天久鷹央の事件カルテ スフィアの死天使 の商品レビュー

知念実希人(著者)

2024/10/17

時間軸でいえば本書がシリーズ１番目ですね。鷹央先生と小鳥先生の出会いと初めての事件です。

宇宙人に誘拐され頭に何か埋め込まれたという患者が診察の途中で自殺します。それに救急部部長の沖田が患者に刺され死亡。どうやら宇宙人とコンタクトをとるという宗教団体が関係しているらしく鷹央と小鳥遊が潜入調査を開始します。
二人のコンビは本当に楽しいです。空気が読めない鷹央とお人好しの小鳥遊。潜入調査では婚約者のふりをした二人です（笑）。
面白かったです。

2024/10/10

アスペルガーな天才女医と、
空手使いで真面目ないいヤツの内科医の出会いのお話

新興宗教と宇宙人、院内での殺人。

一気に読んだ！
テンポも良くて登場人物が面白い

シリーズ4冊目らしいけど、
これから読んでみて正解。

他のも読んでみる！

2024/09/01

episode0
小鳥遊の過去が垣間見え、天久との関係性構築の軌跡を辿ることができた気がする。
よかった。

2024/06/20

文章の流れが良く、没頭して読めました。
意外で予想だにしないトリック、小鳥遊先生と天久先生との絆、医療への直向きさどれを取っても魅力的でした。

2024/05/12

鷹央先生と小鳥先生の出会いの話。
時系列的にはエピソードゼロ、みたいな感じなのでしょうか。

短編を読んでる時から度々話だけは上がっていた一番最初の事件の謎が遂に明かされたって感じでしたね。
いや、何かやたらと回を重ねる度に小鳥先生の｢例の〜｣の語り方が具体的になってきてたんでこれはしっかりストーリーがあるな？と思っていたんだけど……案の定、というか予想以上にボリュームたっぷりで驚きました。
赴任して早々こんな事件に巻き込まれていたなんて小鳥先生さては不幸体質か？？？
そしてやはり言葉を濁していたあたりで察していたけれど後味は悪かった。正直あの犯人がやったことが正義なのか悪なのか私には判断がつけられません。それくらい難しい問題だと思うし永遠に答えが出ない問題なのかもしれない。
医学っていうのは本当に終わりがない学問なのかもしれないですね。

ともあれ今回の話は二人が出会ってコンビになるまでのお話なのでまだちょっと短編の時よりも心なしか鷹央先生が小鳥先生に懐いていなかったり(やることは変わっていないが)、お互いに少し余所余所しい部分があったりしてやっぱりこの人達にもこんな時期があったのかぁと思わされる部分もありました。
そしてやはり人間が一気に距離を縮めるのに大事なのは酒を酌み交わす事なのだな、とも。

2024/04/24

大変面白く読ませていただきました。やはり長編の方が面白い。主人公と相棒が絶妙に面白い。出来れば次回も長編を読みたいです。

2024/04/19

鷹央と小鳥遊が出会った時のお話。
小鳥遊が外科医から内科医になった理由であったり、鷹央の今まで明かされてない秘密がわかったり、いつもよりボリュームがあって楽しめました。
私自信今脳外科病院に入院しているため、何とも複雑な気分でしたが笑

2024/02/04

これまで読んだ天久鷹央シリーズの中で一番面白かった！
これまで刊行順（番号順）に読んでいたつもりだったが、度々この宇宙人の話が出てきて何だろう？と不思議に思っていたところ、「推理カルテ」が短編、「事件カルテ」が長編ということを知り、遅ればせながら読んだ本作。
気になっていた鷹央と小鳥遊の出会い、小鳥遊が外科の道から外れたきっかけの話が載っていて嬉しかった。最初は鷹央に不信感を抱くが徐々にその特性を理解し保護者ムーブをする小鳥遊、他人に怯えていたが小鳥遊のおかげで外の世界に踏み出そうとする鷹央のコンビが微笑ましかった。

2024/02/03

ずっと気になっていた2人の出会いの話で、宇宙人に拐われた人の殺人てやつで、やっと読めた満足感。
鷹央のこと、小鳥先生の過去、いろいろわかってこれからまたこのシリーズが楽しくなりそう。

2024/01/26

鷹央と小鳥、二人の出会いを描いた長編メディカル・ミステリーってなことです

うーん、やっぱ人物が深堀りされる長編の方がより面白いね
鷹央のもつ苦悩が詳細に描かれていて、物語自体にも深みが与えられてると思うんだよね
それでいて小気味よい軽さは失われていない

そしてこのシリーズの面白味のひとつでもある「そんな病気もあったんだね〜」ってやつね
まぁ特異すぎて実生活にはほぼ役に立ちませんがね

ただ、いろんなことを知ること
いやいろんなことに苦しめられている人を知ることで、優しい気持ちを持つことができるようになるんじゃないかな〜

なんてことを考えた天久鷹央シリーズの初長編でした