21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由 の商品レビュー
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本書で紹介されていたデザイン思考を構成するいくつかの要素のうち、「イノベーション」の実現のため、私が特に大事だと感じたのは下記の3つ。 ①ユーザーへの共感 ②発想の飛躍 ③プロトタイピング ①②アイデアを考え出す前の初期段階に、ユーザーのニーズや課題を「自分のこと」として捉えられるようになることが大切。斬新なアイデアも、ユーザーのニーズや課題から乖離してしまっては意味が無い。 ③アイデアの実現には、プロトタイピングが重要であることを学んだ。本書を読んで、アイデアは「考え」に過ぎず、最初は実体を持たないということに改めて気づかされた。プロトタイピングは、アイデアに実体をもたせるためのステップ。アイデアは実体をもつと、途端に具体的・本質的な改善が行いやすくなる。結果、実現に至るまでのスピードは向上し、実現の可能性を大きく高めることができる。 私は、デザイン思考のメソッドをまるまる取り入れるには難しい仕事をしているが、上記の学びだけでも今すぐ実践したいと思った。
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デザイナーは人間中心とした設計にすることに長けている。マーケッターとも違う。ビジネスとの対比。左脳がビジネス。 方法としては、現地に行き、ストーリーと課題を織り出し、プロトタイプを作る。作りながら考えるスタイルをとる。旅人→ジャーナリスト→編集者→クラフトマン 発想の仕方としては、問いや、歴史、地域を拡げて考え、付箋を整理してストーリーをつくる。 リサーチ→分析→統合/課題の再定義→プロトタイピング 今後のキャリアとしては、デザイン、ビジネス、エンジニアリングを越境する能力を身につけるべし。 一連の流れを、図にしてくれているので、今後チームを組むときの全体の流れを示す際にすごい良いと思う。116p。また、過去のプロジェクトに対しての反省に使って、どうすべきだったかを改めて考えたい。
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最近デザイン思考についての本やテレビなどでの特集が多い。 それは世界的にホワイトカラーに対してイノベーションができるクリエーターとなる素養をもつ人材が求められていると言うこと。 一昔前にMBAを目指していた層の一定数が、スタンフォードのd.schoolなどでデザインを学んでいると...
最近デザイン思考についての本やテレビなどでの特集が多い。 それは世界的にホワイトカラーに対してイノベーションができるクリエーターとなる素養をもつ人材が求められていると言うこと。 一昔前にMBAを目指していた層の一定数が、スタンフォードのd.schoolなどでデザインを学んでいると言う事と理解した。
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デザイン思考とは何か?が分かりやすく書かれています。実際にどのような手順で、どういったことに留意しながら進めればよいのか、ツールの紹介も含めてとっても丁寧!授業づくりの参考にした書籍です。ぜひ振り返り、復習にお読みください。
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デザインスクールで学べること、デザイン思考の進め方(かなり詳細な、持ち物や環境についてなど)について学べた。ロジカルシンキングとの違いを明確にしながら記載されているのが面白かった。 ロジカルシンキングは、型に入れて落とし込むのに対し、デザイン思考は自由な発想で発散させ、カオスな状...
デザインスクールで学べること、デザイン思考の進め方(かなり詳細な、持ち物や環境についてなど)について学べた。ロジカルシンキングとの違いを明確にしながら記載されているのが面白かった。 ロジカルシンキングは、型に入れて落とし込むのに対し、デザイン思考は自由な発想で発散させ、カオスな状態を楽しむ全く違う方法なのでイノベーションが生まれやすいのだと思った。また、これからの時代に必要な人材など知れて良かった
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寄り道して帰るようで、おもしろかった。 デザインをビジネスに適用し、21世紀のビジネスリーダーになろう が問題提起です。 ◼️創造的問題解決の羅針盤 3章 が肝で プロセスには 1→∞ 0→1 の2つのパターンがあって、 ビジネス思考は、1→∞ デザイン思考は、0...
寄り道して帰るようで、おもしろかった。 デザインをビジネスに適用し、21世紀のビジネスリーダーになろう が問題提起です。 ◼️創造的問題解決の羅針盤 3章 が肝で プロセスには 1→∞ 0→1 の2つのパターンがあって、 ビジネス思考は、1→∞ デザイン思考は、0→1 で、デザイン思考の、細部のプロセス解説にはいります、 他、ポストイットの使い方などあって、デザイナーとしての細部へのこだわりがうかがえます。
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著者が今まで培ってきたデザイン思考の経験から、凝縮されたプロセスやノウハウが詰め込まれている。デザインに留まらず、幅広い分野の理解もあり、まさにH型人材を体現した著者だからこその一冊だと言える。
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壮大なタイトルに負けない内容だったと感じた。 結論としては「デザイン思考は、新しい切り口、課題を見つけ、解決策を考えるためのツールとして必要」という内容だった理解。 課題が見えていない、見えていても既存の方法では解決ができない、というときに活用する。また、課題の見つけ方も従来の左脳の世界ではなく、右脳と左脳を行き来するような方法を必要とする。 将来のイメージを語れる人材と非常に相性が良い、とも感じた。 また、実際の方法論(特にリサーチや統合に向けた箇所)は実業務で参考になる。最近のはやりのワードということではなく、「だから必要」ということが理解できた。 別段個人で枠を超えられたり、いろんな人材になれたり、経験を持てたりしていれば「協働」などは不要。だが、そんな人はいない。ましてや新しい領域をつくらなければいけない、という時代観において。 これ以上の発展、課題解決は必要なのか、という視点も一方で持つべきものだとも感じる。
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プロトタイプ作る前に見れてよかった http://www.hitachi.co.jp/products/it/it-pf/mag/bba/11/index.html
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★学びメモ ・新しいことを考え出す「6つの感性」(『ハイ・コンセプト』より著者改変) 機能だけでなく「デザイン」 議論よりは「物語」 個別よりも「全体の調和」 論理ではなく「共感」 まじめだけでなく「遊び心」 モノよりも「意義」
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