
Posted by
会社が倒産し、突如無職に。 資格の本を、と思ってよった本屋には友人と 不思議な空間が存在していた。 連続短編で、果たして店主の正体は?! ですが 場所が場所なだけに、珈琲と本の話がすごい。 うっかり飲みながら読みたい、と思ってしまう状態です。 1冊で2度美味しい、という状態です...
会社が倒産し、突如無職に。 資格の本を、と思ってよった本屋には友人と 不思議な空間が存在していた。 連続短編で、果たして店主の正体は?! ですが 場所が場所なだけに、珈琲と本の話がすごい。 うっかり飲みながら読みたい、と思ってしまう状態です。 1冊で2度美味しい、という状態ですが 彼の人生本の『白紙』も気になります。 しかし本屋で再開した友人は、よくも信じたものです。 主人公の人柄の問題なのか、友人の心の広さなのか。
Posted by