貞観政要 の商品レビュー
トップは孤独。その中でも無私であること、常に謙虚に諫言をされやすく、受け入れる器の重要性を説き続けている。人間の器とか人格といったことは研鑽を積み重ねなので、磨いていきたい。
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唐の太宗(李世民)が臣下を交わした問答を史家・呉競がまとめた。 トップマネジメントのあるべき姿勢をまとめている。訳者によると以下の5点 ・安きに居りて、危うきを思う ・率先垂範、わが身を正す ・部下の諫言に耳を傾ける ・自己のコントロールに徹する ・態度は謙虚、発言は慎重に 3番...
唐の太宗(李世民)が臣下を交わした問答を史家・呉競がまとめた。 トップマネジメントのあるべき姿勢をまとめている。訳者によると以下の5点 ・安きに居りて、危うきを思う ・率先垂範、わが身を正す ・部下の諫言に耳を傾ける ・自己のコントロールに徹する ・態度は謙虚、発言は慎重に 3番目はなかなか出来るようでできない。王だけでなく、部下がいる人には大なり小なり当てはまると思う。 王の言葉、行動を逐一記録する役人が居て、王はそれを検閲しないのが常だったらしい。太宗は生前にこれを提出させ、自分の宜しくない行状を更に詳しく書くように言ったとか。
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・率先垂範して身を正す ・部下の意見に耳を傾ける→自分と意見が違っても聞き入れる ・態度は謙虚、発言は慎重に ・周りをイエスマンで固めない。 ・部下からの指摘や忠告を積極的に聞き入れる ・相手の短所と長所を良く理解してその長所を発揮させるような使い方をする
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西の「君主論」東の「貞観政要」 ともに君主としての要諦を後世のためにに書き記したものではあるものの、「君主論」は他者を支配するのための書であり、「貞観政要」は他者を治めるための書、といった印象であった。 もちろん両方とも長年語り継がれてきただけあって名著である。なので、両方の...
西の「君主論」東の「貞観政要」 ともに君主としての要諦を後世のためにに書き記したものではあるものの、「君主論」は他者を支配するのための書であり、「貞観政要」は他者を治めるための書、といった印象であった。 もちろん両方とも長年語り継がれてきただけあって名著である。なので、両方のエッセンスをしっかりと頭に入れておく必要はあるものの、今の時世から見ると「君主論」よりも「貞観政要」の方がリーダーの書として役立ちそうに思う。 本書は貞観政要の内容がすべて書かれているわけではないが、漢文書き下しの他現代語訳も用意されており、古典を読んだことがない人でも理解できる内容となっている。ただ、、例えば、出口治明さんの「座右の書『貞観政要』」などに当たると、より理解が深められるのではないか。
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隋が、40年程度の治世しか無かった事を参考に、約300年長安に都を置いて政治を行う基盤を作った、李世民とその臣下のお話。特に中国では既に紙が発達したこともあり、兄弟を殺害した皇帝として風評されるのを恐れて、自身の帝王として、後の世に名を残すまで善政を行った。トップとは?リーダーと...
隋が、40年程度の治世しか無かった事を参考に、約300年長安に都を置いて政治を行う基盤を作った、李世民とその臣下のお話。特に中国では既に紙が発達したこともあり、兄弟を殺害した皇帝として風評されるのを恐れて、自身の帝王として、後の世に名を残すまで善政を行った。トップとは?リーダーとは…適材適用、公平、委任、換言…こういうキーワードが本文中にもいくつも出てくるマネージャー必須。
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貞観の治という言葉は知っていたが、 李世民とは素晴らしい人物だ。それでも失敗をするのだから...。 ヒトは失敗をする葦だということだ。
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貞観政要の内容がわかりやすくまとめてある。 自分が感じたのは、平和な時にも緊張感を忘れない、 諫言を受け入れる姿勢を作る、といったところが重要か。 上に立つものは常に謙虚であるべきだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
唐の時代、平和な世の中を実現させた太宗の、家臣たちと交わした議論や問答が収められた本。文庫サイズでコンパクトながら読みごたえは十分。 この手の本は、読むときが変われば響く場所も変わる。社会人になって間もない頃に読むか、中堅になってからか、管理職に近いポジションになってからか、その時々で面白いと思える場所は異なる。なので、本棚のすぐに手に取れる場所に並べておいて、都度、パラパラめくるのが良い。 今の自分にとっては「第二章 諫言の機微」と「第三章 人材の登用」が面白い。人を率いる立場になれば、もっと後の章が役に立つのだろう。 「人を統べ、導く立場の人」にとって有益な内容が主だが、若手人材でも読めば学びになる部分は多い。原文(漢文)と書き下し文、解説のほかに、ものによっては詳説まで載ってるので、気軽に読めるのもプラス評価。
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帝王学の教科書ということで読む。これが出る前は書経か教科書だったという。 唐の太宗による問答集。 太子の廃嫡と高句麗出兵は誤り。 昔から優秀な人材をいかに集めるかが大切だと認識されていた。
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唐の第2代皇帝「太宗」こと李世民(在位 626〜649年)と、それを補佐した名臣たちとの政治問答集。『書経』と並ぶ、帝王学の教科書。 創生ではなく守成の時代の書。臣下からの諫言(かんげん)をいかに受け入れるか、その重要性が説かれている。 <キーフレーズ> ★忠臣と良臣の違い(...
唐の第2代皇帝「太宗」こと李世民(在位 626〜649年)と、それを補佐した名臣たちとの政治問答集。『書経』と並ぶ、帝王学の教科書。 創生ではなく守成の時代の書。臣下からの諫言(かんげん)をいかに受け入れるか、その重要性が説かれている。 <キーフレーズ> ★忠臣と良臣の違い(p.84〜) ※魏徴の言葉 良臣とは、みずからが世の人々の称賛の声につつまれるばかりでなく、君主に対しても名君の誉れを得しめ、ともに、子々孫々にいたるまで、繁栄してきわまりがありません。一方の忠臣は、みずからは誅殺の憂き目にあうばかりか、君主も極悪非道に陥り、国も家も滅び、ただ、「かつて一人の忠君がいた」という評判だけが残ります。 ※伯夷と叔斉 の話がベースになっているのではないか?(レミさん) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%AF%E5%A4%B7%E3%83%BB%E5%8F%94%E6%96%89 ・欲望をおさえて万民の手本となるような私生活を送ること(p.31- 守屋洋さんの解説より) 欲望の再開発 欲望にも、開かれた(分配可能な)欲望と、閉ざされた(分配不可能な)欲望とがある。 ※公欲→志→心願 <きっかけ> 2019年8月の人間塾 課題図書。
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