1,800円以上の注文で送料無料

天久鷹央の事件カルテ スフィアの死天使 の商品レビュー

4.1

122件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/08/09

時間を遡って天久鷹央(あめくたかお)と小鳥遊優(たかなしゆう)の出会いからの話を初の長編で綴る。 初見で小鳥遊のことを言い当てていく。 やっぱりシャーロックに似ているなと感じました。 外来で母が近所の診療所で医療過誤をあったとやってくる。 話の内容と血液データだけで病因にたどり...

時間を遡って天久鷹央(あめくたかお)と小鳥遊優(たかなしゆう)の出会いからの話を初の長編で綴る。 初見で小鳥遊のことを言い当てていく。 やっぱりシャーロックに似ているなと感じました。 外来で母が近所の診療所で医療過誤をあったとやってくる。 話の内容と血液データだけで病因にたどり着く。 素人の思い込み。 簡単にネットで調べれるので、これは気をつけないと。 次に宇宙人に誘拐され、頭に何かを埋め込まれたと訴える男。 この話がメインの新興宗教団体の話と繋がっていく。 宗教団体の名前が読みにくく苦労しました。 読んでいくと、その名前の由来がわかります。 小鳥は、鷹央の言動の裏にあるものに気づき、鷹央が告白する。 これは、鷹央本人しかわからない苦悩。 この「個性」をどう捉え、多数派にすごしやすい世の中でどう生きていくのか。 エピローグでも語られてます。 いままでになかったアクションもありました。 小鳥の空手の動作、一撃に臨場感があり、痛さが伝わってきました。 専門的なので、結末を予想できませんが、このようなことが実際に起りそうで恐ろしく感じました。

Posted byブクログ

2016/03/12

第三者視点で冷静に見れば新興宗教というのはどれもどこかしら滑稽なものですが、内部にいて信じてしまうと盲目的になってしまうんでしょうか。この本で問題となる脳の問題も含めて、ちょっと怖いです。

Posted byブクログ

2016/02/15

読む順番としてはどうなんでしょうかこれ。間違ってますか。そうですか。 長編でも読みやすさは変わらず。 使える知識がほしいですね、切実に。

Posted byブクログ

2016/02/03

鷹央と小鳥遊先生が出会った時の物語。鷹央の極度の人見知り、コミュニケーションに難があり、今まで組んでいていた医者が早期にやめてしまう理由、極度の偏食などから自閉症スペトラムの一種であると小鳥先生に告げ、また超人的な才能を持つことから広義のサヴァン症候群であることを語るなど、これら...

鷹央と小鳥遊先生が出会った時の物語。鷹央の極度の人見知り、コミュニケーションに難があり、今まで組んでいていた医者が早期にやめてしまう理由、極度の偏食などから自閉症スペトラムの一種であると小鳥先生に告げ、また超人的な才能を持つことから広義のサヴァン症候群であることを語るなど、これらが特性を発揮していると感じる。統括診療部立ち上げのエピソード、小鳥先生が内科医を目指すきっかけなど、心情を汲み取っていて良い。事件も内容が濃密で面白い。脳科学のこと、死の定義とは何かを語る場面は今後どのようになるか考察する読後。

Posted byブクログ

2016/02/03

シリーズ第4弾は初の長編。鷹央と小鳥遊の出会いが描かれます。ラノベ・レベルではありますが、今までで一番真っ当なメディカルミステリに仕上がっていると思いました。

Posted byブクログ

2016/01/28

鷹央のこと、小鳥遊のこと、統括診断部が出来た経緯や末期治療における葛藤等、他にもたくさんの物が一気に詰め込まれた感じのする作品。この話は、結末ありきで書かれたのかなぁという印象を持った。前の部分が少し中だるみしてしまった感じがある。第四章の最後の部分はとても良かったので、こちらの...

