しんがり 山一證券最後の12人 の商品レビュー
大手証券会社が倒産した際に、会社に残って誇りを胸に精算業務に取り組む人々の背景を描いたノンフィクション
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〝事実”がそこにあった 作者はあの清武の乱の清武英利 証券会社なんてインチキのカタマリだと思ってた 清武英利は嘘つきかもしれないと思ってた この本を読んで良かった
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作者が新聞記者ということもあり、事実を客観的に淡々と書かれている。この文体が事実をよりリアリティに表現できている。ただ、考慮しなければならないのは、ものの見方が一方からしか描かれていないので真実であるかどうかは十分に見極めないといけない。
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多少一面的ではあるものの、丁寧な取材による臨場感は読み応えあるノンフィクションにしている。 会社、サラリーマンとして一度は読んでほしい一冊。
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2020年64冊目。満足度★★★★☆ 山一證券の最後までとどまった12人の物語。私はそこに「美学」をみた。ドラマ化されており、こちらもオススメです。
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これは…全新入社員の研修1日目に読ませたほうが良かろうよ?! バブル期の浮かれた金の使い方、 社内の風通しの悪さ、 保身に継ぐ保身の往生際の悪さ… その裏で、 説明責任を果たすための調査を続けながら 倒産の煽りを食った社員の再就職先を探し出して押し込む作業をするメンバーがいた。...
これは…全新入社員の研修1日目に読ませたほうが良かろうよ?! バブル期の浮かれた金の使い方、 社内の風通しの悪さ、 保身に継ぐ保身の往生際の悪さ… その裏で、 説明責任を果たすための調査を続けながら 倒産の煽りを食った社員の再就職先を探し出して押し込む作業をするメンバーがいた。 1997年の日常生活や学校生活の出来事はまだまだ鮮明に覚えているにも関わらず 山一証券の倒産など、当時の私にとってはほとんど関心事の外にあり、全く記憶から抜け落ちています。 こうして読んでみると 「よくこんな大事件が記憶に何も残ってないでいられたな?!」 と思うほどの大事件だったんですね…本当に記憶にない。 しかしながら バブル世代のお粗末さが次々と露呈していく中で 真の煽りを食ったのは まさに、1997年頃学生だった私たち世代なんだよな…と思うと 何か他人事にはできない、日本社会の分岐点的エピソードと捉え直すことができます。 ちょうど今期のドラマ「半沢直樹」で 「自分のためだけに働き始めると組織が腐る」 というようなセリフがありましたが まさにその好例。好例というか、悪例というか…。 自信と勇気を持って仕事をしたい!そうできたらいいな!と思ってはいるけど、なかなか一歩が踏み出せない人へ。 「明日こそ絶対に頑張る!!」と力をくれる1冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自主廃業した山一證券の社内調査委員会を描いたノンフィクション。Amazonプライムにあったドラマを見て興味を持ったので読んだ。 内容はフィクションのドラマかと思うほど手に汗握るものだった。監査部門トップに着任した矢先に発生する些細な綻びから、会社の廃業へ一気に階段をかけ下り、その後の調査でその全貌が明らかになっていく。 「にぎり」は顧客第一主義の弊害ではないかとも思う。利回り保証は今でこそ絶対悪のようにも考えられるが、本質的に言えば経済が成長し続けるのであれば、わざわざ利回り保証などしなくても利回りは保証されるところ、それを契約として起こし、顧客の信頼を得ようとしたことが裏目に出てしまった。とはいえ元を正せば総会屋や国内の大企業を相手に引き下がってしまった結果の埋め合わせが連綿と続いているもので、こうしたものに会社としても毅然と立ち向かうことが必要だったのだろう。
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たまたまブックオフで手に取った本でした。 山一証券といえば「社員は悪くありませんから!悪いのはわれわれなんですから!」と社長が号泣するインタビューで有名。 . 創業100年の企業が何故、倒産(自主廃業)に追い込まれたのかを探るノンフィクション小説、、、だけではありませんでした。...
たまたまブックオフで手に取った本でした。 山一証券といえば「社員は悪くありませんから!悪いのはわれわれなんですから!」と社長が号泣するインタビューで有名。 . 創業100年の企業が何故、倒産(自主廃業)に追い込まれたのかを探るノンフィクション小説、、、だけではありませんでした。。。 . 単なる野次馬根性で読み出したけれど、実はサラリーマンなら誰しもが陥りそうな葛藤がこの本には描かれていました。自分もサラリーマンだけに、常に自分が思う正しい事をし続けることは難しい場面があるような気がします。だからと言ってそれに流されてしまうのか、それに抗うかは自分次第… . あとがきにある「心の清涼感が生きる力になるんだ。」という言葉が、心にじっとり残りました。 https://amzn.to/3g83jS4
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実話。大手証券会社が潰れるというショッキングな出来事として当時は話題だったらしい。結構読みにくいと感じてしまった。
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しんがり。 97年社会人デビューした。 だから山一証券の破綻は未だ記憶に新しく、かつ新聞記事の見出しはまるでドラマのように思えた。 バブル。 高校生であったが社会に出たことにより、知り学ぶ機会も増えた。 山一証券の後処理に奮闘した人がいたこと。 当時、それに物語が光が差すことも...
しんがり。 97年社会人デビューした。 だから山一証券の破綻は未だ記憶に新しく、かつ新聞記事の見出しはまるでドラマのように思えた。 バブル。 高校生であったが社会に出たことにより、知り学ぶ機会も増えた。 山一証券の後処理に奮闘した人がいたこと。 当時、それに物語が光が差すこともなかったと記憶している。 社会人をこころざすうえで、忘却したくないことが『正義』。社会的に正しい行動を為すこと。 この書籍はその襟を正す内容である。
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