人間の分際 の商品レビュー
愛や幸せに悩んでいたため、ヒントとなる考え方を知ることができました。 謙虚に他者に関心を持つことから始めようと思います。
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すべてのものに分際が あります。 人間にもむろん私にも。 これまでまあまあ本を 読んで、 人間は弱い者だという ことを、 弱き人間故の哀しさを 見てきました。 それでも私は性懲りも なく、 したいことが全て叶う 強さを求めてきました。 しかし不可能なものは 不可能な...
すべてのものに分際が あります。 人間にもむろん私にも。 これまでまあまあ本を 読んで、 人間は弱い者だという ことを、 弱き人間故の哀しさを 見てきました。 それでも私は性懲りも なく、 したいことが全て叶う 強さを求めてきました。 しかし不可能なものは 不可能なんですよね。 叶わないことを不服と しようとも、 あるいは諦観をもって 承認しようとも、 そんな私の思惑は一切 関係ないこの世の摂理。 それよりこの結果こそ 良かったのだと受入れ、 流されることも一つの 美学。 したいことを全てして 生きた人などひとりも いません。 己の分際を知り、この 小さな力の範囲で出来 得ることに焦点を当て、 幸せは凡庸の中にある ことを胸に留め生きて いくことですね。
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分際とは「身の程」ということだ。財産でも才能でも、自分に与えられた量や質や限度を知りなさいということなのだ。 気になった言葉は次の通りです。 ・人間の世界には、どんなになそうとしてもなし得ないことがある。その悲しみをしるのが人間の分際であり、賢さだろう。 ・私たちが体験する...
分際とは「身の程」ということだ。財産でも才能でも、自分に与えられた量や質や限度を知りなさいということなのだ。 気になった言葉は次の通りです。 ・人間の世界には、どんなになそうとしてもなし得ないことがある。その悲しみをしるのが人間の分際であり、賢さだろう。 ・私たちが体験する人生は、何が勝ちで何が負けなのか、その時はわからないことだらけだ。 ・年老いてぼけた自分の父母を何十年も介護し続け、ほとんど自分の人生を犠牲にしながら、誰からも注目もされず、もちろんメダルももらわなかった人の方が、私はずっと偉人だと思うのである。 ・人にはそれぞれ持って生まれた器というものがございます。それはどうにも致し方ございません。土のうちならば、まだ作る壺の大きさは変えられます。しかし焼き上がった壺はもう大きさをどうすることもできません。 ・人の心の内面を知り、それを裁くのは神だけだ。と聖書は書いている。 ・人の生き方は外見や能力とはあまり関係ない。運命を受け入れ、そこからそれぞれの道を歩き出す気力があるかないかの違いなのだ。 ・私は、うまくいかない時にはいつも神さまから「お前は別の道を行きなさい」という指示があったと思うんですね。 ・人にはすべて運命というのがあるんです。その運命には変えることができない部分がある。 ・人間は常にどこかで最悪のことが起こるかもしれないという覚悟をしておくべきだ。 ・「人間は平等」と日本人は教えられたが、しかしこれはれっきとした嘘であった。 ・子供は徹底して、親しい他人、と思ったほうがいい。 ・私の弱点をさらすことによって、相手は慰められるのである。 ・愛ほど腐りやすいものはない ・幸福の概念を創り出す力だけは、たった一人の孤独な作業によるのである。 ・人と同じことをしていては幸せになれない ・幸福の秘訣は、受けて与えることだ、と私は知っている。 ・心配とか恐怖とかいうものは、人間が不必要なものをたくさん所有している時に起きるものなのだということを、私は知りました。 ・生きる人の姿勢は大きく分けて二つの生き方がある。と私は良く思うのである。得られなかったものや失ったものだけを数えて落ち込んでいる人と、得られなくても文句は言えないのに幸いにももらったものを大切に数え上げている人と、である。 ・目的は常に一つしかかなえられない。一番大切なことから果たしていって、後は捨てることである。 ・職業は好きでなければならない。これが唯一、最大、第一にして最後の条件である。 ・人が生きるということは、働いて暮らすことなのだ。 ・成功のたった一つの鍵は、忍耐なのである。 ・誰もが苦しみに耐えて、希望に到達する。努力に耐え、失敗に耐え、屈辱に耐えてこそ、目標に達することができるのだ、と教えられた。 ・人並みなことをしていては、人並みかそれ以下にしかならない。それだけの努力しかしなかったのだから、それだけの結果しかもらえなかったのだ。日本は公平な国なのである。 ・妻に対して、あるいは夫に対して、この人と結婚してよかったと思わせることは、多分、「ささやかな大事業」である。 目次は以下です。 まえがき 第1章 人間には「分際」がある 第2章 人生のほんとうの意味は、苦しみの中にある 第3章 人間関係の基本はぎくしゃくしたものである 第4章 大事なのは「見捨てない」ということ 第5章 幸せは凡庸の中にある 第6章 一度きりの人生をおもしろく生きる 第7章 老年ほど勇気を必要とする時はない 出典著作一覧
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若い頃よく読んだ作者。作品を抜粋しながら人生訓を語られる。世代の差を感じてしまったのは、自分が大人に成長したからか...。よく上の年代の方が今を否定しがちなのは仕方ないが、私にはあまり意味がない。
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今までの著作から大事なところ?をカテゴリーごとにまとめたもの。え?こういう本の作り方もあったんだ。なんだか、騙されているような。これだと、いくらでも生産できる。新たな発信が何もない。構成の巧みさだけ。
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寄せ集めなだけで、これが本として成り立つのか不思議に思う。 大切な教えの部分を切り取っているが、前後の内容もなくこの部分だけを読んでも記憶に残るかどうか、、
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全7章からなる抜粋集。 人間には「分際」がある。 からはじまり、 苦しみがあるからこそ人生は豊かであること。 そして 人間関係なんてうまくいかないのが当たり前。 それでも見捨てず、諦めないこと。 幸せはそんな凡庸な日々に溢れていて それは自分次第におもしろくできるかである。 そ...
