スクラップ・アンド・ビルド の商品レビュー
【ひろゆき&成田悠輔】意外に神回!?文学で超ワクワクする雑談【バス旅の反省】 https://www.youtube.com/watch?v=ttMHAh_ykLM 【ひろゆき&成田悠輔】本読みたくなる!文学まったり雑談【まさかの岡田さん】 https://ww...
【ひろゆき&成田悠輔】意外に神回!?文学で超ワクワクする雑談【バス旅の反省】 https://www.youtube.com/watch?v=ttMHAh_ykLM 【ひろゆき&成田悠輔】本読みたくなる!文学まったり雑談【まさかの岡田さん】 https://www.youtube.com/watch?v=N1FmGy5aSqw これ見て読みたくなった
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朝七時前に「殺せ」と母相手にわめき散らしてからおよそ九時間後の光景だ。健斗はしかしそれをおかしいとは思わない。柔らかくて甘いおやつという目先の欲望に執着する人だからこそ、目先の苦痛から逃れるため死にたいと願うのだ
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主人公の健斗が祖父の介護を通して抱く 尊厳のある死を迎えさせようと思うことやか、祖父に対して怒鳴ったりする冷たい態度。 それが、年老いた身内を見る時にイケナイと思いながらも多くの人が抱く、リアルな感情じゃないかなと思った。
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サクサク読めるお話だった。仕事を辞め、たまに転職活動をする28歳の主人公が、「早う死にたか」と毎日ぼやく同居の祖父の望みをかなえてあげようと、「足し算」の介護を始める。はじめ、主人公はどちらかと言うとなんとなく生きているようにも見えたが、祖父の望みをかなえるという目的を持って行動するようになってから、筋トレや転職活動もいきいきとできるようになったように見えた。人は何か目標・目的を持つと、やはりいきいきと生きられるのだなと思った。 主人公だけでなく祖父も「足し算」の介護によって逆に少し元気になった…?と思えるようなところがあった。孫が積極的に介護してくれるようになって嬉しかったのかも? 過剰な介護は衰えさせて本人のためにならないという考え方も、献身的に相手に関わる介護も、相手のことを思っていたら、どちらがいいとか悪いとかないのかな、と少し考えさせられた。祖父は、主人公が、祖父の望みをかなえるための介護をしていたことに気づいていたのかな?
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車の遍歴をたどる番組で見てふと読みたくなった。 タイトルからはあまり想像つかない流れの、高齢者を取り巻く世界となかなか仕事が決まらない若者とのふれあい?というか家族模様が描かれる展開。 恋人との関係が少し気になった。 サクッと読めます。
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第153回芥川賞受賞作。 身体中に痛みを抱え、一緒に暮らす娘との折り合いも悪い祖父は、「もうじいちゃんは早く死んだほうがよか」と毎日のように繰り返す。一緒に住む孫の健斗は、その願いを叶えてやろうと考える。 願いを叶えるといっても、直接的に殺すのではなく、祖父が自分でできる...
第153回芥川賞受賞作。 身体中に痛みを抱え、一緒に暮らす娘との折り合いも悪い祖父は、「もうじいちゃんは早く死んだほうがよか」と毎日のように繰り返す。一緒に住む孫の健斗は、その願いを叶えてやろうと考える。 願いを叶えるといっても、直接的に殺すのではなく、祖父が自分でできるような仕事(服をたたむ、ものを取ってくるなど)をわざと奪い、衰えを加速させてやろうという考えなのだが、これが結果的にあれもこれもと世話を焼き、献身的に介護するような形になってしまうのが滑稽というかこの小説のおもしろいところなのか。お風呂で溺れそうになった時に祖父が発した言葉で気付いた健斗は、家を出ることを決意するのだが、別れのシーンはなんかほのぼのとしていてよかった。
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シンプルな文体。あっさりとした展開。これといった出来事も起きず、アッというまに読み終えてしまった。あまり自分には合わなかったのかなと思う。作家さんのキャラクタリスティックな部分というのが、感じられなかったのだけれど、若い世代というのはこういう感性なんだろうか。
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2022.36 モヤっとする終わり方でしたが、結末をしると悲しくなりそうな気がしたので最終的には良い終わり方だったなと思えた。 生きる苦しみを考えさせられた。 全てを手助けする介護が果たして本人のためになるのかと思った。
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第153回芥川賞受賞作。 タイトルから経済ものかと思ったら、なんと介護もの。 人を社会の部品として見て、高齢者をスクラップして、若者をビルドするという意味なら、かなりスパイシーなブラックジョークだ。 読んで思ったのは、確かに「老い様」ってあるな、ということ。 「早う死にたか」...
第153回芥川賞受賞作。 タイトルから経済ものかと思ったら、なんと介護もの。 人を社会の部品として見て、高齢者をスクラップして、若者をビルドするという意味なら、かなりスパイシーなブラックジョークだ。 読んで思ったのは、確かに「老い様」ってあるな、ということ。 「早う死にたか」と毎日ぼやいたり、何かしてやるとやたら卑屈な感じで礼を重ねたり… そんな老人にはなりたくないなぁ…と。 まあ、超高齢社会だからこそ、高齢者の精神的なサバイブはなかなか難しいのかもしれないけど。 若いうちの積み重ねが人生100年時代のためにはとても重要、ということなのだろう。
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ちょうど、今年の新成人が120万人、2021年の出生人数が80万人というのを聞き、高齢化社会に思いを馳せていたタイミングで、この本を読みました。 羽田さん作品を読むのは2作目。自分の中ではもやもやとした結末だと感じました。
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