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貞観政要 の商品レビュー

4.1

37件のお客様レビュー

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2017/03/10

「名君の名君たるゆえんは広く臣下の進言に耳を傾けることであります。また、暗君の暗君たるゆえんは、お気に入りの臣下のことばだけしか信じないことであります。」 公平に物事を判断する為には、 様々な視点で物事を見ることが大事。 「うわべをとりつくろって人の疑惑を招かぬようにせよな...

「名君の名君たるゆえんは広く臣下の進言に耳を傾けることであります。また、暗君の暗君たるゆえんは、お気に入りの臣下のことばだけしか信じないことであります。」 公平に物事を判断する為には、 様々な視点で物事を見ることが大事。 「うわべをとりつくろって人の疑惑を招かぬようにせよなどという話は聞いたことがありません。かりにも、君臣こぞってさような心がけで政治に当たっているとすれば、わが国の将来も、すでに先が見えたと言わざるをえません」 人の目を気にして、嫌われないように気をつけることの、愚かさ。 「礼を尽くして相手に仕え、謹んで教えを受ける。これなら自分より100倍優れた人材がまいります。相手に敬意を表し、その意見にじっと耳を傾ける。これならば、自分よりも10倍優れた人材が集まってきます。」 謙虚、礼、敬意を表すことの大切さ。

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2016/07/10

■2016/07/10 読了 ■あらすじ 中国唐の時代の名君太宗(李世民)とその補佐役たちとの政治問答集。 ■コメント ・組織の長であれば読むべき。 ・長として感じていることは、今も昔も、大きな組織も小さな組織も同じだとわかる。

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2016/05/03

古来の帝王学。 唐王朝の太宗と名臣である房玄齢、魏徴達が語る守成の心得。 徳川家康もこの書を愛読したらしい。 天下の安泰を願うならまず己の姿勢を正す必要があるという言葉は納得。

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2016/03/17

帝王学というものを初めて知った。上に行くほど、おごらず、下からの苦言や提言をしっかり聞く必要がある。

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2016/01/13

帝王学の古典。人としては当たり前のシンプルなことばかりであるが、行うのは難しい。標語のようにして、憶えておこう。基本は「無私」のこころ。一、安きに居りて危うきを思う、一、率先垂範、わが身を正す、一、部下の言に耳を傾ける、一、自己コントロールに徹する、一、態度は謙虚、発言は慎重に

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2015/11/27

明治天皇も元田永孚から進講を受けた書、唐の太宗と侍臣との問答集 自分の根をどこに求め、花をどう咲かせるかを常に考え、ブレを少なくする自制心を持つことが肝要

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2015/10/04

本屋で目について読みやすそうだったので購入。新刊だった。唐の第2代皇帝の太宗(李世民)と家臣との政治問答集。日本でいえば645年の大化の改新の頃。  魏徴ら直言の士がすごい。権力者である太宗にずけずけと諫言するのが見どころ。単に太宗が良い話をする段よりも、太宗が何かやったのに対...

本屋で目について読みやすそうだったので購入。新刊だった。唐の第2代皇帝の太宗(李世民)と家臣との政治問答集。日本でいえば645年の大化の改新の頃。  魏徴ら直言の士がすごい。権力者である太宗にずけずけと諫言するのが見どころ。単に太宗が良い話をする段よりも、太宗が何かやったのに対して魏徴らがそれを諫め、太宗が「よくぞ申してくれた」とすぐ反省する段が読んでいて爽快。 家臣にも諫言する義務と受け入れる義務があると言っており、サラリーマンの自分にどう実行するか問うてくる。  太宗「私の叱責を恐れて、知っていながら口を閉ざす、かりそめにもそんなことは許されないものと心得よ」  太宗「部下の諫言を受け入れない者が、どうして上司に諫言することができようぞ」

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