幻想古書店で珈琲を の商品レビュー
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サクッと読めるファンタジー小説。表紙の絵も相まってわかりやすい世界観。情景描写や柔らかなストーリーが私が好みでした。 私は普段は最近の小説しか読まないので、作中に登場する『飛ぶ教室』や『砂男』などの小説にも興味が出てきた。 タイトルにもある通り、珈琲も沢山でてくるので実際に飲んでみたいところ。(一緒に甘味の描写も出てくるのでそちらも食べてみたい…) 古書店、から察するアンティーク調の品の数々も心地よい。必要ないけどステッキ、ランタン、に興味が湧いてきてしまう…。 また、亜門やコバルトの金銭感覚がバグっているところも悪魔としてのリアリティがあってすんなりと読めた。 全体的なページ数も少なく、2、3話入っているので1話の話も短い。あんまり頭を使いたくない時に読めるお手軽な本。
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『珈琲香る、魔法使いの古書店【止まり木】にて…』 縁を無くしそうな人だけが入店できる古書店【止まり木】。 店主 亜門のもとで働くことになった司は、そこで不思議な体験をしながら、自らの人生を綴った本のページを埋めていく。古書店がらみの小説は、古典の勉強になることが多いので、シリーズで読んでいきたいと思った。
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読みやすくて、サクサクと読めてしまった。 現実には起こり得ないだろう不思議なことが起こっているのに、ふとした拍子にこの現実に繋がっている感じが現れて先に先にと進めてしまう。 古書店の主人・亜門と司のやり取りが楽しくて、何より珈琲がすごく美味しそうでたまらない。ブラックは飲めない...
読みやすくて、サクサクと読めてしまった。 現実には起こり得ないだろう不思議なことが起こっているのに、ふとした拍子にこの現実に繋がっている感じが現れて先に先にと進めてしまう。 古書店の主人・亜門と司のやり取りが楽しくて、何より珈琲がすごく美味しそうでたまらない。ブラックは飲めない私だけど、一度飲んでみたい。 また、作中に出て来たモチーフになった作品の原作を読んでみたいなあと思った。 司の友人の三谷という人物が少し気になりつつ、今後の二人が楽しみだ。
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蒼月海里先生にハマったきっかけの本 人との繋がりについて考えさせられる作品です。 珈琲をおともにのんびり読めば心豊かになりました。
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本が鳥のようにバサバサ飛び本の森とも言える古書店が幻想的。 迷い込んだ人達を導いて救ってくれる自称魔法使いの亜門と司。本と人で紡がれる短編集なので読みやすく優ししいストーリーにホッとします。 物語としては亜門との出会いから始まり亜門の正体は?と謎がとけて終わるまでで、まだまだ序盤...
本が鳥のようにバサバサ飛び本の森とも言える古書店が幻想的。 迷い込んだ人達を導いて救ってくれる自称魔法使いの亜門と司。本と人で紡がれる短編集なので読みやすく優ししいストーリーにホッとします。 物語としては亜門との出会いから始まり亜門の正体は?と謎がとけて終わるまでで、まだまだ序盤という印象。 ゆっくり身構えずにサラッと読めますが、スピード感や大きな起伏は感じないので物足りないと感じる人もいるかもしれません。 次巻から亜門と司の新たな関係でのスタートになるので、二人のこれからや迷い込む人達がどんな人達なのか続きが気になります。 作中色々な作家さんの著書がでてくるので、そちらも読みたくなってしまいます。
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久しぶりの読破。 司視点で基本話が進むけど、今まで読んできた登場人物視点での作品では結構年齢を感じ。 そのため、最初は少し読みにくさを感じたけど、読み慣れてくる内に気にならなくなりました。
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大型書店の中にあるとびきり美味しい珈琲を煎れてくれる奇妙な古書店。そしてそこにいるイケメンで古風な物言いをする魔法使い。そこでアルバイトすることになる司くんが主人公なんだけど、私の頭の中に現実と虚構がイマイチ上手く入ってこなくて、その世界に入り込めるまでにかなり時間がかかりました...
大型書店の中にあるとびきり美味しい珈琲を煎れてくれる奇妙な古書店。そしてそこにいるイケメンで古風な物言いをする魔法使い。そこでアルバイトすることになる司くんが主人公なんだけど、私の頭の中に現実と虚構がイマイチ上手く入ってこなくて、その世界に入り込めるまでにかなり時間がかかりました。 最後の魔法使いのイケメン亜門の正体がわかるところはとても面白くてようやくのめり込むことができました。 本屋さん(これは私が行った現実の本屋さん(笑))の文庫本コーナーに全巻ディスプレイしてあって、きっと人気なのだろうと買ってみたのですが、この先、続きを買うか、迷うところです。8巻まであるので、ぼちぼち揃えるかなぁ…
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会社が潰れて無職になった主人公が訪れた本屋の中に不思議な喫茶、古書店へ迷い込む。店主も不思議で、人生の本が作れちゃう自称魔法使い。 こんな古書店があったらいつまでも居座っちゃうし、働きたい。主人公が羨ましいです。 シリーズものなので、続きも機会があったら読みたいです。
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開始早々、「月魚」臭がほのかに香ってきたが嫌になるほどの濃厚さはなくて、ほっとする。 正直、どのキャラクターにも魅力を感じなかった。 司は亜門に助けられたというがどの辺を助けられた? 珈琲で癒されたぐらいじゃないの?? とはいえ、この手のものには本のガイド的な要素もあるわけで、紹介された「砂男」は読んでみたい。 魔法使いという設定に沿ってホラー小説、幻想小説が物語の鍵になるのであれば面白くなるかな? でも、シリーズを追いかけたくなるには程遠い作品でした。 まぁ、この1冊で十分です。
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