全7章からなる抜粋集。 人間には「分際」がある。 からはじまり、 苦しみがあるからこそ人生は豊かであること。 そして 人間関係なんてうまくいかないのが当たり前。 それでも見捨てず、諦めないこと。 幸せはそんな凡庸な日々に溢れていて それは自分次第におもしろくできるかである。 そして死について最後には語られている。 一冊の中に生命の動きを感じる。 「分際」とか「身の丈」というものは私はあまり好きではないし 少しイマドキではない感もある。 しかしながら、長く生きてこられた方の言葉の重みは確かにあり 最終章の死について書かれた章は少し涙してしまいました、、
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書き下ろしじゃなかった事に残念。ちゃんと見て買えば良かった……けど、知らないよりは知ってた方が……ぐらいの名言は数々ありました。名言集なので疲れはしないけど、残るものもない感じ。かなり、残念。
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第一章 人間には「分際」がある 人間には変えられない運命がある そもそも人間は弱くて残酷で利己的である 卑怯でない者はいない 人生には祈るしかない時もある ! 寿命を延ばすことは正しい行為か……ほか 第二章 人生のほんとうの意味は苦しみの中にある 不幸のない家庭はな...
第一章 人間には「分際」がある 人間には変えられない運命がある そもそも人間は弱くて残酷で利己的である 卑怯でない者はいない 人生には祈るしかない時もある ! 寿命を延ばすことは正しい行為か……ほか 第二章 人生のほんとうの意味は苦しみの中にある 不幸のない家庭はない 人生は能力ではなく、気力で決まる ! うまくいかない時は「別の道を行く運命だ」と考える ! 人間は死の前日でも生き直せる ! 生涯における幸福と不幸の量はたいてい同じ‼️ほか 第三章 人間関係の基本はぎくしゃくしたものである 人は誤解される苦しみに耐えて一人前になる 褒められてもけなされても人間性に変わりはない ! 誤解されても堂々と生きる 誰からも嫌われていない人は一人もいない ! 他人を傷つけずに生きることはできない……ほか 第四章 大事なのは「見捨てない」ということ 「許す」という行為は生きる目的になりうる 愛ほど腐りやすいものはない 愛は憎しみの変型である 人間の悲しさを知ることから愛が生まれる……ほか 第五章 幸せは凡庸の中にある 見た目と幸福感は一致しない 「もっとほしい」という欲望が不幸を招く 人に何かを与えることが幸福の秘訣‼️モノがあふれていると精神が病む 感謝することが多い人ほど幸せになる…ほか 第六章 一度きりの人生をおもしろく生きる 「人並み」を追い求めると不幸になる ‼️ 何かを捨てなければ、得ることはできない ‼️ 話のおもしろい人は、人より多くの苦労をしている 他人の評価にすがる人は永遠に満たされない 報復すると人生が台無しになる……ほか 第七章 老年ほど勇気を必要とする時はない 老いと死がなければ、人間は謙虚になれない 誰でも人生の終盤は負け戦 昨日できたことが今日できなくとも、静かに受け入れる 人間の一生は苦しい孤独な戦いである ! 満ち足りて死ぬための準備……ほか
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
曽野さんの各エッセイをまとめた本。 つぎはぎ感があり、あまり心に響くものではなかった。 神とかキリスト教とかってワードが多くて、少しうーんとなってしまったのが正直な感想。ただ、書いてあることは結構いいこともあって、今後生活を送っていく上で意識してみようというところはいくつかあった。 「信じるという行為は疑うという操作を経て成立するもの」。これは印象的でした!
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