すべての仕事はクリエイティブディレクションである。 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
電通の現役CDによる解説書。非常に面白く、どんどん引き込まれる。 そうか、百戦錬磨のCDがCDという仕事をプレゼンをしているのだ。 納得。 巻末の主な仕事を見て、個人的にとても大好きな広告作品が並んでいた。 さらに納得。 初めて見たときに思わず涙してしまった 「九州新幹線開業」の広告。 その解説と出来上がるまでを知ることができる。 これ以上ないくら鳥肌がたった 「Sound of HONDA」の広告。 それが生まれるエピソードを聞ける。 学術的な書物ではなく、著者の経験による 指南書として、 手元に置いて、何度も読み返したくなる素晴らしい本です。
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クリエイティブディレクション力というのは、仕事を超越しているということを勉強させられた。 内容的にはクリエイティブディレクターとしての内容に終始するが、読み手にとっては、それを応用し、自分自身や現在の仕事のクリエイティブとそのディレクションに発展させられる示唆があったと思う。
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当たり前なんだけど、この本自体が古川さんがクリエイティブディレクションしているプレゼンなんだと強く感じた。日本を代表するCDのプレゼンなんて、なかなか目の当たりにできる機会がないのでそれだけで勉強になった。 QUOTEの使い方とか、右脳に響かせ左脳で理解させる持ってき方とか、大...
当たり前なんだけど、この本自体が古川さんがクリエイティブディレクションしているプレゼンなんだと強く感じた。日本を代表するCDのプレゼンなんて、なかなか目の当たりにできる機会がないのでそれだけで勉強になった。 QUOTEの使い方とか、右脳に響かせ左脳で理解させる持ってき方とか、大変失礼ながら上手いなっ!と。 今年のキーワードは、やはり、「根っこから考える」ということだなと再確認。 その考え方を色々勉強・実践していきますー。
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最前線で活躍する電通のクリエイティブ・ディレクターによる著書。 学術書ではないので体系的な内容ではないが、現代におけるクリエイティブ・ディレクターの仕事であったり、クリエイティブワークの定義を経験に裏打ちされた説得力のある言葉で定義している。 こういった著作で共通して言われている...
最前線で活躍する電通のクリエイティブ・ディレクターによる著書。 学術書ではないので体系的な内容ではないが、現代におけるクリエイティブ・ディレクターの仕事であったり、クリエイティブワークの定義を経験に裏打ちされた説得力のある言葉で定義している。 こういった著作で共通して言われていることは、"一流の仕事には論理的思考力、経験値に加えての直感が必要"ということ。最後の直感のクオリティが一流と超一流の境目だなと思っている。
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1.現在の仕事先が広告代理店 2.近くの本屋で平置きされていた 3.「すべての仕事・・」と言うタイトル 4.知り合った人がこの職業 という4つの理由で読んだ。 タイミング的にこの本の先に書いてある茫漠とした自分がいるので、ヒントがあるのではないか?と思って読み進めた。 なるほどと...
1.現在の仕事先が広告代理店 2.近くの本屋で平置きされていた 3.「すべての仕事・・」と言うタイトル 4.知り合った人がこの職業 という4つの理由で読んだ。 タイミング的にこの本の先に書いてある茫漠とした自分がいるので、ヒントがあるのではないか?と思って読み進めた。 なるほどと思う部分もあるしポイントとなる部分が抽象的表現にも感じる。(理解能力が低い?) 末尾の方に、コンサルタントとCDと違いを書いているが、わたしには違和感がある。CDは自分でシュートを打って、コンサルタントはシュートを打たないと書いてあるけれど、どうなんだろう。 コンサルタントもCDもチーム戦だと思うし、コンサルタントもクライアント満足させるだけが仕事ではない。コンサルはフレームワークとかかっこいいこと言っているように見えるけど、CDもコンサルもどちらも非常に泥臭いものだと思う。 ほんの少し代理店文化を知って、属人化し易い、古い文化意識を捨てられないなど課題もあるけれど、そうではない優秀な人材がいる世界でもあると思う。 この本は業界こそ広告代理店目線で書いてあるけど、業界の垣根はあまりなくなっていると思うし、現実はそのジャンルを超えない限りいいものは生まれないと思う。っていうかそう期待したタイトルだったのに、ほぼ広告代理店目線の本だった。最後にほんのちょっと書いてあるけど。 第一線で働く一流の人はジャンルを超えて常にインプットを続けたうえでアウトプットしているということ。でも、この本の中に人生論とかそういう哲学はあまり感じられなかったなぁ?
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広告は目的芸術 びっくりさせる力と納得させる力 →Good Surprise Freshness of idea 発想とは、物事をどのように把握するか、見解をとるか、どういう概念で理解するか、ということ 対象物の本質にとって理想的な状態に変化させるための考え 広告で培わ...
広告は目的芸術 びっくりさせる力と納得させる力 →Good Surprise Freshness of idea 発想とは、物事をどのように把握するか、見解をとるか、どういう概念で理解するか、ということ 対象物の本質にとって理想的な状態に変化させるための考え 広告で培われてたアイデア力が、 他の分野でも生きると私も信じてる。 アイデアが浮かぶ本。
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尊敬する古川さんの著書として、即読んだ。 クリエイティブ・ディレクションとは? 現代における「答え」の出し方とは? クリエイティブにおける心構えとは? 様々な疑問へのアンサーや、とっ散らかった考えの整理がかっちりしつつもしたたかにまとまっていた。 傍に置いておきたい良書。
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確かに、著者の言うように「クリエイティブ・ディレクション」に関する本はなかったかもしれない。クリエイティブディレクションの仕事を語りながら、著者の仕事、カンヌなどの作品を通して、コミュニケーションの進む道を説く。CDという職種の人は読んだ方がいいと思う。
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