新しい文章力の教室 の商品レビュー
月3000本以上の記事を執筆するナタリーの記者は、そのほとんどが未経験者。 「書くことは後からでも教えられるが、好きになることは教えられない」という採用ポリシーのもと未経験者を採用し、仕事の思考プロセスと仕事の型を叩き込んでいる。 思考とスキルともに研修時代に教え込むという教育に...
月3000本以上の記事を執筆するナタリーの記者は、そのほとんどが未経験者。 「書くことは後からでも教えられるが、好きになることは教えられない」という採用ポリシーのもと未経験者を採用し、仕事の思考プロセスと仕事の型を叩き込んでいる。 思考とスキルともに研修時代に教え込むという教育に感銘を受けた。ただ肝心要の文章力アップ方法については、他良本に1歩届かずという内容だった。 ◯文章の前提 ・良い文章とは、完読される文章である。 ・書く前に地図を描く。主眼と骨子は先に決める。 ・書けなくなったら会話しろ。会話は文章よりも適当にできる、この適当さを利用して迷いがどこなのか見つけられる。 ・インタビューの基本は、同意と深掘り。自分の中の違和感や疑問、不明点が宿った瞬間を見逃さないで深ぼること。下手くそは並列的、尋問的な質問をしてしまう。 ◯文章術 ・体言止めは読者に負担を与える。文末の助動詞などを省略するということは、読み手の無意識の補完に頼っているということ。乱用してはいけない。 ・「今作」「当サイト」などの指示語もどきに注意。多用すると、指示対象が曖昧になり、読者の頭を混乱させる。 ・「らしさ」「ならでは」には客観的根拠を添えないと、読者には伝わらない ・「~できる」「~可能だ」「~れる」という可能表現はなるべく減らす。簡単に書けてしまうが「役に立つ」「成長する」のように言い換えにひと手間かけることで行動を促すべき。
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noteを始めようと思い、こちらを買って読んでみました。 参考になる部分が多かったし、 この本を読んで以降、ちょっとした文章を作成するときにも本に書いてあった内容を気をつけてる自分がいるなぁと驚いてます! 早速実践だ
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完読されるのが良い文章! まずは第一章で紹介されている構造シートを使って書いてみる。書くのに慣れてきたら後半に書かれてるテクニックをおさらいしていくのが良さそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ライターに対して書かれた本。 最後まで読んでもらう文章を至高とする。 Chapter1はロジックそのものの話でとても役に立った。 残り7割のChapter2〜5は文章の精査の話で、生活していればニュアンスで分かる。 だが、正しい書き方を学びたければ読むべきだとも言える。 飛ばし読みくらいが丁度いい後半だった。
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導入本。初心者向け。 ある程度文章かける自信がある人も、文章力とは何かを体系的に再認識できる良書だったと思います。
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定期的に読み返す一冊です。 自分の文章の嫌なくせと向き合うのが辛いので再読するのも腰が重かったですが、デザイン思考を勉強している流れで読み返しました。 一章で説明されている「構造シート」を作る時の頭の使い方はデザイン思考的だなと思ったり、再読することで新しい発見がありました。...
定期的に読み返す一冊です。 自分の文章の嫌なくせと向き合うのが辛いので再読するのも腰が重かったですが、デザイン思考を勉強している流れで読み返しました。 一章で説明されている「構造シート」を作る時の頭の使い方はデザイン思考的だなと思ったり、再読することで新しい発見がありました。 優しく書かれているようでいて奥深い指南書なので、文章を書くことに行き詰まるたびに何回も読み返すと思います。 コラムで挟み込まれているナタリー思想にも共感しますし、時間をかけて血肉にしていきたいです。
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1 どんな本? コミックナタリーで文章術の新人教育「唐木 塾を主催する著者が贈る「読者が完読する作文 の仕方」のノウハウが書いてある本。学のない 私でも理解できる平易な表現と人気漫画、バン ド名を出したキャッチーな例文がある本はこれ だけ。 2 ...
1 どんな本? コミックナタリーで文章術の新人教育「唐木 塾を主催する著者が贈る「読者が完読する作文 の仕方」のノウハウが書いてある本。学のない 私でも理解できる平易な表現と人気漫画、バン ド名を出したキャッチーな例文がある本はこれ だけ。 2 なんで読んだの? (1) 単純に文章力を上げたくて。 (2) 基礎から学びたい。 (3) 文章を作る上での具体的なTODO 3 構 成 全5章77項目大全形式構成205頁 あらゆる職業の人から書けないと言う悩みを耳 にする〜から始まり、文章力は簡単だけどかっ たるい作業の集積だと終わる。各章末にナタリ ーのポリシーが紹介されている。1/3弱が構造 シートで文章をプラモ化する事に。2/3以上が 文章のブラッシュアップの構成になっている。 4 著者の問題提起 良い文章とは完読される文章である。その方 法とは? 5 命題に至った理由 ナタリーの新人教育である唐木塾の経験から。 著者のライターとしての経験から。 6 著者の解 書く前の準備で文章は決まる。本書で紹介す る構造シートとブラッシュアップのテクを使え ば完読される文章ができる。 7 重要な語句・文 (1) プラモ化 (2) 何を、どれから、どれくらい? (3) 主眼と骨子 (4) 文章の速度 (5) ソリッド (6) 約物 (7) 重複は避ける。 (8) 閉じた言葉、開いた言葉 (9) 伝聞表現は弱腰感が出る。 8 感 想 単純に作文の基礎を学ぶ事ができて良かっ た。なんでも準備が大事だと言う事がよく分 かった。 刺さったのは構造シート。これなら俺でも 出来る。まずはこれから。 深く知りたい事は各種テクニック。理解は 出来たが一つ一つ使える様になるにはライタ ーぐらいの物量が必要だろう。 人に勧めるならプラモ化。普遍的なテクニ ックで何にでも通づる。 新しい文章力の教室は私には初めての文 章力の教室だった。 9 TODO (1) 後輩へのお別れの言葉を作る。 (2) 各種計画は主眼と骨子を。 (3) 質問する時も構造シートで。 10 問 い 概念とは? 11 答 え 全部一緒
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文章術の本はいろいろ読んだが、初心から上級まで使えるテクニック、心得が満載。自分が陥りがちなポイントも沢山書かれていて、身の引き締まる思い。
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書かれているテクニックについてはなんとなくながら意識できていることが多かったかなと思う。 最も印象的というかドキッとしたのは、自信がないことを述べるときにエクスキューズを挟むと記事の信頼性が落ちるということ。確かにそうだと思った。しっかり調べて裏付けして自分でも腹落ちしたものを書...
書かれているテクニックについてはなんとなくながら意識できていることが多かったかなと思う。 最も印象的というかドキッとしたのは、自信がないことを述べるときにエクスキューズを挟むと記事の信頼性が落ちるということ。確かにそうだと思った。しっかり調べて裏付けして自分でも腹落ちしたものを書くという覚悟が大切だと思った。
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あのナタリーの編集長のライティング講義を読めるなんて素晴らしい一冊。 文章、特にウェブの文章を書く人の参考になるはず。
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