お家賃ですけど の商品レビュー
先日亡くなった横綱「曙」について、能町みね子さんが書いた新聞記事を読み、その躍動するような文章に惹かれて本書を購入しました。彼女の原点がここにあります。築40年の「加寿子荘」も大家の加寿子さんも、昼の会社の社長も夜の師匠も、全部が愛おしい。
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こっ、これは、ホントに平成ですかっ? 昭和すぎる、懐かしすぎる!リアル「れんげ荘」(b y群ようこさん)ですね。 「オカマだけどOLやってます」で、一人暮らしをなさった「風呂なしアパート」はここだったのですね。加寿子さんの「うふふ」がまたキュートです。
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加寿子荘への愛とオーエル時代の話 自分のおばあちゃんだけじゃなく、よそのおばあちゃんのことも可愛い!癒される!発言 優しい方なんだなと思いました
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ですます調と言い切り口調(〜だ)は混ざっていてもいいのでは派だったが、いざ他人の文章として読んでみるとリズムを掴むのが難しく気持ち悪く、ついていけない。 文の流れに乗れたかな?と思ったら橋を外されたりつんのめったりするばかりで、読むこと自体がストレスになり、読み進められなかった。...
ですます調と言い切り口調(〜だ)は混ざっていてもいいのでは派だったが、いざ他人の文章として読んでみるとリズムを掴むのが難しく気持ち悪く、ついていけない。 文の流れに乗れたかな?と思ったら橋を外されたりつんのめったりするばかりで、読むこと自体がストレスになり、読み進められなかった。 古いものやぼろぼろのものを愛する、しかも骨董的な見方でなくありのままで価値を見出す視点は目新しくて素敵だと思った。 他人を一歩引いて見ていて、馬鹿にせずに面白がるところもいい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
群ようこさんのれんげ荘もさぞや、と思うほど昭和チックな加寿子荘。 そこでの暮らしが、ですます調で丁寧に綴られていて、思わず戦後の日本女性の日記を読んでいるかのような錯覚に陥ります。 最初に加寿子荘に住んでいた時と、二度目に住むときの性別が違うとは、80過ぎの加寿子さんにとっても初めての経験なのでは? ちなみに、ワタクシ昭和31年から10年ほど、雑司が谷の深山荘と言うアパートに暮らしておりました。 子どもだったから具体的なことは語れないけれど 雰囲気は果てしなく加寿子荘。
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オーエル時代 お師匠さんとの呑み アルバイト先の社長からの顧問へのアプローチ 性転換手術 ガス風呂と循環器の症状 加寿子荘 牛込 おばあちゃんの死 ミクシィ日記 手術にわくわくする 古い建物がすき 変な扉!なんて最高かよ 共通点だ 和式トイレは勘弁
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会社を辞めて築40年を超えた下宿風アパート「加寿子荘」で暮らし始めたのは、著者が22歳の頃。 大好きなこのアパートを1年で引き払い、それから1年9ヶ月して彼女は「加寿子荘」に戻ってきた。名前と性別を変えて…。 今から15〜20年くらい前のことではあるけれど、こういう物件が東京に...
会社を辞めて築40年を超えた下宿風アパート「加寿子荘」で暮らし始めたのは、著者が22歳の頃。 大好きなこのアパートを1年で引き払い、それから1年9ヶ月して彼女は「加寿子荘」に戻ってきた。名前と性別を変えて…。 今から15〜20年くらい前のことではあるけれど、こういう物件が東京にもあるのだ、ということにまず感動を覚える。 古い一軒家を使った下宿のようなアパートで、1階には大家さんの加寿子さん(推定80代)が住んでいて、時々世話を焼いてくれる。 著者の能町みね子さんが性転換をする前に住んでいて、女性になってからしばらくしてまた戻ってきた「加寿子荘」。それだけ彼女にとっては住みやすく、思い入れのある物件なのだということが、読んでいても分かる。 鋭い観察眼で描写される他の住人のあれこれ、仕事のこと、「加寿子荘」に住んでいて起こること(言うこと聞いてくれないお風呂の湯沸かし器とか)、性転換手術の前後に体調を崩して入院した時の出来事(これもまた鋭い観察眼で同室の人たちのことをよく見ている)など、基本は当時のミクシィの日記に書かれていた文章がエッセイ化されたものらしい。 能町さんの著作は最近のものも読んでいるけれど、20代の頃から観察眼は鋭かったのだなぁと思わされる。シンプルに、読んでいてとても面白い。 「加寿子荘」の能町さんが住んでいた部屋と思われる写真が時々差し挟まれていて、画としても想像しやすかった。
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群ようこさんのれんげ荘を彷彿させるエッセイだった。たぶん長続きしないが、短期間だけこういう、風呂無し古アパートに住んでみたいと思わせる。のうまちさんのように楽しめる感受性がないと、生活を続けるのは難しそうだけど。
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好奇心を大切にして生きていきたいなぁと思い直した本。色んな人がいいなと思うものを私も生きている間にたくさん目にして耳にしたいと思う。
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能町みね子「お家賃ですけど」https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167904302 読んだ。内容はともかくうーん文体がつらいな、と思ったら元はブログだった(ブログ!単語が懐かしい!)なるほど。でも同じく元ブログの性転換の話はすごくい...
能町みね子「お家賃ですけど」https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167904302 読んだ。内容はともかくうーん文体がつらいな、と思ったら元はブログだった(ブログ!単語が懐かしい!)なるほど。でも同じく元ブログの性転換の話はすごくいいのになーやっぱり文芸っぽく仕立てるにはブログ文とは相性悪いってことかな(おわり
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