鷹央のこと、小鳥遊のこと、統括診断部が出来た経緯や末期治療における葛藤等、他にもたくさんの物が一気に詰め込まれた感じのする作品。この話は、結末ありきで書かれたのかなぁという印象を持った。前の部分が少し中だるみしてしまった感じがある。第四章の最後の部分はとても良かったので、こちらの話をもう少し読みたかったかな。でも、とても面白かった。鷹央と小鳥遊の会話も楽しめたし(*'ω'*) なるべくしてなったというか、いいコンビですよね。天久鷹央が活躍する話をシンプルに楽しみたいなら、短編集の方がおすすめかもしれない。

Posted byブクログ

2016/01/26

シリーズ的には外伝的な扱いでしょうか。鷹央と小鳥が出会って最初の事件の物語。いやー、楽しかった。鷹央の能力の秘密についての部分は、作者の言いたかった事が詰まっている気がしました。

Posted byブクログ

2016/01/24

読み終わってから、最後のカバーの折り込みの部分を見て気づきました。 シリーズの既刊と異なり、本作だけが「天久鷹央の事件カルテ」がサブタイトルなんですね。 もしかすると、事件カルテが事件カルテである前の物語という意味があるのかな。メインタイトルが「スフィアの死天使」であるこの物語...

読み終わってから、最後のカバーの折り込みの部分を見て気づきました。 シリーズの既刊と異なり、本作だけが「天久鷹央の事件カルテ」がサブタイトルなんですね。 もしかすると、事件カルテが事件カルテである前の物語という意味があるのかな。メインタイトルが「スフィアの死天使」であるこの物語は、今風にいうところの「天久鷹央の事件カルテ エピソード0」にあたります。 そう、すでにお馴染みの迷コンビ。 天才女医にして、医学にとどまらない驚くべき知識と記憶力を元に事件を解決するホームズ役の天久鷹央と、ワトソン役の小鳥遊優が出会い、初めて事件に関わる物語なのです。 抜群の読みやすさと、鮮やかな名推理はいつもの通りですが、出会いの物語ならではの新鮮な面白さが含まれていて、いつも以上に飽きさせません。 それは、シリーズの中で初めて、読者が小鳥遊先生よりも天久先生を「知っている」状態から始まる面白さと言えるかも知れません。 例えば、初めて二人が出会うこのシーン。 "「誰だ?」本から視線を外すことなく、少女は独り言のようにつぶやいた。 「え、いや・・・・・・。ここは天久鷹央先生の部屋だって聞いたんだけど・・・・・・」 僕は目をしばたたかせる。この少女は誰なのだろう。新しい上司の娘だろうか? 「そうだよ。ここは天久鷹央の部屋だ」少女は抑揚のない口調で言う。 「あの、それで先生は」 「先生ってだれのことだ?」少女は手に持っていた本をわきに置いて体を起こした。 「誰って、だから天久鷹央先生・・・・・・」 「天久鷹央なら目の前にいるじゃないか」少女はソファーの上であぐらをかく。" (本文20ページより) この後に、小鳥遊先生は、いつもの口調でやり込められるんですが、僕たち読者が初めて彼女を見た(読んだ?)瞬間を思い起こしてニヤニヤさせられてしまいます。 彼が元は外科医であったことが伺える小鳥遊先生の救急部での勤務シーンや、彼と接していて天久先生が怒られたかと思ってたじろぐシーンなどもなかなか見られない新鮮さです。 あっ、そうそう意外にアクションシーンも多いですよ、今回。 またこれまでに語られなかった、両先生の「秘密」にも言及されています。 本作から読んでも問題はないですが、前述の楽しさを味わうためには、やはり刊行順に読んでみるのがいいのではと、個人的には思えますね。 現時点での既刊は4冊。 あっという間に読めること請け合い。ぜひお楽しみください。

Posted byブクログ

2016/01/13

シリーズ初長編は意外にも一番面白かった。奇行の説明があったせいで読みやすかったのかも。ずいぶん素直?

Posted byブクログ

2016/01/12

今回は命について考えさせられる内容で鷹央、小鳥遊についての全てを掘り下げた話。 似ているようで似ていないそういう二人の関係がこの回でより表されていて新たな一面を見れた。 まだ人生を楽しめるものは分からないけどお互いに探しているという行為は同じなんだというそんな印象を与えてくれた。

Posted byブクログ